『Dragonkin: The Banished』初の大型アップデート配信 ― クロスプレイ実装と新エンドゲーム「Dracomundus Purgatory」
Eko Software と NACON のハクスラARPG『Dragonkin: The Banished』に、1.0版が出てから初となる大型アップデートが 7月27日 に配信されたにゃ。バージョンは 1.5.74.56713。PC(Steam)に加えて PlayStation 5 と Xbox Series X|S にも同時に届いていて、しかも無料。
目玉は3つ。機種をまたいで一緒に狩れるクロスプレイ、制限時間と呪いに追い立てられる新エンドゲーム「Dracomundus Purgatory」、そして他の装備を喰って育つ新種の武器。開発は公式のアップデート告知で「うちは大きなスタジオじゃないけど、コミュニティは最高だ」と書いていて、実際この内容はプレイヤーからの要望を拾い上げた形になっている。
招待コードを配れば、機種の壁は消える

これまで Online City に人を呼ぶ手段は Steam の招待だけだった。今回入った仕組みは、City にいるプレイヤーが固有の招待コードを発行し、それを好きな手段で相手に渡すというもの。コードを持っている人は Steam の招待なしで直接City に入れる。役職の制限もゆるめられていて、City のメンバーなら誰でもコードを作って共有できる。
画面にある通り、コードの有効時間は60分で、その間なら何度でも使い回せる。逆に言えば、渡した相手以外に流れると誰でも入れてしまう性質のものなので、扱いには少し気を遣いたいところにゃ。なおクロスプレイを切って遊ぶ選択肢も用意されている。ソロとオフラインで完結させたい人はそのままでいい、という姿勢は今回も崩れていない。
緑の渦は一度きり
新エンドゲーム「Dracomundus Purgatory」の入り口は、不気味な緑色のポータルとして現れる。物語の節目で開くほか、エンドゲームでは狩り(hunt)を終えたタイミングでランダムに開く仕組みで、狩りを重ねるほど出現率が上がっていく。ただし一度開いたポータルをくぐるチャンスは一回だけ。準備してから臨みたい。

中身は3つの島で構成されている。最初の2島でそれぞれ規定数の敵を倒すと次へ進めるのだけれど、足を踏み入れた瞬間から時間が減り続ける。頼りになるのは道中に散らばる「Sigils of the Eternal」で、見つけて拾えば残り時間が戻ってくる。
意地悪なのはここから。島ごとに呪いがかかっていて、踏むと問答無用で飛ばされるポータルだの、進路を横切った瞬間に即死させてくる分身だの、性格の悪いものが揃っている。しかも呪いは島をまたぐたびに積み上がるので、3つ目の島に着くころには3種類を同時に相手取ることになる。その上で最後の敵まで倒し切らないといけない、という構成にゃ。
報酬の宝箱を開けると「Draconic gift」が手に入り、そこから draconic 装備、あるいは今回の新武器が出る。
武器が武器を食べる

新しく追加された Ravenous Weapons は、本作で初めての「ユニーク」枠。名前・見た目のエフェクト・アフィックス・パッシブがあらかじめ決まっていて、Rare で拾おうが Mythical で拾おうが、アフィックスは同じプールから出る。装備できるのは同時に1つだけ、しかも武器スロットのみ。
そのぶん制約も強い。talent を持てず、divine にも draconic にもできず、エンチャントもモディファイア刻印も不可、Grand Benedictor に寄進することもできない――ただしパッシブがそれを許している場合を除く、という但し書き付きにゃ。
代わりに与えられたのが「Voracity」、要するに他の装備を喰わせて育てる仕組み。Enchanter のところで金を払って捧げると、こんな結果になる。
| 喰わせた装備のレアリティ | 起きること |
|---|---|
| Ravenous より高い | ランダムな2つのアフィックスから1つを選び、追加 |
| 同じか低い | 手持ちのアフィックスを1つ選び、ランダムな2択と入れ替え |
どちらの場合も武器のレベルは喰わせた装備に合わせて動き、高いレアリティを喰わせればランクが1段上がる。喰わせられる回数には上限があるので、何を捧げるかの判断がそのままビルドの設計になる。ちなみに Ravenous 同士を喰わせることもできるらしい。公式は中身を全部は明かしていないけれど、武器の紹介記事では「他のクラスでも Draghurss に乗れるようになるパッシブがあるのか?」という疑問に、あっさり「もちろん」と答えている。
街をオンラインとオフラインのあいだで運ぶ

City Transfer も同時に入った。オンラインで育てた街をオフラインへ、あるいはその逆へ移せる。他プレイヤーのオンラインCity に自分のキャラを置いていた状態で、City の主がオフラインへ移行した場合でも、街のコピーを取れるので進行は失われない。
バランス面では Apocalypse ランク(I〜V) という難易度階層が追加され、一定の閾値で敵に耐性が乗るようになった。ペンダントは全レアリティでアフィックスと talent を持てるようになり、Wyrmling のレベルは自分のレベルではなくキャラクターのレベルに追従する形へ変更。FSR も 3.1.3 から 3.1.4 に更新されている。地味に嬉しいのは、Grand Benedictor へ寄進した装備やロトフィルターで変換した装備のトランスモグが解放されるようになった点にゃ。オンラインの同期ずれや性能面の改善もまとめて入っている。
同時に有料のコスメDLC「War Ancestors Pack」も配信開始。Knight「Flame of the Eternal」、Oracle「Duality」、Barbarian「Toriel's Hammer」、Tracker「Queen of Qhongirat」の4セット構成で、こちらは支援したい人向けの位置づけ。
PC版の対応状況をひと通り

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開発 / 販売 | Eko Software / NACON |
| 配信日 | 2026年3月16日(早期アクセスは2025年3月6日) |
| 価格 | ¥2,800(Blood Scales Edition は ¥4,500) |
| 対応OS | Windows のみ(macOS / Linux 非対応) |
| 日本語 | インターフェース・字幕は対応、音声は非対応 |
| フル音声対応 | 英語のみ |
言語欄はしっかり見ておきたいところ。日本語を含む10言語以上がUIと字幕に対応している一方で、フル音声が付いているのは英語だけにゃ。日本語音声を期待して買うと肩透かしになる。
最後に置かれた、影ひとつ

公式は今回の告知を「最初のアップデート」と呼んでいて、締めくくりに「次に来るのは何か、いや……誰か」と書き添えている。並んでいたのはこのシルエットだけ。
三角の頭巾に、鎖付きの鉄球。背中と腕からは棘が伸びている。正体についての情報は今のところ出ていないので、ここから先は続報待ちにゃ。
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