Rockstar公認のGTA RP「nopixel V」9月8日クローズドベータ、参加は招待制
ロスサントスのダウンタウンには、ずっと骨組みのまま止まっている高層ビルがある。2013年に『GTA5』が発売されてから一度も完成せず、看板だけが工事を告げ続けていた場所だ。それがガラス張りのタワーになって、「The Pixel Hotel & Casino」という名前で建っている。
Rockstar Gamesが9月1日、GTAのロールプレイサーバー「nopixel V」のクローズドベータを9月8日に始めると発表した。同じタイミングでトレーラーも公開されている。
nopixel VはRockstar Games Launcherから起動する
まず紛らわしいところを先に片付けておくにゃ。nopixel Vは、既存の『GTA5』や『GTA Online』に降ってくるパッチではない。Rockstar Games Launcherから起動する別物で、FiveMのような外部クライアントを自分で用意する必要がなくなっている。RockstarがFiveM/RedMを手がけていたCfx.reを買収したのが2023年8月で、その延長線上にある形だね。
nopixelは、GTAのロールプレイ配信が伸びるきっかけを作った古参サーバーのひとつ。警官も救急隊員も強盗も全部プレイヤーが演じて、街の出来事がそのまま物語になっていく、という遊び方をずっと続けてきた。Rockstarはその積み重ねを名指しで評価したうえで、今回のクローズドベータを公式に支援すると書いている。サードパーティ製のRPサーバーがRockstar自身のランチャーに載るのは、これが初めてになる。
キャラクターメイクの仕組みは作り直された。Rockstarの説明では「経歴と同じくらい個性的なキャラクターを作れる」方向への刷新で、演じたい人物像を外見に落とし込む余地が広がっている。街の側もビジュアルが底上げされ、道行くNPCの反応が以前より賢くなった。稼ぎ方の選択肢も増えていて、犯罪に手を染めるルートも真っ当に働くルートも用意される。


移動手段も陸・海・空でそれぞれ増えたと公式サイトは説明していて、上の写真に写っている電動キックボードもそのひとつ。街を歩く速度そのものが変わると、RPの間の取り方も変わってくる。
新しく増える場所として名前が出ているのは2つ。ひとつが冒頭のPixel Hotel & Casinoで、ダウンタウンにずっと建っていた未完成のビル――Mile High Clubの区画に建てられたとみられる。もうひとつが、東の工業地帯Cypress Flats。こちらは6ブロックぶんがまとめて作り直される。

カジノホテルと工業地帯という組み合わせは、RPサーバーとしては素直な選び方だと思う。片方は人が集まって金が動く舞台装置で、片方は倉庫や作業場といった「生活の裏側」を置ける土地。どちらもプレイヤーが勝手に物語を生やしやすい場所になる。
Rockstarはこの先の予定にも触れていて、PC向けの新しいゲームオーバーレイ、イベントの追加、そしてnopixel Vへの「アクセス拡大」を今後アナウンスするとしている。裏を返せば、9月8日の時点では門はかなり狭い。
GTA$150万とトラックスーツが視聴者に配られる
クローズドベータに入れるのは招待されたプレイヤーだけで、一般の応募枠はない。中心になるのは配信者と、これまでnopixelで長く遊んできたロールプレイヤーたち。段階的に人数を広げていく方針が示されているものの、現時点で「いつ誰でも入れるようになるか」は決まっていない。
その代わりに用意されたのが視聴者向けの報酬。9月8日から9月30日まで、Drops対応の配信を見るとGTA$1,500,000とBurger Shotのトラックスーツを受け取れる。RockstarアカウントとTwitchアカウントを連携しておく必要があるので、狙うなら先に済ませておくのが早い。

タイミングとしては、なかなか際どい位置に置かれた発表でもある。長編映像『GTA 6: An Extended Look』が8月28日午前4時に公開されてから、まだ1週間も経っていない。
『GTA 6』は11月19日発売予定で、オンライン部分がどうなるのかも、PC版が出るのかどうかも、まだ何も言われていない。その空白の期間に、Rockstarは13年前のロスサントスの街並みへ手を入れる側を選んだ。
工事が終わったビルが建っているのは、新しいほうの街ではなかった。
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