トロッコに機関銃を積んで炭鉱から逃げる—最大4人協力ホラー『MINE ESCAPE』が日本語フルボイスで開発中
炭鉱ホラーというジャンルはもう珍しくもないけれど、「トロッコに機関銃が載っている」と言われると話は別にゃ。MDR GAMESが手がける最大4人協力ホラー『MINE ESCAPE』が、Steamでストアページを公開している。地下深くに閉じ込められたプレイヤーが、クリスタルのトンネルを探索し、装備を集めながらレールカートで鉱山を進んでいく――というのが基本の筋書きだ。発売日は「近日登場」とだけ書かれていて、今のところ具体的な日付もデモも出ていない。
レールの上にしか、道はない
このゲームの移動はトロッコのレールが軸になっている。自由に走り回って逃げるのではなく、敷かれた線路をたどって進む。逃走ルートがあらかじめ決まっているというのは、ホラーとしてはなかなか意地の悪い設計だにゃ。隠れる場所を探す余地が少ないぶん、迫ってくるものと正面から向き合うことになる。
そこで出てくるのが機関銃だ。ストアページには「あなたの鉱山カートには機関銃が装備されており」とあり、闇に潜む脅威に対してこちらから撃ち返せるようになっている。走りながら撃つ、というレールシューター的な絵面が浮かぶ。

線路の上を乗り物で逃げる協力ホラーというと、以前取り上げた『森林脱出:終電』も近い発想だった。あちらは霧の森を機関車で駆け抜ける作りで、守るべき乗り物が一台あるという緊張感が共通している。
仲間が結晶になる
一番目を引いたのが「結晶化(クリスタライズ)」という仕組みにゃ。Steamの説明にはこう書かれている。
仲間は謎の力によって結晶化されることがあり、手遅れになる前に助け出さなければなりません
つまり味方が行動不能になり、誰かが救出に向かう必要がある。協力ホラーではおなじみのダウン&リバイブ構造だけれど、それを「クリスタルのトンネル」という舞台設定と結びつけているのが上手い。坑道の景色そのものが、仲間の末路と地続きになっているわけだにゃ。手遅れになる条件や制限時間までは公開されていないので、そこは続報待ち。


4つのレベル、8つのエモート、そして近接ボイスチャット
公開されている機能はシンプルにまとまっている。ステージは4つの「ユニークなレベル」で構成され、進むほど環境が危険になり障害も激しくなっていくとのこと。ソロでも遊べるが、想定されているのは明らかに複数人だ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プレイ人数 | 1〜4人(オンライン協力) |
| ステージ数 | 4つのユニークなレベル |
| 移動 | トロッコのレール |
| 主な機能 | 近接ボイスチャット、8種類のエモート、キャラクターカスタマイズ |
| 対応 | フルコントローラー対応、ファミリーシェアリング |
近接ボイスチャットが入っているのは、この手の作品としては手堅い選択にゃ。距離で声が届いたり届かなかったりすることが、そのまま恐怖の演出になる。声そのものをゲームメカニクスの中心に据えた例としては、以前紹介した『Give Us A Sign』が極端で面白い作りをしていた。
エモートが8種類という数字も地味に効いてくるはず。ボイスチャットを使わない相手に危険を知らせたり、脱出後に喜んだりする用途が想定されている。


言語表に並んだ9つのチェック
開発・販売はどちらもMDR GAMES。まだ広く名前の知られたスタジオではないが、ストアページの作りは丁寧だにゃ。特に目を引くのが対応言語で、日本語・英語・フランス語・イタリア語・ドイツ語・スペイン語・繁体字中国語・アラビア語・韓国語の9言語すべてに、インターフェース・完全音声対応・字幕のチェックが入っている。小規模な協力ホラーで日本語音声まで用意すると宣言しているのは、なかなか思い切った構えだ。ただしこれは現時点でのストアページ上の記載なので、実際の仕上がりは発売後に確かめたいところ。
動作環境も控えめにゃ。最小構成はCore i3-2100 / GeForce GTX 750 Ti / メモリ4GB、推奨でもCore i7-3770 / GTX 970 / メモリ8GBで、容量は4GBしか要らない。友人を誘いやすい重さに収まっている。オンライン協力が主体なのでブロードバンド接続は必須だ。
ストアのユーザータグには「Horror」「Survival Horror」と並んで「Comedy」「Funny」も付いている。ホラーとして本気で怖がらせにくるのか、仲間とわちゃわちゃ笑う方向なのか、そのバランスはまだ見えない。ただ、線路という逃げ道の決まった舞台で機関銃を撃ちながら結晶化した仲間を掘り起こす、という絵は他にあまりない。4人で騒げる協力ホラーを探している人は、覚えておいて損はないタイトルにゃ。
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