『Guild Wars 3』は物語重視のMMORPGへ――シグネットと精霊“ヴェール”を守る古参ギルドの戦い
6月のSummer Game Festで姿を現した『Guild Wars 3』。あれから続報が絞られていたけれど、開発元ArenaNetが公式ブログで物語まわりをがっつり語りはじめたにゃ。読んでみると、これは戦闘の派手さより「誰の、何を守る話なのか」を軸に据えた一本になりそうだ。
舞台はオル――『Guild Wars 2』を遊んだ人なら、竜ゼイタンに沈められた呪われた土地として記憶しているはず。今作はそのはるか昔、オルがまだ魔法に満ちて栄えていた「黄金時代」を描く。原作『Guild Wars』からさらに1,000年以上さかのぼる時代設定だ(Guild Wars 3公式サイト)。

傾きかけた守り手として旅立つ


プレイヤーが身を置くのは、オル最古のギルドヴェールウォーデン(Order of the Vael)。魔法の精霊を守るために結成された由緒ある一団……なのだけれど、ゲーム開始時点では衰退のふちに立たされている。時代が急速に、そして後戻りできないかたちで変わっていくなか、かろうじて足場を保っている――ナラティブリードのAaron Lindeはそんな「不安定で、綱渡りのような」立ち位置から物語を始めると説明している。栄光の絶頂ではなく、陰りはじめた守り手から始めるあたりに作り手の狙いを感じるにゃ。
宝石に閉じ込めた魔法、シグネット

戦いの軸になるのがシグネット。決まった魔法の効果を封じ込めた小さな宝石で、これこそ人間が初めて手にした魔法とされている。ヴェールウォーデンは女神メランドゥとドゥワイナから、シグネットを生み出し磨きあげる力を授かった最初の存在――つまりティリアで最初に魔法を扱った人々という位置づけだ。やがてシグネットは各地に広まり、交易品として流通していったという設定も語られている。プレイヤーはこのシグネットを組み合わせて戦うことになりそうで、往年の『Guild Wars』らしいビルド構築の匂いがする。
精霊“ヴェール”と、それを資源とみなす者たち
ギルドが守る対象が、魔法の精霊ヴェール(the Vael)。エルダードラゴンたちが深く眠っていた黄金時代に生まれた存在で、女神たちもその苦しみに心を動かされ、ヴェールウォーデンの結成を認めたとされる。プレイヤーはこの精霊たちと絆を深めながら旅を進めていく。
対するは、魔法の荒野を「掘り尽くすべき資源」としか見ない実業家ギルドメイヴンライト(Mavenwrights)。精霊が傷つくのは、この魔法の乱掘・搾取が原因だと描かれている。自然と精霊を守る側と、それを産業の糧に変えたい側――環境と開発の綱引きを丸ごとファンタジーに落とし込んだ構図で、単なる勧善懲悪より一枚踏み込んだ物語になりそうだ。
発売時期と対応環境の現在地
公式が掲げるのは「アクションアドベンチャーMMORPG、ジャンルの現代的な進化」。運びかけた勢いを別の移動に受け渡す独自のムーブメント、アクション寄りの戦闘、スキル収集を組み合わせた作りだ。プラットフォームはPC(Steam・ArenaNet独自クライアント)とPlayStation 5で、シリーズ初の家庭用機展開になる。最初のベータは2027年秋を予定していて、価格やビジネスモデルの話はまだこれからだ。
対応言語まわりは項目ごとに見ておきたいところ。現時点でSteamの対応言語に挙がっているのは英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語(スペイン)・韓国語・簡体字中国語で、いずれもインターフェース/字幕に加えフルボイス(音声)まで対応と表記されている。一方、日本語は現状ストアの対応言語に見当たらない。発売未定のタイトルなので今後変わる可能性はあるものの、今の情報だけで「日本語対応」と早合点はしないほうがよさそうだにゃ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開発/運営 | ArenaNet |
| 対応機種 | PC(Steam・独自クライアント)/PlayStation 5 |
| 発売時期 | 未定(初回ベータは2027年秋予定) |
| 対応言語 | 英・仏・独・西(スペイン)・韓・簡体中(いずれもフルボイス)※日本語は現状記載なし |


戦闘やムーブメントの派手さはトレーラーで伝わってきたけれど、今回のブログで「守るべきもの」と「奪おうとする者」がはっきりしたのは大きい。魔法がどう機能するのか、その手触りの一端がシグネットと精霊という形で見えてきた。オルが沈む前の物語――続報でどこまで踏み込んでくるか、追いかけていく価値はありそうだ。詳しくは公式サイトでも確認できるにゃ。
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