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全員が同時に手を指す盤上ストラテジー『Sente』8月11日Steam配信、エネルギー網で敵の中枢を過負荷に

投稿: 2026/08/03by 編集部4分で読めます
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「同時ターン制」と聞いて、盤の上でどう手が動くのか、ぱっと想像できる人は少ないと思うにゃ。将棋やチェスのように交互に指すのではなく、テーブルを囲む全員が同じ瞬間にいっせいに一手をさらす——アルゼンチンのOxobox Gamesが手がける盤上ストラテジー『Sente』は、その一点に賭けた一本。発売元Curveball Gamesとともに、2026年8月11日にSteamで配信される。

このゲームの肝は、行動の「順番」がないこと。各プレイヤーはそれぞれ次の一手をこっそり決め、全員ぶんが同時に開示・実行される。つまり相手より速く動くことに意味はなく、相手が次に何を置くかを読み、こちらの狙いを悟らせず、二手三手先を見通せた者が盤面を制する。開示の瞬間まで互いの手が伏せられているから、駆け引きと騙し合い、そして予測がまるごと勝負を左右するにゃ。

着想はチェスと囲碁の“ルールの明快さ”にあるが、ルール自体はどこかの模倣ではなく完全オリジナル。しかもこの発想、実は昨日今日のものではない。もとはOxoboxのメンバーが紙とペンで遊んでいたアナログの試作で、20年以上かけて少しずつ練られ、ようやくデジタルの形に結実したという経緯を持つ。

抽象的な陣取りに終わらないのは、盤上を走る“エネルギー”の存在があるから。プレイヤーは盤面にノードを置き、それらを結んでエネルギーの回線網を築いていく。目指すのは、自分の網を相手のコア(中枢)まで到達させること。つなぎきると相手のコアが臨界過負荷を起こし、盤面全体を巻き込む連鎖反応が炸裂する。ビームが走り、コアが焼き切れ、爆発が連なる派手な見せ場は、盤上ゲームの落ち着いた印象とはだいぶ趣が違う。

もちろん相手も同じことを狙ってくるので、こちらの回線を断ち切ったり、盤の主導権を奪い返したりと、攻めと妨害を同時に組み立てる必要がある。一手の重さが、そのまま連鎖の規模に跳ね返ってくる作りにゃ。

一人でも遊べるよう、しっかりしたシングルプレイ用のストーリーモードが用意されている。主人公は人間の女性ジェイド。「Senteは頭の切れるロボット専用の遊びじゃない」と証明したい彼女が、AIたちの集う“ロボット・バー”へ乗り込んでいく。二つのフロアには、AI対戦相手にチュートリアル、パズル、トーナメント、独自のチャレンジがぎっしり詰まっていて、ルールを覚えながら少しずつ腕を上げていける導線になっている。

ローカルとオンラインで1〜6人対戦

対人はローカルとオンラインの両方に対応し、1〜6人で卓を囲める。1対1のアリーナ、気軽なクイックプレイ、全員が敵になる乱戦、チーム戦と、卓の組み方は幅広い。加えて、盤面そのものを作れるボードエディターを内蔵していて、自作のマップやチャレンジは共有コードで他プレイヤーに配れる。盤や駒の見た目を変えるスキン、対局を後から見返せるリプレイ、報酬つきの週替わりオンラインチャレンジなども揃っていて、一本で長く回せる作りにゃ。

発売に先立ってSteamでは体験版が配信中で、同時ターンの感触を触って確かめられる。対応はWindowsとmacOS。対応言語は英語・スペイン語・ポルトガル語(ブラジル)で、UI・音声・字幕のいずれも日本語には対応していない点は、買う前に頭に入れておきたいところ。ルールは明快でも、テキストは英語で読み解く前提になるにゃ。

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