100人FPS『WARDOGS』9月10日に早期アクセス開始、予約者は8月21日からのクローズドβへ
「買ってみて、気に入らなかったら返金してくれていい」。発売前の作品がこういう言い方をするのは、なかなか珍しい。
BULKHEAD が開発し Team17 が販売する大規模戦闘FPS『WARDOGS』が、2026年9月10日にSteamの早期アクセスへ入る。価格は通常版が4,980円、特典入りの Supporter Edition が6,200円(Steamストアページ)。そして予約した人には、8月21日から23日までのクローズドβ週末への参加が保証される。
3チーム256km²、100ポイント先取制
まず作品そのものの形から。最大100人が3チームに分かれて戦う。よくある2陣営の押し合いではなく、三つ巴だ。
戦場は256km²という広さで、その中に2×2kmの「コントロールゾーン」がランダムに出現する。ゾーン内にいる人数がいちばん多いチームがポイントを得ていき、先に100ポイントへ到達したチームの勝利。出現位置が毎回変わるので、マップの端で腰を据えて待つ、という遊び方は成立しにくい作りになっている。
もうひとつの軸が金だね。プレイヤーは10,000ドルの所持金から始まり、リスポーンのたびに武器・装備・ビークルを買ってロードアウトを組む。金は撃ち合いだけで増えるものではなく、味方の蘇生、ゾーンへの輸送、拠点の制圧といった地味な働きにも支払われる。しかも資金はマッチをまたいで持ち越せるので、何試合か倹約して重装備に一気に投資する、という判断も取れる。



建築と破壊も入っている。ロケットランチャーで団地を吹き飛ばす、戦車で市街地を踏み潰して進む、逆に味方と前線基地を建てて防衛線を厚くする——このあたりが同時に成立する。ボイスチャットはローカル(近接)方式で、敵チームの声も距離が近ければ聞こえる。作戦を練るのにも、煽り合うのにも使えるということだね。
βで不満なら返金OKの予約特典
予約と早期アクセスの関係が、この発表のいちばん変わっているところだと思う。
まず予約者に配られるのが、8月21日〜23日のクローズドβ週末への参加権。ストアページでは、このβを遊んで気に入らなければ返金してかまわないと明言されている。予約金を人質にせず、まず触らせて、そこで判断してくれという立て付けだ。発表に合わせて公開された動画も「WARDOGSを買わないほうがいい理由」を10個並べるという内容で、早期アクセスゆえの物量、価格、パフォーマンス、収益化、コントローラー対応といった弱点を自分から先に挙げている。
早期アクセス期間は1〜2年程度を見込んでいて、長居するつもりはないとしている。そして正式版では値上げすると先に告知済み。今の4,980円は「未完成のぶん安い」価格ということになる。早期アクセス中の課金要素については、任意のSupporter Edition(見た目アイテム)以外は入れない、ゲーム内通貨やステータス系アイテムは売らない、という方針も示されている。
収録される内容は、100人3チームの大規模戦、複数バリエーションを含む3つのマップ、歩兵とビークルの戦闘、破壊表現、全チーム共通のローカルボイスチャットなど。ウィッシュリストは公式発表で80万件を突破しており、注目度のほうは十分に集まっている状態だね。
ここは項目ごとに分かれているので細かく見ておきたい。ストアページの言語表には14言語が並んでいるけれど、日本語に入っているチェックは「インターフェイス」の1つだけ。フル音声が付いているのは英語のみで、日本語音声はない。字幕欄にはどの言語もチェックが入っていないので、セリフや無線の内容を日本語で追える保証は現時点ではないと考えたほうがいい。
対応OSはWindowsのみで、Easy Anti-Cheat(カーネルレベル)を使用する。要求スペックはこのとおり。
| 項目 | 最低 | 推奨 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10 | Windows 11 |
| CPU | Core i5 8600 / Ryzen 5 3500 | Core i7 12700K / Ryzen 7 5700X |
| メモリ | 16GB | 16GB |
| GPU | GTX 1660 / RX 590 | RTX 3070 / RX 6700 XT |
| ストレージ | 50GB | 50GB |
| 想定 | 1080p Low 60fps(アップスケール) | 1440p Medium 70fps以上(ネイティブ) |
最低ラインがGTX 1660というのは、100人規模のFPSとしてはかなり低いところに置かれている。開発チームは以前から画質プリセットの下限を「ポテト」と名付けて、2010年代後半のPCでも60fpsを狙うと説明していた。
判断材料を先に渡して、しかも取り消す方法まで添えてくる。その週末が始まるのは8月21日、早期アクセスはその20日後だ。
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