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オランダ船で1600年の日本へ乗りつける『Expeditions: Samurai』、8月7日に早期アクセス開始

投稿: 2026/07/15by 編集部9分で読めます
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関ヶ原の年に、ボロボロのオランダ船が日本の沿岸へ流れ着く。乗っているのは侍でも大名でもなく、船長を失ったばかりの寄せ集めの私掠船乗りたち——そんな立ち位置から戦国末期に踏み込んでいく『Expeditions: Samurai』が、Steam早期アクセスの開始日を 2026年8月7日 に決めた。新トレイラー「The Fellows' Ship」で8人の仲間がお披露目され、そのラストで日付が出てくる流れになっている。

開発は Campfire Cabal、販売は THQ Nordic。シリーズは『Conquistador』『Viking』『Rome』と、実在の歴史をそのまま舞台にしてきた系譜で、今回はついに日本にゃ。

De Albatros が着いたのは、まとまりかけの国だった

公式の説明によれば、舞台は西暦1600年ごろの日本。プレイヤーはオランダのフリゲート「De Albatros」に乗ってやってきた乗組員たちを率いる立場で、内戦のただ中に巻き込まれていく。鎖国が敷かれる直前、まだ外から来た人間が国の行く末に手を出せた——ぎりぎりの時期を選んでいるのが憎い。

*画像出典:Expeditions: Samurai 公式サイト*

公式サイトはこの作品を「実際の歴史上の出来事のなかを舞台にした、分岐する物語と個性的な登場人物たちのロールプレイングゲーム」と紹介している。史実に沿いつつ、そこにいなかったはずの一団を放り込む——という作りだ。

主人公は「フリン」、ただし名前も顔もクラスも預けられる

主人公は姓が Flynn と決まっていて、ファーストネーム・外見・4つのクラスからの選択がプレイヤーに委ねられる。船長の座が空いた船で、いきなり指揮を任される役どころにゃ。

そこから先は、戦国の政治を 忍び込むか、話をつけるか、斬るか で渡っていく。ターン制の戦闘、リアルタイムの探索、会話による駆け引きが混ざる構成は歴代どおりだけれど、選択の重さは今回もかなり効いてくる書き方をされている。

錠前破りのアンチェ、剣の腕だけは確かなヨハン、そして虎姫

今回のトレイラーの本題は仲間だ。公式が名前を出しているのは4人。

仲間役どころ
Antje(アンチェ)腕利きの盗人。隠密行動が得意で、扉や錠前をこじ開ける
Johan(ヨハン)亡き船長の縁者。傲慢だが、剣の腕は本物
Tora-Hime(虎姫)歴史に自分の場所を求める女武者(Onna-Musha)
Étienne Durand(エティエンヌ・デュラン)神父。一行の交渉ごとを一手に引き受ける切り札

仲間は全部で8人。それぞれに固有の物語と専用のクエストチェーンが用意されていて、信頼を勝ち取れば味方が友になり——というのが公式の言い回し。

Build your relationship with each companion into a meaningful friendship, a lifelong rivalry, or possibly even a new love.

(仲間との関係は、確かな友情にも、生涯の宿敵にも、あるいは新しい恋にもなり得る)

*出典:Expeditions: Samurai 公式Steamニュース*

友情・因縁・恋愛のどれに転ぶかを選べるということは、裏を返せば 8人全員と仲良くはできない設計 ということでもある。歴代のExpeditionsを触ってきた人ほど、この一文はニヤリとするところにゃ。

今回から、隠れられる

シリーズを追ってきた人にとって一番大きい変更はここかもしれない。ステルスが主要な要素として初めて入る。アンチェのような専門職がいるのも、そのためだ。

加えて、環境へのインタラクション、会話中の動的なキャラクター表示、フルコントローラー対応、そしてCo-op。THQ Nordicは早期アクセスを選んだ理由として、こう書いている。

With Expeditions: Samurai, we are adding many new features to the beloved Expeditions formula, such as stealth, environmental interactions, dynamic character portraits, full controller support, and a co-op mode.

(『Expeditions: Samurai』では、ステルス、環境インタラクション、動的なキャラクターポートレート、フルコントローラー対応、Co-opモードといった多くの新要素を、愛されてきたExpeditionsの型に加えている)

*出典:Expeditions: Samurai 公式Steamストアページ*

新機能を一気に4つも5つも積んだ以上、まず遊んでもらって調整したい——という判断は、まあ正直だと思う。

双子として乗り込む、シリーズ初のCo-op

もうひとつの目玉が、ドロップイン/ドロップアウト式の協力プレイ。ソロなら自分のフリン一人でキャンペーンを進めるけれど、友人を招くと 双子 として同じ物語を進める形になる。

面白いのは、協力プレイ中の摩擦がちゃんと仕込まれていること。同じキャラクターに同時に話しかけると重要な決断の主導権を奪い合うことになり、仲間の好意をめぐって競り合うこともできる。もちろん、息を合わせた奇襲や連携も可能。分岐する物語を2人で引っ張り合う という発想は、この手のRPGではなかなか見ない。

会話で棒立ちの立ち絵が、消えた

開発チームが5月に公開した開発ブログ「Dev Vlog #1: Behind the Art」では、アートディレクションの変更が語られている。要点はひとつ、会話中に自分の3Dキャラクターがそのまま映る ようになったこと。従来の静止した立ち絵ではなく、モデルの表情が動く。タトゥーや傷、髪の色といったキャラクリの要素が会話の場面にも反映されるので、自分で作ったフリンを眺める時間が増える作りにゃ。

早期アクセスは6〜9か月、完成版は2027年Q1狙い

Steamストアページに記載された予定は、早期アクセス期間がおよそ 6〜9か月、正式リリースの目標が 2027年第1四半期。早期アクセス開始時点で何が入っていて、その後どう更新していくかのロードマップは、Campfire Cabalが別途公開すると予告している。完成版では、日本に自分の村を与えられて統治する要素まで含めた全編が揃う見込み。

なお価格は、この記事の時点でストアページに出ていない。

メモリ12GBと、言語欄の一行

項目最低推奨
OSWindows 10/11 (64bit)Windows 10/11 (64bit)
CPUi5-8600K / Ryzen 5 2600Xi5-12400 / Ryzen 5 5600
メモリ12 GB16 GB
GPUGTX 1070 8GB / RX Vega 56RTX 2060 Super / RX 6700
ストレージ15 GB15 GB
DirectX1112

*出典:Expeditions: Samurai 公式Steamストアページ*

最低要件でメモリ12GBというのが、地味に効いてくるところ。8GB環境の人は素直に増設を考えたほうがいい。

そしてもう一点。2026年7月15日時点のSteamストアページで対応言語に挙がっているのは英語のみ(インターフェース・音声・字幕すべて)。日本を舞台にした作品で日本語がまだ載っていないのは正直もったいないけれど、早期アクセス開始前の記載であることと、THQ Nordicが日本語アカウントで継続的に情報を出していることを考えると、今後の追加を待つ形になりそうにゃ。現時点で確定しているわけではないので、購入前にストアページの言語欄を必ず確認してほしい。

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戦国ものは山ほどあるけれど、「日本人ではない、しかも地位も名声もない寄せ集めが、内戦の日本に放り込まれる」という視点はかなり珍しい。ウィリアム・アダムスが辿った道を、自分で作ったフリンで塗り替えられるかもしれない——そのif一点だけでも、8月7日を空けておく理由になる。ステルスとCo-opという新要素が歴代の骨格に噛み合うかどうかは、早期アクセスの最初の数週間で見えてくるはずにゃ。

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