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4人協力ホラー『FEEDSTOCK』Steamページ公開 ― 戦利品を食べた相棒が膨らみ、帰り道のドアを塞ぐ

投稿: 2026/09/06by tobariware6分で読めます
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拾ったものを入れる場所が、バックパックではなく生き物の胃の中。しかも食べさせた分だけその生き物は一回り大きくなって、5分前に通ったドアを通れなくなる。Ahaha studioの4人協力ホラー『FEEDSTOCK』が、Steamにストアページを開いた。配信は2026年10月予定で、価格はまだ出ていない。

画面は全編、テープを再生しているようなノイズと走査線がかかっている。暗い家の中を照らしながら家財道具を剥ぎ取っていく絵面自体は見慣れたものだけど、この作品はその「持ち帰り方」だけで一本作りに来ている感じだにゃ。

持ち物は全部、タリーの胃の中にある

タリー(Tally)は自分たちの格納庫に住んでいる生き物で、持ち込んだものを何でも食べて素材に変える。役に立つし、自分たちのものだし、そしていつも腹を空かせている——というのがストアページに書かれた紹介の出だし。

現場に着いた時点のタリーは空腹、つまり小さい。プレイヤーが家の中でものを見つけ、抱えて運び、口へ入れる。彼女はそれを飲み込み、一拍おいて、目の前で一段階ぶん膨らむ。この「一段階」が増えるたびに、彼女はうるさく、横幅が広く、機嫌が悪くなっていく。さっきまで普通に歩いて抜けたドア枠が、帰りには押し込んで通す対象に変わる。時間がかかり、音が出て、通り抜けた彼女は苛立っている。食欲を上げたのは誰でもなく、自分たちが仕事をうまくやったからだ、という言い方をされているのがなかなか意地悪だね。

運んでいる荷物は顔の前で抱える形になっていて、そのぶん視界が塞がる。マス目のインベントリ画面は存在しない。持てる量も、持ち帰れる量も、全部が物理的な都合として画面に出てくる作りになっている。

格納庫へ戻ればタリーが消化を進め、出てきた素材を売って装備を買う。そしてまた腹を空かせる。前より少し余計に。日本語版のストア紹介文は「与えなければ仲間が食われ、与えすぎればドアを通れなくなる」と、この板挟みを一行にまとめている。

膨れすぎたときの逃げ道は用意されている。タリーに狙いをつけて長押しすると、彼女は積荷の一部を吐き出して一段階小さくなる。押し込むのに使うのは自分のバッテリーで、2人がかりで同時にやれば消費は軽くなる。画面左下に出ているENERGYのゲージがそれにあたるみたいだね。

問題は吐かせたあと。床に落ちたものは、その瞬間から自分たちのものではなくなる。この家にいる何かが、それを回収していく。縮めば通れるようになるけれど、通るために捨てたものは戻ってこない。

持てる量の上限を決めているのがバックパックの容量ではなく「帰り道の一番狭いドア」になっている、というのがこの作品の芯。ノルマを追って部屋を全部剥ぎ取るほど、出口が閉じていく。

家の中では部屋を回るごとに騒音が積み上がり、いくつかの閾値を越えていく。この家には4種類の異なるものが住んでいて、それぞれ反応する閾値が違う。あと少しで作業が終わるところだった、という事情は当然向こうには関係がない。

武器は無い。マス目のインベントリも無い。ここにいるものは何ひとつ倒せない、と紹介文はきっぱり書いている。そして自分たちの財産は丸ごと一匹の生き物の中に入っていて、それは奪われうる。

会話は距離減衰のあるボイスチャットで行う。壁は声をこもらせ、離れれば聞こえなくなる。公開されたスクリーンショットでは画面右上に自分の声の大きさを示すメーターと、それが何メートル先まで届いているかの表示が出ていた。そしてタリーは、そのとき喋っている人間についていく。相棒を動かす手段が声そのものなので、静かにしたいときほど彼女は動かないことになる。マイクは必須で、動作環境の但し書きにもわざわざ明記されている。

1回12〜18分、Windows専用・マイク必須

1回の潜入は12〜18分で、一晩に3〜4軒回れるくらいのテンポを想定しているとのこと。最大4人だけど、オンライン協力向けに作りつつソロでも遊べる、と最低動作環境の但し書きにある。Steam上ではシングルプレイヤー、オンライン協力プレイ、LAN協力プレイ、Steam実績、フルコントローラーサポート、ファミリーシェアリングに対応。

対応言語は日本語を含む23言語だけど、チェックが入っているのはインターフェースの列だけで、音声にも字幕にも対応表記は無い。会話がプレイヤー同士のボイスチャットで完結する作りを考えると、そもそも喋る台詞が用意されていないタイプなのかもしれない。

対応プラットフォームはWindowsのみで、MacとLinuxは無し。

最低推奨
OSWindows 10 64bitWindows 11 64bit
CPUCore i5-4460 / Ryzen 3 1200Core i5-10400 / Ryzen 5 3600
メモリ8GB16GB
GPUGTX 1050 / RX 560 (4GB)GTX 1660 / RX 5600 XT
ストレージ4GB4GB

DirectX 11、ブロードバンド接続、そしてマイクが両方に共通の要件。要求される数字自体はかなり控えめだ。

もうひとつ、ストアページにはAI生成コンテンツの開示欄がある。宣伝用のアートワークとストアページの文章の一部を生成AIの助けを借りて作り、手で編集したとのこと。ゲーム本体は実行時にAIを使わず、AIサービスへ接続もしないと明記されている。開発・販売はどちらもAhaha studioで、同スタジオは2025年1月からマルチプレイの『Piworld』を無料で早期アクセス配信している。

最大4人で潜って戻ってくる形のホラーはSteamに途切れず並んでいて、入るたび間取りが変わる異界を回る『迷宮神社』もそのひとつ。

📄 和風協力ホラー『迷宮神社』Steamページ公開 ― 最大4人で異界の迷宮から脱出、2027年配信

ただ、この手の作品が抱えて帰るのはたいてい荷物か記録のほうで、FEEDSTOCKは運搬手段そのものが膨らんで邪魔になる。持ち帰る量を決めるのはノルマの数字ではなく、帰り道で一番狭いドアの幅ということになる。

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