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南極の氷の下に何かがいる——『Cryptica』の新トレーラーが公開、消えた撮影隊を追う物語

投稿: 2026/08/06by tobariware5分で読めますAI下書き
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氷の下から、ずっと前に凍りついたはずのものが顔を出す——そんな絵が続く2分間だったにゃ。南極を舞台にしたサイコホラー『Cryptica』の新しいトレーラーが、8月4日にSteamの公式アナウンスで公開された。開発者のGraham Uhelski氏は告知に「Feast your eyes, open your ears(目を凝らして、耳を開いて)」と一言だけ添えて、映像を置いている(Steam公式アナウンス)。

主人公はアリ・ハーパー。ドキュメンタリーの撮影クルーと一緒に南極へ渡り、そのまま消息を絶った妹(公式の英語表記は sister で、年齢の上下は明示されていない)を探して、彼自身も氷の大陸へ入っていく。放棄された鉱山、うち捨てられた捕鯨基地、そして古代の遺跡——プレイヤーが歩き回るのはそういう場所だとSteamストアページにある。

面白いのは、探すものが「妹」だけじゃないところ。行方不明のクルーが残したフッテージ(撮影済みの映像)を見つけて回るのが、物語を進める軸のひとつになっている。数百年前にこの土地で何が起きたのかを、他人が回したカメラごしに知っていく仕掛けにゃ。

視点は一人称と三人称を切り替えられる。広い舞台を自由に歩けるタイプで、公式が挙げるモチーフは異次元の存在、幽霊、UAP(未確認異常現象)、未確認生物、そして山ほどの陰謀論。ジャンル表記こそアドベンチャー寄りだけれど、狙っているのはコズミックホラーの方向だと読める。

幻覚を信じるか拒むかはプレイヤー次第

このゲームで一番とがっているのは、公式が「Psychological Uncertainty(心理的な不確かさ)」と呼んでいる仕組みだと思う。前例のない規模で永久凍土が溶けた結果、探索エリアに新しい菌類が生まれている。この菌が、聴覚と視覚に幻覚を起こす。

そのうえで公式は、この幻覚のメカニクスを「好きなように受け入れても、拒んでもいい」と書いている。何が現実で何が想像なのかを決めるのはプレイヤーだ、という設計にゃ。ホラーで「信用できない語り手」をやる作品は珍しくないけれど、信用しないことをプレイヤー側の選択に落とし込んでいるのはちょっと変わっている。

なお、Steamのコンテンツに関する注意書きには「不穏な映像を含み、実存的な恐怖をテーマに扱う。幻覚作用のある物質の描写がある」と明記されている。雰囲気だけの脅かしではなく、そこそこ重たいものを狙っているらしい。

水没した船、沈んだ航空機、海に立つ鉄骨のやぐら——スクリーンショットには水と機械の組み合わせがやたら多い。作者本人が、水中の巨大な人工物への恐怖(submechanophobia)を自分の持ち物として語っていて、その引き金を作中に山ほど仕込んだと明かしている。

Windowsのみ、想定プレイ時間は3〜5時間

現時点で分かっている情報を整理しておくと、対応プラットフォームはWindowsのみ(MacとLinuxは非対応)。言語はインターフェース・音声・字幕のすべてが英語のみで、日本語の記載は無い。発売日は「未定(To be announced)」のままで、価格も出ていない。想定プレイ時間は3〜5時間と公式が明記している。

ストアに載っている推奨スペック(i9 14900/32GB RAM/RTX 4070 Ti/70GB)については、開発者自身が3月の進捗報告で「あれは正確じゃない、自分のPCの構成をそのまま書いただけ。できる限り最適化する」と訂正している(Steam公式アナウンス)。買い替えの参考にはしない方がいいにゃ。

同じ報告で、開発体制についても触れられている。サウンドデザイン、アート、フッテージの編集、脚本、セリフ、コーディング——全部ひとりで担当していて、生成AIはどの工程にも使っていないとのこと。小さい子ども2人を育てながら、空いた時間をすべて注ぎ込んで進めている状況で、本人も「だから時間がかかる。でも急いで作りたくはない」と書いていた。

発売時期の見通しはまだ立っていない。ただ、今回の映像を見るかぎり、氷と水と錆の質感まわりはもう完全に仕上がっている。あとはあの菌類が、こっちの目にどれだけ嘘を見せてくれるかにゃ。

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