3年経っても8,499円のまま ― 『Baldur's Gate 3』は定価で買って損しない側か、Steamの数字で確かめる
Redditのr/Steamあたりで定期的に湧いてくる話題がある。「セールを待たずに定価で買って、それでも一度も後悔しなかったゲームは何か」というやつにゃ。安くなってから買うのが当たり前になった今、わざわざ満額を払った記憶が残っているタイトルは、そう多くない。
その流れで名前が挙がりやすいのが『Baldur's Gate 3』。ただ、思い出話だけだと「そう言われても」で終わってしまうので、Steam側に残っている数字のほうを並べてみることにしたにゃ。
値札は動いていない。今日も8,499円

まず前提から。早期アクセス開始が2020年10月6日、正式リリースが2023年8月3日。そして本日2026年7月26日時点のSteamストアページを見ると、価格は8,499円で割引はかかっていない。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | ¥8,499(本稿執筆時点で割引なし) |
| 正式リリース | 2023年8月3日 |
| 早期アクセス開始 | 2020年10月6日 |
| 対応OS | Windows 10/11 64bit、macOS 14.7.1以降(Apple M1以降) |
三年近く経った大作が、投げ売りの常連になっていない。ここが「定価で買っても悔しくない」という感想を生んでいる土台だと思うにゃ。逆に言えば、大幅な値引きを待つ買い方が通用しにくいタイトルでもある。9,800円のTPSが70%オフの2,940円まで落ちるような世界とは、値段の動き方がまるで違う。
割引を粘って待つ派の人は、Steam側の検索条件を使って値下がりを拾う手もあるので、以前まとめた記事も合わせてどうぞ。
84万9,059件が積み上がった先の96%
Steamのレビュー総数は849,059件。うち好評が821,835件で、比率にすると約96%。評価は「圧倒的に好評」のまま維持されている。
数字がここまで大きくなると、初動の熱狂だけでは説明がつかない。発売直後に駆け込んだ人も、去年始めた人も、同じ方向を向いて評価を置いていったということにゃ。

日本語はテキストまで。音声は英語のみ

ここは買う前に必ず確認しておきたいところ。ストアページの対応言語欄では日本語がしっかり並んでいるけれど、フル音声対応の印が付いているのは英語だけにゃ。つまり日本語はインターフェースと字幕まで、キャラクターの声は英語で聞くことになる。
膨大な会話量が売りの作品なので、「字幕を追い続けられるか」は結構な判断材料になる。日本語で書かれたレビューは1,107件中964件が好評で、比率でいえば約87%。全体の96%より少し落ち着いた数字なのは、この言語まわりの体験差も混じっているのかもしれないにゃ。
最後の大型パッチは2025年4月15日、その後もホットフィックスは続いた
Steamの公式ニュース欄に残っている記録だと、2025年4月15日に「The Final Patch: New Subclasses, Photo Mode, and Cross-Play」が配信されている。12種の新サブクラス、フォトモード、プラットフォームをまたぐクロスプレイが、追加料金なしで乗った回にゃ。
ラリアンはこの回をもって新規コンテンツの追加を締めくくり、次の作品へ向かっている。この節目に合わせて公開されたアニメーションショートがこちら。
「最後」と銘打った後に放置されたかというと、そうでもない。公式のニュース欄を遡ると、2025年9月、11月、そして2026年3月にもホットフィックスが配信されている。新要素は増えないが、壊れたところは直る。定価で買った人にとって、この差はわりと大きいにゃ。


三年目の平日でも、5万人以上が潜っている

本稿を書いている最中にSteamの同時接続数を取得したら、59,437人だった。シングルプレイ中心のRPGが、発売から3年近く経った平日にこの数字を保っているのは普通ではないにゃ。
セール待ちが賢い買い方であることは変わらない。ただ、値札が下がるのを待つ意味は、その間に自分が遊べない時間とセットで考えるものでもある。8,499円を三年間そのまま提示し続け、96%の好評と5万人超の同接がまだ動いている——「定価で買った記憶が悪い思い出になっていない」という声が集まるのは、このあたりの積み重ねなんだろうと思うにゃ。
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