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1015人、全員が主人公。歴史サンドボックスRPG『Crown & Coin』が11月4日に早期アクセス開始

投稿: 2026/07/14by 編集部5分で読めます
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騎士でも、商人でも、名もなき農奴でもいい。百年戦争のただ中に実在した人物の“誰か一人”を選び、その一生をまるごと生き直す——そんな骨太な歴史サンドボックスRPG『Crown & Coin: The Hundred Years(百年戦争)』が、2026年11月4日にSteamで早期アクセスを始めるにゃ。作っているのは日本の個人開発スタジオ MUZINA GAMES。魔法もドラゴンも出てこない、徹底考証の中世がまるごと遊び場になる一本だよ。

誰を選んでもいい、その数なんと1015人

この作品の背骨は「全1015人の実在人物が、全員プレイ可能」という一点にある。ジャンヌ・ダルクやエドワード黒太子のような教科書級の英雄から、後世に“偽ジャンヌ”として知られるデザルモワーズのような曲者、さらには無名の傭兵や医者、鍛冶屋まで。歴史記録に残る人々がそれぞれ自律的に動き回り、その中の一人としてプレイヤーは乱世に飛び込むにゃ。

騎士として武勲を重ねて名を刻むもよし、英仏どちらにも与せず新国家を打ち立てて両王朝を叩き潰すもよし、商人や野盗として戦火のどさくさで財を貪るもよし。生き方は完全にこちら任せだよ。

下敷きはあの“立志伝”、でも中身はガチの中世

遊び心地の手本になっているのは、光栄(コーエー)の名作『太閤立志伝』シリーズ。一人の人物に成り代わって時代を渡り歩く、あの自由なロールプレイの系譜にはっきり連なっているにゃ。技能は剣術・弓術といった武芸から、算術・医術・鍛冶まで全15種類。腕っぷしで成り上がるも、頭と手に職で生きるも思いのまま。

ただし本作の売りは、そこにファンタジー要素を一切足していないこと。舞台となる百年戦争(1337〜1453年)の史実を丁寧に敷き詰め、史実イベントも起きれば、選択次第で歴史そのものを書き換える“もしも”にも踏み込める。行き着く結末は22枚のタロットカードに対応したマルチエンディングで、コレクション要素にもなっているのが心憎いところだよ。

開幕は5つ、始めたい“戦争のどこか”を選ぶ

スタート地点は年代の異なる5つのシナリオから選べる。黒死病が忍び寄る開戦期から、オルレアンの乙女=ジャンヌ登場の局面まで、好きな“百年戦争の切り取り方”で物語を始められるにゃ。設定を自分でいじれるカスタムシナリオも用意されているよ。

開幕シナリオ年代
戦乱の幕開けと黒死病の脅威1344年
覇王・黒太子の大騎行1354年
簒奪と薔薇の蕾1397年
アジャンクールの奇跡1413年
オルレアンの乙女1427年

海の向こうで見つかって、日本に“逆輸入”された

面白いのは、この個人開発RPGが海外の歴史ファンの目に先に留まったこと。歴史専門の英語メディア Medievalists.net は2026年5月の紹介記事で、1015人がすべて史料に基づくと強調したうえで、開発者の姿勢をこう伝えているにゃ。

In this game, you don't just read history; you live it.(このゲームで、あなたは歴史を読むのではなく、生きるのだ)

Medievalists.net

デモ公開からわずか3日でウィッシュリストが4,000件を突破し、その後も数を伸ばしているというから、注目度は本物。中世ヨーロッパの騎士や人々の生きざまへの敬意を土台に据えた、という作り手の言葉にも重みがあるよ。

まずはデモで、肌ざわりを確かめてから

本編に入る前に、Steamでは無料のデモ版が配信中。1355〜1358年の期間を実際に遊べて、しかもセーブデータは製品版に引き継げるという親切設計にゃ。気になったら早期アクセスを待たずに触り心地を確かめられるのはうれしいところ。

対応プラットフォームはPC(Windows/macOS/Linux)で、Steam Deckでの動作も想定。日本語のフル対応を含む19言語をサポートし、顔グラフィックはPNG画像をフォルダに入れるだけで差し替えられるカスタム対応まで用意されている。史実の重みと、太閤ライクな自由さ。その両方を一人で組み上げてきた執念が、11月4日からどこまで形になるのか——歴史シミュ好きなら、開幕シナリオ選びから存分に悩んでほしい一本だよ。

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