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『KEMURI』新トレーラー公開、狐の窓と憑依アパレルで妖怪を狩るUNSEEN新作はPS5/PCで2027年発売

投稿: 2026/09/16by tobariware5分で読めます
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「カオスの街へ、おかえり。」——その一文を添えて、UNSEENの妖怪憑依アクション『KEMURI』の新しい映像が9月16日に公開された。題名は「おかえり。BACK TO CHAOS」。尺は94秒で、9月17日に開幕する東京ゲームショウ2026にあわせて出された世界観トレーラーにあたる。

6月のState of Playでゲームプレイが初めて披露されてから、およそ3か月。今回は操作や仕組みを噛み砕いて見せるものではなく、ケムリシティという街そのものを浴びせにくる映像になっている。公式の紹介文も「垂直にそびえる都市・ケムリシティ。狐の窓を開き、見えないはずの『超常』を解き放て」の二行だけ。説明を足さずに空気で押してくるあたり、このスタジオらしい出し方だね。

『KEMURI』の中心にあるのは「狐の窓(FOX WINDOW)」と呼ばれる仕草だ。手で形を結び、その隙間から覗き込むと、普段は見えない世界の狭間が浮かび上がる——という、日本に昔からある遊びをそのままゲームの根幹に据えている。プレイヤーは妖怪ハンターとして、この窓越しに街の異常を見つけ出していく。

見た目の作りも独特で、公式は「マンガスタイライズド」と呼んでいる。3Dの立体感を保ったまま、輪郭線や網点、筆致の荒さといった漫画の表現をそのまま画面に乗せてくる。狐の窓を構えた瞬間に画面が一気に描き込みへ振れる感じは、映像で見るとかなり気持ちがいい。

戦闘の軸になるのが「憑依アパレル」。妖怪を倒して契約を結ぶと、その力が身に纏える形として手元に残り、着替えることで見た目も戦い方も、街の移動の仕方までまとめて変わる。ハンター側にも幅があり、接近戦に飛び込む者、遠くから射抜く者、祈祷と札で超常の力を操る者がいるとPlayStation.Blogで説明されている。

対応するのは最大3人のオンライン協力プレイ。ひとりが見つけ、ひとりが導き、ひとりがとどめを刺す、という役割の分かれ方が示されていて、単純に頭数を増やすco-opとは少し毛色が違う。ひとりで遊ぶ場合も、個性の強いハンターや契約した妖怪がそばにいる作りになっているらしい。

生と死の境界に立つ街、ケムリシティ

ケムリシティは、生と死の境界に立つ街として描かれている。「失ったものに、もう一度出会えるかもしれない」と噂され、そのせいで危険な観光地にもなっている、という設定だ。屋上、路地裏、地下遺構と縦に層を重ねた構造で、パルクールじみた移動が映えるのはこの地形があってこそだと思う。

住み着く妖怪は、昔からの姿かたちを持つものから、この街でしか成立しないような現代的な妖怪まで。いずれも人の感情の澱から生まれた「ケムリ」と呼ばれる存在として扱われる。街が抱えたものが、そのまま狩る対象になっているわけだね。

発売はPS5とPC向けに2027年予定で、価格はPlayStation Storeでも未定のまま。東京ゲームショウ2026は9月17日から21日までの5日間で、一般公開日は19日から21日の3日間になる。

94秒のうちに新しい日付が刻まれることはなかった。前回から動いていないのは、2027という4文字だけ。

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