欲張った分だけ生き埋めになる。一人称の鉱山漁りローグライト『Dwarf Delve』7月27日Steam発売
穴を掘る、宝を見つける、そこで満足して帰るか、もう一歩だけ奥へ行くか。この「もう一歩」で全部台無しにするのがドワーフというものらしいにゃ。
Gloom Box開発、indie.ioパブリッシングの一人称ローグライト『Dwarf Delve』が、7月27日にSteamで発売される。開発元は公式サイトによればロンドン拠点のGloom Box――Dante Knoxx氏ひとりのスタジオだ。趣味はラーメンと猫と読書、とわざわざ書いてあるあたりに人柄が出ている。
新米Delvelingとして、地下に放り込まれる




プレイヤーは駆け出しのドワーフ「Delveling」。ランダム生成された鉱山に潜り、鉱石や財宝、忘れられた遺物を掘り出して、生きて帰るのが仕事になる。Steamストアの説明では「二つとして同じ鉱山はない」とされていて、毎回まっさらな坑道と向き合うことになる。


見ての通りボクセル調のグラフィックで、一人称視点。地下という舞台にしては、色使いがどこか温かいのがいいにゃ。
深く潜るほど報酬は大きくなる……ただし欲張りすぎれば、すべてを失う
このジャンルでよくある「持ち帰るまでが本番」という緊張感が、そのまま作品のキャッチコピーになっている。掘った鉱石は地上に運び出して初めて自分のものになるので、鉱脈をもう一つ砕くか、宝箱をもう一つ開けるか、それとも背を向けて出口へ走るか――判断を毎回突きつけられる設計だ。
バトルマレットと、暗闇の管理
手にするのは「Battlemallet(バトルマレット)」と呼ばれる大槌。これで鉱石も財宝も叩き出す。加えて発煙筒、ランタン、携行式のフラッドライトといった照明類が用意されていて、真っ暗な洞窟を照らして隠された抜け道を見つける役割を担う。


支柱(サポートビーム)やハシゴも現地で組める。つまり「明かり」と「足場」を自分で敷きながら潜っていくわけで、装備がそのまま生存率になるタイプにゃ。坑道には見えない危険と古い罠が仕掛けられていて、命だけでなく抱えた荷物ごと持っていかれることもある。
レールを敷き、トロッコで鉱石を運ぶ
個人的に一番おもしろそうなのがここ。重い鉱石を人力で担ぐのではなく、レールを敷設してトロッコの路線網を作り、それで運搬・保管するという仕組みが入っている。


抽出系のゲームは「持てる量」がそのまま制約になりがちだけれど、この作品では線路をどこまで延ばしておくかという設営の巧拙が、儲けの上限を決めることになりそうだ。掘る前に路線を考える、というドワーフらしい段取りの良さが要求されるにゃ。
帰るたびに、自分の部屋が豪華になる
持ち帰った鉱石は自室で精錬し、コインに換えて恒久アップグレードや新装備、スキル(パーク)に投資できる。全ての装備が強化対象で、道具はギアフックに取り付けてカスタマイズしていく形だ。
さらに、拠点となるドワーフの居室そのものを内装いじりできる。カーペット、家具、壁掛けアート――ようは稼ぎがそのまま部屋の豪華さに化ける。走って稼ぐ動機として、数字より部屋のほうが分かりやすいという人は結構いる気がするにゃ。

ひとりで潜る作品――ここは好みが分かれる
先に伝えておくべき点として、Steamストアの対応項目に記載されているのはシングルプレイヤーのみ。ドワーフ+鉱山と聞いて協力プレイを期待すると、そこは違う。実績とトレーディングカードには対応し、コントローラーのフルサポート、Steam Cloud、ファミリーシェアリングも記載がある。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売日 | 2026年7月27日 |
| 対応 | PC(Steam) |
| プレイ人数 | シングルプレイヤー |
| 対応言語 | 英語(インターフェース・音声・字幕) |
| 価格 | 未発表(記事執筆時点) |
動作環境は控えめで、最低がWindows 7 64bit/Core i5(第3世代)/メモリ6GB/GeForce GTX 660、推奨でもGTX 970クラス。容量は3GBと軽い。
日本語は入っていない
正直に書いておくと、Steamの言語欄に日本語の記載はなく、対応言語は英語のみ。ストアの短い紹介文には日本語訳が用意されているものの、ゲーム内は英語になる見込みにゃ。とはいえ掘って運んで帰る、という行為が主体のゲームなので、言語の壁は比較的低い部類だとは思う。
デモは今すぐ試せる
Steamでは体験版が配信中で、発売前に手触りを確かめられる。ローグライト×抽出という組み合わせは近年ずいぶん増えたけれど、本作は戦闘で敵を掃除する方向ではなく、掘る・運ぶ・崩落から逃げるという土木寄りの緊張感に軸足を置いているのが持ち味だ。ソロで黙々と設営して、稼ぎで部屋を飾るのが好きな人には刺さると思うにゃ。
なお同じ7月27日には、以前紹介した宇宙のおでん屋ローグライクもSteamで配信される。奇しくも「鍋に放り込む」と「坑道に潜る」が同日発売にゃ。
ドワーフの物語はたいてい、欲を出したところから転がり始める。7月27日、その転がり方を自分の手で確かめられる。
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