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撃っても敵は死なない―汚染を消す“逆さまの銃撃戦”『Alex & Arty』9月16日Steam配信

投稿: 2026/08/03by 編集部7分で読めます
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惑星グラッドネス。本来は色と光にあふれていたはずの星が、いまは「Crud」と呼ばれるヘドロ状の汚染に飲み込まれている。そこへ叔父ソロモンと宇宙船タラリアで降り立った若い技術屋のアレックスと、光を宿す不思議な生き物アーティが出会う——バルセロナのRolldBox Gamesが作る探索アクションアドベンチャー『Alex & Arty』が、9月16日にSteamで配信されるにゃ。ブラジルのパブリッシャーJataí Gamesと組んでのグローバル展開で、Steamストアページの表記自体はまだ「2026年9月」どまりだが、日付は9月16日で固まっている。

「撃っても敵は死なない」——リバースコンバットとアイオナイザー

この作品でいちばん変わっているのは、銃を撃つ動作の意味そのものにゃ。開発元は自分たちの戦闘を「Reverse Combat(リバースコンバット)」と名付けていて、いつもの射撃ボタンを押した結果が「敵を倒す」ではなく「ヘドロの塊を溶かして、その一帯を除染する」になる。撃つほど星がきれいになっていく、逆向きのシューティングというわけだ。

その手段になるのが、アレックスの道具「アイオナイザー」。もともとはドレイファス博士から渡された、汚染から身を守るための特殊なブレスレットだった。ところが装着して使おうとした途端に素材が過熱して壊れてしまい、機械いじりに目がないアレックスが部品を集めて自力で直したところ、イオンを撃ち出して汚染を中和する装置に化けた——という出自が、開発元がSteamで公開している開発日誌で説明されている。

やっかいなのは、汚染が一種類ではないこと。濃度も性質も違う汚染があり、初期のイオンビームでは反応しない相手も出てくる。道中で拾った素材を組み替えてアイオナイザー自体を強化し、「何が浄化できて、何がまだ無理なのか」を試しながら進んでいく作りになっている。全部きれいにできるかどうかは、遊んで確かめてほしい、という言い方をしているあたりも含めて、掃除そのものが攻略対象になっているにゃ。

相棒のアーティは、グラッドネスの本質である「アニマ」の光を実体化できる唯一の生き物という設定。他の生き物のなかに眠るアニマを強めることができて、その力で自分の姿を変える。開発元が「Artyfied(アーティ化した)バージョン」と呼ぶ変身形態で、それぞれ移動能力がまったく違うから、行けなかった場所へ届くようになるという流れだ。

変身のもとになるのが、グラッドネスに棲む生き物「ディリマル」たち。ウルフェイン、リザイナード、ドラゴノイド、マグマリン、タートリンといった面々が挙げられていて、サイズも行動も揃っていない。なかでもリザイナードは壁を登れる大型のトカゲで、大きな体で斜面から斜面へ移り続ける処理の調整に相当苦労した、と開発側は振り返っている。しかも彼らには乗れる。アレックスとして騎乗して移動できるほか、アレックス自身はホバーボードでも移動する。

汚れた星を色で塗り直し、拠点を建て直す

公開されているトレーラーを見ると、この作品が押し出したいのは戦闘よりも「変化の見た目」なのがよく分かる。くすんだ紫や灰色に沈んでいたエリアが、浄化とともに彩度を取り戻していく。開発元は、マップごとに見分けがつくカラーパレットを組み、汚染された状態と再生後の状態の落差を色と光で語らせるために、かなりの時間をテストと調整に使ったと明かしている。エフェクトも300種類以上を新規に作っているそうで、「環境そのものに喋らせたい」という言い方をしていた。作中のアートはすべて人の手によるもの(Human Made)だと明言している点も、いまどきわざわざ書いてあるだけに目を引く。

やることは掃除だけではなくて、拠点づくりも入る。朽ちた建物を直し、止まっていた技術を再起動させ、自分の集落を設計して建てる。物語の側では、この汚染をまき散らした元凶として企業の存在が示されており、拠点となる「ルーサーIV複合施設」も、その企業K-Foundryが建てたものという設定で組み立てられている。星を掃除しながら、誰がこうしたのかを掘っていく構造にゃ。

変わり種として、公式サイトではゲーム内の行動が現実にも影響し、プレイヤーに公式の証明書が発行されると書かれている。具体的にどの団体とどう連携するのかまでは公開されていないので、そこは配信後の続報待ちにゃ。

購入前に確認しておきたい実務的なところも整理しておく。まず対応言語は8つで、英語・スペイン語(スペイン)・カタルーニャ語・ポルトガル語(ブラジル)・フランス語・イタリア語・ドイツ語・簡体字中国語。このうちどれもインターフェイスと字幕のみで、フル音声の欄にチェックが入った言語はひとつもない。日本語はストアページに「サポートされていません」と明記されている。

動作環境と対応状況は以下の通り。

  • 対応OS: Windows のみ(Mac・Linux版の記載なし)
  • 最低動作環境: Windows 10 64bit / Core i5-8260U / メモリ8GB / GeForce GTX 1080 / 空き容量10GB
  • 推奨動作環境: Windows 11 / Core i7-11800H / GeForce RTX 3070 8GB / 空き容量15GB
  • 機能: シングルプレイヤー、Steam実績、コントローラー部分対応、ファミリーシェアリング

価格はまだ公開されていない。体験版は今年2月のSteam Next Festで配信されていたが、現在ストアページにデモは置かれていない。バルセロナのスタジオが数年かけて積み上げてきた星が、9月16日にようやく開く。

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