4人協力シューター『Rogue Point』が1.0到達、Mod対応と5つ目のマップ「Clinic」を携えて
死んだCEOが遺した「MERX」という傭兵手配アプリのせいで、街には金で雇われた武装集団があふれている。それを4人一組で叩き潰しにいく自警団——それが Rogue Point という部隊の名前であり、ゲームのタイトルでもあるにゃ。
そのタクティカルな協力FPS『Rogue Point』が、2026年8月4日に早期アクセスを卒業して正式リリースされたにゃ。開発は『Black Mesa』を作り上げた Crowbar Collective、販売は Team17。早期アクセス開始が同年2月12日だったので、1.0までおよそ半年という計算になる。
1.0で入ったものは、ざっくり言えば「新しいマップ1つ、新しいボス1体、新しい銃3丁、そしてMod対応」。この中で長い目で見て一番効いてきそうなのは、間違いなく最後のやつにゃ。
5つ目の舞台「ARCLab Clinic」が開いた

早期アクセス期間中の戦場は、石油掘削施設(Oil Rig)、チェックポイント・モール、オフィス街、ウィンブリントン空港の4か所。ここに1.0で ARCLab Clinic が加わって5マップ構成になったにゃ。公式サイトによれば、5つのロケーションを合わせたミッション数は50以上。
Clinic は Easy / Medium / Hard、そして Raid の各難度にレベルが追加される形で実装されている。狭い廊下と広いロビーが交互に来る構造で、遮蔽を取りながらじりじり詰める場面と、開けた空間で一気に押し込まれる場面が両方あるという説明にゃ(Steamの1.0パッチノート)。




この作品、マップは固定の一本道ではなく「パラメトリック・デザイン・システム」と呼ばれる仕組みで内部の構造が組み替わる。同じ Clinic に何度潜っても部屋の中身や導線が同じにはならない、というのが売りにゃ。だから新マップ1つの追加でも、遊べる形の数はその何倍かになる。
ボスも増えたにゃ。5つ星の傭兵として新たに現れる R. Son は火炎放射器持ちで、名前のとおり熱い攻撃で部隊を焼きにくる。既存のボス BOS Hog のほうにも手が入って、以前より色々なレベルに出てくるようになった。キャンペーンの締めが毎回同じ相手・同じ場所にならないようにする調整にゃ。ボスの体力がプレイヤー人数に応じてスケールするようにもなったので、2人や3人で挑むときの「削りきれない」感じは薄れているはず。
銃は3丁追加。ブリーチング用の小型ショットガン Mule はセカンダリ枠に入れられて護身用にも使える。KT50「Plink」 は RC90 と同じマガジン・Paragon と同じ弾を使う半自動カービンで、装弾数の多い的撃ち銃としても高初速の護身用としても運用できるという位置づけ。A1M は高威力・高精度の半自動DMRで、中〜遠距離を落ち着いて撃つ用にゃ。ついでに実績も5つ増えていて、「蘇生ステーションを100回使う」「隊長を500体倒す」といった、長く遊ぶ人向けの内容になっている。
開発者と同じツールを、そのまま渡す

さて本題にゃ。1.0で Steam Workshop に対応した。
Crowbar Collective は元をたどれば『Half-Life』のModチームで、そこから10年以上かけて『Black Mesa』を完成させたスタジオにゃ。そのスタジオが自分のタイトルにMod対応を入れるというのは、単なる機能追加以上の意味がある。
公式が挙げている中身はこんな感じ。
- コミュニティは開発者が使っているのと同じツールで、既存マップの改造版も完全新規のマップも作れる
- 作ったマップは Unreal Editor の中からそのまま Workshop にアップロードできる
- Workshop から新しいキャンペーンを始めるとき、ホストは組み込みたいマップを選んでキャンペーン構造に混ぜられる
- 参加したクライアント側は、そのカスタムマップを自動でダウンロードする
- Workshop コンテンツの評価はゲーム内UIから付けられる
地味だけど大事なのは4つ目にゃ。フレンドを誘うときに「先にこのMod入れといて」というやり取りが要らない。ホストが選んだものが黙って全員に降りてくる。協力プレイ専門のゲームでカスタムマップが根付くかどうかは、だいたいこの一手間の有無で決まる。作り方のドキュメントは公式のmodkitページにまとまっているにゃ。

コード面の修正リストもかなり長い。AIが遮蔽を移動するとき明後日の方向を向いてしまう問題、Oil Rig でAIがスライドドア越しに撃ってくる問題、クライアントがミッション移動でスキルや装備を失う問題、抑制器なしの Paragon が想定の倍ダメージを出していた件——このあたりが1.0でまとめて潰されているにゃ。ホストとクライアント間のネットコードも最適化が入った。逆に、レイアウトの読み込みに失敗してミッション選択画面に戻される症状はまだ残っていて、開発側も調査中だと明記している。
半額950円は8月18日まで、日本語は音声を除いて対応

1.0発売に合わせて50%オフ中にゃ。通常1,900円のところ950円、サポーターエディションは2,500円→1,250円。このスペシャルプロモーションは8月18日までと表示されている。
日本語まわりは項目ごとに分かれているので注意にゃ。インターフェースと字幕は日本語対応、ただしフルオーディオ(音声)が用意されているのは英語のみで、日本語音声は入っていない。仲間との掛け合いが多いタイプのゲームなので、そこは字幕で読むことになる。対応プラットフォームは Windows のみ(Mac・Linux は非対応)で、必要環境は Windows 10 64bit・メモリ8GB・GTX 960 4GB / RX 580 クラス、ストレージ10GB。推奨はメモリ16GB・GTX 1650 / RX 5500 XT。コントローラーはフル対応で、1.0でエイムアシストが再実装されコントローラー既定でオンになった。
正直に書いておくと、Steamのレビュー評価は現時点で「賛否両論」にゃ。早期アクセス期間は決して順風満帆ではなくて、マッチングの人口やバグへの不満がそれなりに積み上がっていた。1.0はその宿題をまとめて片付けにきた回であり、同時に「あとはコミュニティが作るものに委ねる」と腹をくくった回でもある。
Mod対応というのは、開発が続く限りコンテンツが増える保証にはならない。けれど『Black Mesa』という、ファンの手で始まって正式な商品になった作品を世に出したスタジオが、今度は自分の側からツールを配っている。この巡り合わせは、ちょっといいものにゃ。
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