『Hell Let Loose: Vietnam』配信開始──50対50のベトナム戦、初日は同接3倍でサーバー増設
サーバーが足りなかった。開発元のアナウンスによると、初日の同時接続はシリーズ前作『Hell Let Loose』の過去最高記録のおよそ3倍に達し、公式サーバーを急いで増やす立ち上がりになったという(Steam公式アナウンス)。
Team17とExpression Gamesの『Hell Let Loose: Vietnam』が配信を開始した。ベトナム戦争を舞台に、アメリカ軍とベトナム人民軍が50対50でぶつかる大規模FPSで、配信開始は現地時間8月13日(日本ではその翌14日の未明にあたる)。Steam版は4,950円で、対応はPC(Steam/Epic Gamesストア)とPS5、Xbox Series X|S。前作の系譜を継ぎつつ、エンジンはUnreal Engine 5に移っている。
初期収録は6マップ。実際の作戦や土地から起こされていて、名前だけ並べても地形の幅が分かる。
- Thanh Hóa Bridge(タインホア橋)
- Huế Outskirts(フエ郊外)
- Vạn Tường(ヴァントゥオン)
- Quảng Ngãi(クアンガイ)
- Đắk Tô Airfield(ダクトー飛行場)
- Cam Ranh Port(カムラン港)
密林と集落、水路、そして遮蔽の乏しい開けた土地。公式の紹介でも「濃い密林や辺境の村から、水路や開けた地形まで」と幅を強調している(Launch Maps)。ダクトー飛行場は配信前の無料プレイテストでも開放されていたマップで、あの週末に触った人なら勝手は分かっているはず。


100人が同じ戦場に放り込まれても、やることは人によって違う。兵科は全17種で、部隊は6タイプ。司令官が全体を見て、歩兵の部隊長がライフル兵や擲弾兵、工兵、衛生兵、機関銃兵を率いる。斥候は探索兵と狙撃兵、機甲部隊は戦車長とクルー、迫撃砲部隊は観測手・支援兵・射撃手という分業で、ヘリコプター部隊(補給士官とパイロット)はアメリカ軍にだけ用意されている。
陣営ごとの非対称もはっきりしている。NVAはトンネル網を構築して部隊を秘密裏に動かし、アメリカ軍の背後に湧く。対するアメリカ軍はヘリという足を持つ。哨戒艇も出てくるので、水路の多いマップでは移動そのものが読み合いになる。個人技より、誰がどこに人を運ぶかで戦況が動く作りだね。
日本語は字幕まで、音声は英語に限られる

対応言語は日本語を含む12言語だけど、ストアページの表記を見ると、音声まで対応しているのは英語のみ。日本語はインターフェースと字幕までで、兵士たちの掛け合いは英語で飛んでくる。無線が飛び交う類のゲームなので、ここは好みが分かれるところ。
滑り出しの評価は割れている。執筆時点のSteamレビューは1,710件で「賛否両論」、好評は931件と半分をわずかに超えた程度。サーバーの空きが足りなかった初日の混雑がそのまま点数に出ている面もありそうだ。開発チームはサーバー増設のほか、AMD製GPUでのクラッシュにはSteamの起動オプションへ `-dx12` を追加する回避策を案内していて、FSR 4.1の対応も今後のアップデートで入ると告知している。チュートリアルはEscでスキップできるようになった。
そして「配信開始は始まりに過ぎない」と言い切ったうえで、今後の展開をまとめたロードマップの公開日を現地時間8月19日に置いている。混雑が落ち着くのが先か、次の予定が明かされるのが先か。残りは1週間もない。
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