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戦争の街で、それでもパンを買いに行く——無料の新作『Breadwalk』が配信開始

投稿: 2026/07/19by 編集部5分で読めます
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戦争が続く国。でも、主人公がやることはひとつだけ——パンを買いに行く。それだけにゃ。

ウクライナの開発者 ElvenNeko がひとりで手がけた『Breadwalk』が、2026年7月17日にSteamで配信を始めた。価格は無料。英雄も、勇気ある突撃も、感動的な自己犠牲も出てこない。前線のずっと後ろで、ただ生き延びようとする人たちの一日を歩く、そんな短い物語だ。

銃声は聞こえない、パン屋の場所だけが問題だ

舞台は戦時下の街。とはいえプレイヤーが立つのは戦場ではなく、その裏側の日常のほうだ。ストアの言葉を借りれば「前線の向こう側で、市民がどう日々をやり過ごしているか」を見届ける作品で、公式は本作を`Story Rich`(ストーリー重視)で`Emotional`、そして`Philosophical`(哲学的)なウォーキングシミュレーターと位置づけている。

やることはシンプル。街を歩き、風変わりな住人たちと言葉を交わしながら、目当てのパンにたどり着く。派手なアクションはないぶん、交わす会話や道すがらの景色に物語が染みこんでいくタイプにゃ。

開発者はウクライナで暮らしていて、本作の多くは自分が実際に目にし、経験したことから着想を得ているという。戦争を題材にしながら、勇ましさよりも「壊れた生活の欠片をかき集める人々」のほうへ視線が向いている——そこが、いわゆる戦争ゲームとはっきり違う手触りを生んでいる。

隠しエンディングは3つ、周回で開く仕掛けも

一本道に見えて、実は結末は3つ隠されている。公式が明かしているヒントいわく、街に入ったら左へ進み、あるメモを探して「数を数え始める」こと。数が合っていれば、その条件は2周目で満たせる——という、ちょっとひねくれた導線になっているにゃ。中には超自然的な、ハロウィンめいた仕掛けの結末もあるという。

一周は短め。開発者自身も「短い旅、でも願わくば忘れがたい一本に」と添えている。腰を据えて長く遊ぶというより、空いた時間にすっと入り込んで、余韻を持ち帰る種類の作品だ。実績は33個用意されているので、全エンディングと合わせてやり込む余地はしっかりある。

無料、Windows専用、そして日本語は入っていない

遊ぶ前に確認しておきたい実務的なところを、項目ごとに整理しておくにゃ。特に言語まわりは勘違いしやすいので、UI・音声・字幕を分けて見てほしい。

項目内容
配信日2026年7月17日
価格無料(Free to Play)
対応プラットフォームWindows のみ(7/8/8.1/10、32/64bit)
対応言語(UI)英語・ウクライナ語
対応言語(音声)英語・ウクライナ語
対応言語(字幕)英語・ウクライナ語
日本語対応なし(UI・音声・字幕いずれも非対応)
ストレージ約1.5GB
実績33個

見ての通り、日本語は現状どこにも入っていない。UIも音声も字幕もすべて英語かウクライナ語なので、テキストを読み解きながら進める前提になる。対応OSもWindows専用で、MacやLinuxのネイティブ対応は用意されていない点も押さえておきたい。

なお本作は、無料本体とは別に「支援者向けパック」も複数用意されている。気に入ったら作者を応援する、という受け取り方でいいと思うにゃ。

AIの使用箇所は、開発者自身が明記している

もうひとつ、遊ぶ人の判断材料として。Steamのストアページでは、本作が一部にAI生成コンテンツを含むことを開発者が自分で開示している。対象は「サウンド、カットシーン、いくつかの画像」とのこと。どこを人の手で作り、どこをAIに任せたかをきちんと明示している姿勢は、ひとりで戦時下から作品を届けている作り手として、むしろ誠実な部類だと思う。

戦争の話なのに、掲げるのはパン一斤。その落差そのものが、この作品のいちばんの語り口にゃ。無料でさっと入れるので、気になったらまずは歩いてみてほしい。

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