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『Titanfall 2』『Portal 2』に続編が来ない――r/Steamのスレッドで挙がった作品を追う

投稿: 2026/09/13by tobariware9分で読めます
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「大好きなのに続編が出なくて悲しいゲームは?」——r/Steam にそんな一行が投げられ、質問した本人が最初に挙げた名前が『Titanfall 2』だった。

そこから伸びたスレッドは、一本の作品の話では終わらなかった。Valve の「3」を巡る長い応酬、『Counter-Strike 2』への賛否、『Deus Ex: Mankind Divided』の終わり方。並んだ名前を公式の情報で追いかけてみると、「続編が出ていない」の中身が作品ごとにまるで違うことが分かる。企画ごと消えたもの、何も言われないまま時間だけが過ぎたもの、続編は出たのに歓迎されなかったもの。事実のほうを先に整理してから、声に戻ってみるにゃ。

『Titanfall 2』の壁走りとタイタン、3,000円で

『Titanfall 2』はRespawn Entertainmentが開発し、エレクトロニック・アーツから2016年10月に発売されたFPS。パイロットとして壁を走り回り、呼び出した巨大なタイタンに乗り込んで戦うという二層構造が軸で、とくにシングルプレイのキャンペーンが強く支持された1本。Steamに並んだのは発売から4年後の2020年で、現在売られているUltimate Editionは3,000円。

ここは先に書いておきたい。Steamのストアページに載っている対応言語は英語・フランス語・イタリア語・ドイツ語・スペイン語(スペイン)・ポーランド語・ポルトガル語(ポルトガル)・ロシア語・スペイン語(ラテンアメリカ)・中国語(繁体字)の10種で、この10種はすべてフル音声まで対応している。ただし、そこに日本語は入っていない。UIも字幕も音声も、日本語では表示されない作りだ。

続編について公式に出ている一番新しい話は、残念ながら「止めた」というほうだった。2025年4月末、Respawnは初期段階にあった2本のプロジェクトから手を引き、『Apex Legends』と『Star Wars ジェダイ』のチーム編成を調整すると発表している。声明そのものに作品名は出てこないものの、Titanfallの世界を舞台にした新作がこの2本に含まれていたと広く伝えられた。スタジオが今後の軸として名前を挙げたのは『Apex Legends』と『Star Wars ジェダイ』で、Titanfallはそこに入っていない。

Titanfallの世界そのものが消えたわけではなく、Respawnが今も動かし続けている『Apex Legends』は同じ世界を土台にしている。ただ、スレッドで求められているのは基本プレイ無料のバトルロイヤルではなく、壁を走ってタイタンに乗るあのキャンペーンの続きだよ。

『Portal 2』は日本語音声なし、字幕のみ27言語

『Portal 2』の発売は2011年4月。Aperture Scienceの施設をポータルガンで抜けていくパズルで、前作の案内役だったGLaDOSとの再会と、ストーリーもテストチェンバーも完全に独立した2人協力プレイが柱になっている。Steamでは1,200円。対応言語は27種と多いけれど、フル音声が用意されているのは英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語(スペイン)・ロシア語の5種だけで、日本語はインターフェースと字幕どまり。

では続きはどうなっているのか。Valveは『Portal 3』を発表していない。『Half-Life 3』も同様で、公式には何ひとつ出ていない。Half-Lifeとして最後に発売されたのは2020年3月のVRタイトル『Half-Life: Alyx』で、そこから6年以上が過ぎた。この数年は「今年こそ発表される」という見立てが定期的に流れてくるものの、Valve自身が正式にアナウンスした事実は今日まで無い。

そして、これは冗談ではなく、Valveが自社のゲームに「3」という数字を付けて出したことは一度も無い。Half-Lifeは2で止まり、Portalも2、Left 4 Deadも2、Dota 2も2。『Counter-Strike 2』に至っては、CS:GOという名前だったものが番号の「2」に戻った格好になっている。

Valveが『Counter-Strike 2』を明らかにしたのが2023年3月、実際に配信されたのが同じ年の9月。ここが重要なところで、CS2は新しい商品として別に売られたのではなく、『Counter-Strike: Global Offensive』への無料アップデートという形で届いた。Source 2への移行、時間とともに広がって銃弾や手榴弾で押し返せるスモーク、サブティックの導入と、中身はかなり大きく入れ替わっている。

変わらなかったのは置き場所のほう。CS2のSteamページは今もappid 730、つまりCS:GOが使っていたページそのままで、発売日の欄には2012年の日付が残ったままだ。ストアの上では、CS:GOとCS2は別々の2本ではなく、1本が書き換わったものとして扱われている。

「史上最悪の続編」という言葉がスレッドで飛んでいたのは、この構造と無関係じゃないと思う。前の1本を残したまま隣に新作が並んだのではなく、遊んでいたものが更新で置き換わった。気に入らなければ前のバージョンに戻ればいい、という逃げ道が、普通の続編ほど素直には取れない。

『Deus Ex: Mankind Divided』はEidos Montrealが開発し、2016年8月に発売。舞台は2029年、身体を機械で強化した人間が社会から完全に隔離された世界で、工作員アダム・ジェンセンとして世界規模の陰謀を追っていく。Steamでは4,160円。対応言語は8種で、ここにも日本語は入っていない。

作品としては『Human Revolution』の続きに当たるけれど、物語のほうはきれいに畳まれていない。スレッドで「続編というより、まず完成した1本が欲しかった」という言い回しが出てくるのは、そのあたりの読後感を指している。

その続きがどうなったか。2024年1月、Eidos Montrealで開発されていた未発表のDeus Ex新作が親会社の判断で打ち切られ、スタジオでは大規模な人員削減が行われたと伝えられている。以降、シリーズの新作は公式に発表されていない。

代わりに動いたのは、2000年の1作目のほうだった。2025年9月に『Deus Ex Remastered』が発表され、2026年2月の発売が予告されている。ところが公開された内容への反応を受けて、開発を手がけるAspyrは2025年12月に発売の延期を告知。予約分の返金にも触れた。新しい発売日は、今日の時点でも出ていない。

Portal 3を待つ声が15年分たまっている

Valveの話題は、最初にひとつの短い書き込みで片付けられていた。

Valveのゲームって、要するにこれ。

続いたのは、当時の温度をまだ覚えている人の一言。

Portal 2をクリアして、Portal 3がどうなるんだろうってものすごく盛り上がってた。2011年に。

ここに、作品の終わり方そのものを指摘する声が入る。

そもそもPortal 2は、続きが気になるような終わり方すらしていない。

すぐ反論が付いた。

そうかもしれないけど、可能性はいくらでも残して終わってる。

この先はチェルがその後どう暮らしたのか、Half-Lifeの世界と地続きなのか、Portalの次の一本はHalf-Life 3と同じ流れに入るのか——といった推測の応酬になっていく。どれもValveが語ったものではなく、遊んだ人どうしが持ち寄った読みなので、そのつもりで眺めるのがよさそう。ひとしきり続いたあとで、話を締めるようにこんな行が置かれていた。

Valveは3という数字に個人的な恨みでもあるみたいだ。

一方で、続編がちゃんと出た側にも火はついていた。

CS2は史上最悪の続編。

これに返ってきたのが、

GOのときもSourceのときも同じことを言われてた。5年もすれば、それが一番好きなゲームになってるよ。

という指摘。ほかにも、移動中のSMGの精度は下げてほしいとか、試合中のチャットが欲しいとか、具体的な要望を並べたうえで「それでもGOがローンチした当時よりは今のほうがずっと良い状態にある」と擁護する書き込みもあった。今の不満と、10年後の評価は別物かもしれない——という温度感が、このあたりには漂っている。

話がDeus Exに移ると、雰囲気がまた変わる。

先週クリアしたばかりで、思わず声が出た。

続編は確かに求めてた。というより、まずちゃんと完成した1本が欲しかった。

ラスボスのあたりで「さあここからだ」と思ったらクレジットが流れ始めた、という書き込みも並んでいた。10年前の終わり方に、今も同じ場所でつまずく人がいるらしい。

2011年の『Portal 2』から15年、2016年の『Titanfall 2』と『Deus Ex: Mankind Divided』から10年。スレッドに名前が挙がった作品のうち、次の一本に発売日が付いているものは、ひとつも無い。

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