『Chrona & Sirona』Steamページ公開 ― TPが1つ貯まるごとに全ステータスが2%上がるターン制RPG
コマンドバトルで「今は攻撃を我慢して溜める」という選択をしたとき、ふつうは次の一撃が強くなるだけだよね。『Chrona & Sirona』は、その溜めているあいだずっと本人が強い。主人公クロナだけが持つテンションポイント(TP)は、1つ貯まるごとに全ステータスが2%上がる。つまりTPは「必殺技の燃料」であると同時に「素の強さそのもの」でもあるわけで、技を撃った瞬間にクロナは弱くなる。
個人開発者のKiichiが手がけるこの2.5DのターンRPGが、Steamに配信予定として登場した。
TPを消費すれば強力な技が飛ぶ。でも消費した分だけステータス補正は消える。この二重の意味づけがあるせいで、「ここで撃つか、あと数ターン我慢するか」の判断が、単なるリソース管理より一段ややこしくなっている。溜め切ったクロナは通常攻撃だけでも別人の火力になっているはずで、技を温存し続けるプレイもたぶん成立する。逆に、長期戦で削られる前に吐き出す判断もある。Steamのストアページではここを「状況に応じて判断する戦略性のあるバトル」と説明していて、要は毎ターン天秤にかけろということみたいだね。



クロナとシロナ、同じ顔の二人
物語の出発点はお茶会。退学寸前の魔法学校生クロナは、お嬢様の同級生シェリルに誘われて、しぶしぶ席に着く。ところが翌日、そのお茶会に参加していたメンバーが行方不明になり、クロナはシェリルから犯人に仕立て上げられてしまう。追っ手から逃げる最中に出会うのが、自分と瓜二つのシロナ。
なぜシェリルは濡れ衣を着せたのか。シロナは本当にただ似ているだけの人間なのか。ストアページの紹介文はこの2つの疑問を並べたところで止めていて、答えは伏せられている。タイトルが2人の名前を並べている以上、シロナの側にも相応の事情があるとみていいはずだけど、そこから先は公開されている範囲では分からない。
公開されているスクリーンショットを見るかぎり、フィールドはドット絵のキャラクターを立体的な背景に置く2.5Dの作り。戦闘画面は横から見たオーソドックスなコマンド式で、画面まわりの情報量は多くない。同じように個人規模で作られたターン制RPGがSteamにストアページを出す流れは最近わりと続いていて、寄生生物と融合して戦う『Stillsun Ark』もそのひとつ。
対象はWindowsのみ。要求スペックは今のPCゲームの水準で見るとかなり控えめで、最低要件のグラフィックスは「OpenGL 4.4以上対応」としか書かれていない。
| 項目 | 最低 | 推奨 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10 64bit | Windows 10 64bit |
| CPU | Core i3-4340 | Core i5-8400 / Ryzen 5 1500X |
| メモリ | 8GB | 16GB |
| GPU | OpenGL 4.4以上対応 | GTX 1650 / RX 570 / Arc A580 |
| ストレージ | 12GB | 12GB |
対応言語の欄に並ぶのは英語と日本語の2つだけで、フルオーディオ対応を示す印は付いていない。シングルプレイ専用で、コントローラーは全面サポート。ストアの分類には「自分のペースでプレイ可能」も入っている。
発売日の表記は「近日登場」で、日付も価格も出ていない。TPを溜めきったクロナがどれくらい理不尽な強さになるのかは、遊べる形になるまで確かめようがない。
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