コロニー運営×ダンジョン探索『ダンジョンセトラーズ』早期アクセス開始―レビュー283件の83%が好評
畑と鍛冶場を整え、隊員を鍛え、4人を選んで地下へ送り出す。そして戻ってこなければ、その人物はもういない。
CanOpener開発のダークファンタジー戦略ゲーム『ダンジョンセトラーズ(Dungeon Settlers)』が、9月4日の17時にSteamで早期アクセスを開始した。販売はCanOpenerとWhisperGamesの2社。当初の配信予定は9月10日だったけれど、8月8日に6日ぶんの前倒しが告知されていた。予定が後ろへずれる話ばかり見ている身としては、逆方向に動く告知はなかなか珍しい。
配信から2日が経った時点で、Steamのユーザーレビューは283件。うち236件が好評で、割合にすると83%。ステータスは「非常に好評」に落ち着いている。
数字の伸び方でいうと、配信前の助走もかなり長かった。ウィッシュリストは8月8日に20万件、9月2日には30万件を突破しており、1か月足らずで10万件を積み増した計算になる。8月にはgamescom 2026にも試遊出展していた。長く公開されていたデモは、開発側が「現在の完成度を正しく表していない」として8月27日に取り下げている。
反応の速さも目立つ。配信から数時間後にはもう最初のパッチ v0.4.12 が入り、日本語や中国語の名前表示の不具合、ツールチップの誤り、アニメーションの競合などが直された。最高難度「Devastation」の開始資源を減らす調整や、宝箱の報酬の見直しといったバランス面まで含まれている。翌日にはプレイヤーへの礼と追加の修正予定が投稿され、要望の多かった「探検隊の設立時にキャラクターの立ち絵を固定する」機能の実装が明言された。
拠点と地下を往復し、4人で潜る
ゲームの作りは、地上の拠点運営と地下の探索をひたすら往復するもの。ギルドから派遣された探検隊の隊長として荒れ果てた土地に拠点を構え、住居と食料を用意し、装備を作り、技術を研究しながら、あらゆる災いの元凶とされるダンジョンへ潜っていく。
潜るときに連れていけるのは最大4人。それぞれ装備・スキル・特性を持っていて、誰を鍛えて誰を残すかがそのまま拠点の体力に直結する。戦闘はターン制ではなく「リアルタイム+ポーズ」式で、敵の特性と行動パターンを読んで手を打つ形。そして公式が太字で書いているとおり、一度死んだ者は戻ってこない。育てた隊員が地下で欠けたぶんは、地上の暮らしごと痩せていく。
同じ「コロニーを回す」でも、戦闘要素を持たず5人の投資家を満足させ続けることが課題になる『Terra-7』のような方向とは、必要になる頭の使い方がまるで違う。あちらが人間関係の綱渡りなら、こちらは補充のきかない戦力をどこまで削られながら前進できるか、という綱渡りにゃ。
早期アクセスは約2年、MOD対応と新地域が控える



現行版に入っているのは、拠点建設から探索、資源集め、装備の製作、研究、戦闘までのコアループ一式と、ダンジョンの最初の2地域。この2地域は最初から最後まで通して遊べる状態にある。
配信と同時に更新されたロードマップには、MODサポート、新地域、新種族、新しい武器種などが並ぶ。既知の不具合と近日中に手を入れる予定の改善点も同じページに載っていて、いま何が問題として認識されているのかを外から確認できる作りだね。早期アクセス期間はおよそ2年を見込んでおり、製品版へ移行する際には内容の増加に合わせて価格を引き上げると公言している。
現在の価格は2,480円で、リリース記念の15%オフが適用されて2,108円。この割引は9月19日まで。対応OSはWindowsとmacOSで、日本語はインターフェイスと字幕に対応している(音声については、フルオーディオ対応と表記された言語がそもそも無い)。Steam Deckでの動作は「プレイ可能」と判定されているものの、開発側はUIの縮尺と文字サイズを理由に現時点では正式サポートではないと説明しており、対応範囲を広げること自体は前向きに検討中としている。
Discordでは9月5日23時から9月14日23時まで、拠点のスクリーンショットを競う催しと攻略ガイドを募る催しが並行して開かれていて、入賞した10名はゲーム内に追加されるキャラクターの立ち絵を1枚リクエストできる。
見込まれている早期アクセス期間はおよそ2年。283件のレビューは、そのうちの最初の2日ぶんでしかない。
関連記事
『ダンジョンセトラーズ』早期アクセスが9月4日に前倒し―ウィッシュリスト20万件突破
荒れ地に拠点を築き、災いの元凶であるダンジョンへ潜る戦略ゲームが、当初の9月10日から6日繰り上がったにゃ。リアルタイム+ポーズ制で、倒れた隊員は二度と戻らないハードコア設計。
昼は一手勝負の島づくり、夜は深海の襲撃――『ShoreTiles』9月3日配信
置き直せないタイルで灯台の島を広げ、日没後は深海の怪物を迎え撃つにゃ。建設と防衛がひとつの盤面でつながる『ShoreTiles』が、9月3日にSteamで配信される。
全員が同時に手を指す盤上ストラテジー『Sente』8月11日Steam配信、エネルギー網で敵の中枢を過負荷に
交互ではなく全員いっせいに一手を出す——アルゼンチンのOxobox Gamesが20年以上あたためた同時ターン制ストラテジー『Sente』が、いよいよ盤上に並ぶにゃ。









コメント (0)
最初のひとことをどうぞ🐈
感想でも「わかる」の一言でも大歓迎。あなたのコメントがこのページの一番乗りです。