『陰の実力者になりたくて! Phantom Echoes』発表、シリーズ初の家庭用ゲームは2027年発売の3Dローグライト
『陰の実力者になりたくて!』を題材にしたゲームの窓口は、これまでスマートフォンとPCで動く『マスターオブガーデン』だけだった。そこへもう一本、コントローラーを握って遊ぶタイトルが並ぶ。9月3日22時から放送されたState of Playで姿を見せたのが『陰の実力者になりたくて! Phantom Echoes』で、シリーズ初の家庭用ゲームになる。ジャンルはローグライトアクション。
公式サイトのSPEC欄に並んでいるのは、次の内容。
- 対応機種: PlayStation 5 / Nintendo Switch 2 / STEAM / Epic Games Store
- ジャンル: ローグライトアクション
- プレイ人数: 1人
- 発売時期: 2027年発売予定
- CERO: C(15才以上対象)
価格はまだ出ていない。掲げられているキャッチコピーは「陰に潜み、陰を狩れ」で、そこに「本格ローグライトアクション、開幕!」と続く。マルチプレイの話は今のところ一切なく、1人用として作られているみたいだね。
ウィッシュリストの受け付けは機種によって進み具合が違う。PS5のコンセプトページはすでに開いていて登録できる状態だけど、Switch 2・Steam・Epic Games Storeのボタンは「Coming Soon」のまま止まっている。PS Store側の説明文は「Lurk in the shadows and hunt the shadows.」から始まり、立ちはだかる強敵に挑むローグライトアクションだと書かれている。パブリッシャー表記はNIS America。


Awakeningを3枚から1枚選び、ビルドが変わる
ローグライトと言われても中身が想像しにくいところだけど、ストアに並んだスクリーンショットの1枚が、その仕組みをそのまま映している。画面上部に「Select Awakening」と出て、カードが3枚横に並ぶ構図だ。
左端は「Prism Flash」。R1に割り当てられたPrism Wallにスキルダメージを持たせ、当てた相手の被ダメージを10%増やす効果になっている。中央の「Ebony Swirl: Zero Range Kai」は△の技を使ったときに衝撃波を1発追加するもので、右端の「Chase Attack」は○のPhantom Strikeに追撃を3回足す。それぞれのカードにはLv.1からLv.3までの伸び方も併記されていて、Prism Flashなら効果量が+200→+400→+600、被ダメージ増加が10%→20%→30%と上がっていく。同じものを重ねて濃くするのか、別方向へ散らして手数を増やすのか——選択のたびにその判断を迫られる作りにゃ。
つまり戦い方の骨格は、あらかじめ決まったスキルツリーではなく、その周回で何を引けたかで変わる。三択の内容がボタンごとの役割(R1・△・○)に紐づいているのも分かりやすくて、どの入力を伸ばすかがそのまま立ち回りの形になりそう。

開発はカゲマスを手がけたAiming第2事業部
トレーラーを公開したのは、YouTubeの「チームキャラバンチャンネル」。Team CARAVANはAimingの第2事業部にあたる開発チームで、採用サイトに並ぶ担当タイトルには『陰の実力者になりたくて!マスターオブガーデン』と『CARAVAN STORIES』が挙がっている。カゲマスをずっと回してきたチームが、そのまま家庭用機の新作を握っているわけだ。原作のキャラクターを3Dで動かす経験は積み上がっている、と考えていい。
映像で戦っているのはアルファ。舞台は満月の下の石畳の広場で、青い斬撃の軌跡が幾重にも渦を巻き、周囲には赤と青の魔法陣が浮かぶ。トップダウンではなく背後からカメラが追う3Dアクションで、雷を思わせる黄色い閃光を伴った大技も一瞬映る。アニメの塗りをそのまま持ってきたような陰影のつけ方をしていて、絵作りの方向はカゲマスの延長線上にある。

原作はシリーズ累計800万部を突破しており、そのアニメ公式サイトは今、劇場版「残響編」のページになっている。劇場公開もまた2027年。銀幕と家庭用機、暗躍の舞台が同じ年に二つ増える計算になる。今回のトレーラーで見えたのは夜の広場でのひと幕だけで、シャドウガーデンの誰を操作できるのかも、どこまで潜る作りなのかも、まだ明かされていない。
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