『オルタード・カーボン』原作者の新作『.curator』発表 ― PS5/Xbox/Steamで同時展開、エピソード形式で配信
選択肢を選んでから結果を見るのではなく、結果を先に見てから選び直す。『.curator』が置いているのは、そういう順序の物語だよ。
STRTL Games(STRTL LIMITED)が、シネマティックなシングルプレイ用アドベンチャーRPG『.curator』を発表した。脚本を手がけるのは、Netflixドラマの原作としても知られる小説『オルタード・カーボン』の作者リチャード・K・モーガン。対応機種はPlayStation 5、Xbox Series X|S、PC(Steam)で、Steamのストアページは既に公開されウィッシュリストへの登録もできる。発売日はまだ出ていない。


キュレーターがQuantum Sleetで未来を先読み
舞台は、見覚えがありそうでどこか違うポスト・ヴィクトリア朝の世界。この世界の過去には古代の異星文明が存在していて、その遺物をめぐる調査が物語の軸になる。プレイヤーが演じるのは、そこへ送り込まれる「キュレーター」だ。
キュレーターが手にしているのが、Quantum Sleet と呼ばれるモデリング技術。起こりうる未来を先に観測し、より安全で人道的な結末へ向かうように現在の出来事を静かにずらしていく、というのがこの作品の核になる遊び方になる。相棒として付いてくるのが搭載AIの C.R.I.S.S.I. で、判断に迷ったときに助言をくれるものの、それに従うかどうかはプレイヤー次第。
任務の進め方も一本道ではない。潜入して見つからないように進む、正面から戦う、話術で切り抜ける、あるいは注意をそらして隙を作る——状況に応じて選べる。神経系のオーバークロックによって身体能力と思考能力を強化していく要素もある。
そして下される決断は取り消しがきかない。誰が生き、誰が死ぬかが変わり、その結果はプレイヤー自身が作り上げた未来の中で実際に姿を現すという作り。「選択が重要」と書いてあるゲームは山ほどあるけれど、選ぶ前に結末のほうを見せてくるタイプはそう多くないと思う。
キャラクターも背景も手描きで作られていて、公開されたティザーに映っている画面は、モデルからアニメーション、エフェクト、サウンドまですべてUnreal Engine上で動く実際のゲーム内アセットから作られたものだと開発元は説明している。発表時点でトレーラーらしいトレーラーは30秒ほどのティザー1本きりなので、雰囲気を掴む以上のことはまだできないにゃ。
購入前にいちばん確認しておきたいのがここ。『.curator』はエピソード形式のシリーズとして展開され、本編を購入して手に入るのはエピソード1。以降のエピソードは、それぞれ個別のDLCとして配信される。
つまり最初の買い物で物語が最後まで付いてくるわけではない。エピソードが何話構成になるのか、1話あたりのボリュームや価格がどうなるのかは、現時点では公表されていない。ここが分かるまでは、総額いくらの作品なのかを見積もりようがないところ。
PC版の動作環境はWindows 10/11(64bit)に加えて、macOSは12以降のApple Siliconに対応。SteamOS 3.5以降でも動く想定になっている。
日本語音声なし、対応は字幕止まり
対応言語は全31言語と幅広く、日本語もその中に入っている。ただし内訳の確認は必須にゃ。ストアページの言語表で音声(フルオーディオ)に印が付いているのは、英語・フランス語・イタリア語・ドイツ語・スペイン語(スペイン)・ポーランド語・ポルトガル語(ポルトガル)・簡体字中国語の8言語だけ。
- 日本語の対応範囲 / 可否
- インターフェース: ○
- 字幕: ○
- 音声(フルボイス): ×
会話量の多い物語主体の作品だから、日本語で遊ぶ場合は字幕を追いながら進めることになる。ボイスが付く言語も後から増える可能性はあるけれど、発表時点の表記はこの通り。
なお公式サイトには、C.R.I.S.S.I. のターミナルを模したブラウザ上の小さな仕掛けが置かれていて、コマンドを打ち込みながら世界設定の断片に触れられる。用意されているのは英語のみ。
発売日も価格もまだ何ひとつ出ていない状態で、いま確かめられるのは30秒のティザーと、この端末の中に隠された文章くらい。未来を先に覗く話にしては、こちらが覗ける範囲はずいぶん狭いところから始まったにゃ。
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