『ウィザードリィVI 禁断の魔筆』SFC版が2027年にSteamへ、ウィッシュリスト公開中
9月15日は「ウィザードリィの日」。ドリコムがこの日に合わせて出した発表は音楽からアパレルまで盛りだくさんだったけど、目を引いたのは一番上に置かれた1行だった。1995年にスーパーファミコンで出た『ウィザードリィVI 禁断の魔筆』が、移植されてSteamにやってくる。発売は2027年の予定で、ストアページとウィッシュリストは同日から公開されている(45周年特設ページ)。
Steamに並んだ「SFC Version」は日本語しか出てこない
ストアに登録された名前は "Wizardry Ⅵ: Bane of the Cosmic Forge (SFC Version)"。ページを見ると、開発はD4エンタープライズ、販売はドリコムになっている。レトロゲームの配信サービス「プロジェクトEGG」を長く回してきた会社が、移植の側に立つ形だね。
対応言語の欄に載っているのは日本語だけ。しかも印が付いているのはインターフェースと字幕の2つで、フルオーディオの欄は空のままだよ。発売日の欄は「近日登場」のままで、価格も具体的な日付もまだ出ていない。2027年という時期は特設サイトと発表資料に書かれている数字で、それ以外は後日公開とされている。
公開されたスクリーンショットは5枚。6人ぶんの顔グラフィックと装備アイコンが画面の左右を縁取り、中央の小窓でダンジョンを一歩ずつ進んでいく、あの画面構成がそのまま残っている。戦闘ではクリーピング・バインのような植物型のモンスターが触手をうねらせ、自動生成された地図が探索中の窓に重なって表示される場面もある。当時の雰囲気そのままにSteamへ、というのはストアの紹介文にも書かれている通りだね。


ややこしいのは、Steamにはすでに『Wizardry 6: Bane of the Cosmic Forge』が並んでいること。1990年のPC版がもとになったもので、配信は2013年9月11日、通常価格498円。ただし対応言語は英語とドイツ語で、日本語で遊べるものではない。
一方のスーパーファミコン版は、末弥純のイラストと羽田健太郎の音楽を携えた日本向けの作りで、そこが今回の移植の中身になる。この2人の名前は特設ページにもクレジットとして出ているよ。原典の重さを残したまま、家庭用ゲーム機の画面に合わせて組み直された1本、という言い方が近い。
そもそもドリコムがこれを出せるのは、2020年に『Wizardry6』『Wizardry7』『Wizardry8』『Wizardry Gold』の著作権と、国内外の商標権を取得しているから。45周年を機に手持ちの札を1枚ずつ切っている、という流れが見えてくる。
なお、スーパーファミコン版が発売されたのは1995年9月29日。公式が30周年として触れたのは、ちょうど1年前のことだった。
サントラ4作の配信も同じ日に始まった

移植の告知と並んで、シリーズ過去作のオリジナル・サウンドトラックが各配信サービスで解禁されている。Apple Music、Spotify、Amazon Music、YouTube Musicほかで、レーベルはBandai Namco Music Live。日本を含む全世界向けの配信になる(ドリコムの発表)。
| アルバム | オリジナル発売日 | 音楽 |
|---|---|---|
| We Love Wizardry (Original Soundtrack) | 1987年12月5日 | 羽田健太郎(作曲・編曲・演奏) |
| 組曲ウィザードリィⅡ リルガミンの遺産 | 1989年3月5日 | 羽田健太郎(作曲・演奏) |
| 組曲ウィザードリィⅢ ダイヤモンドの騎士 | 1990年4月21日 | 羽田健太郎(作曲・編曲・演奏) |
| 組曲ウィザードリィⅤ HEART OF THE MAELSTROM | 1992年12月16日 | 作曲:羽田健太郎/編曲・演奏:寺嶋民哉 |
グッズの方も動いていて、45周年記念Tシャツの黒と白が各10,780円で受注開始。数量100着のスタジアムジャンパー41,800円は9月16日18時から売り出され、どちらも受注は10月18日23時59分まで。末弥純による描き下ろしのサイン入り複製原画は『連環』が60,500円、『宝箱』が44,000円で、レリーフ風のアートボード11,000円も同時に受け付けている(すべて税込)。BEAMS MANGARTとのコラボも決まっていて、こちらは末弥純の描き下ろしを使ったアイテムを出すそうだよ。
同じくグッズ方面では、仕事猫とのポップアップショップ「残業編」が9月17日から始まる。
スーパーファミコン版が店頭に並んだのは1995年9月29日。あの画面がPCのモニタに映るのは、そこから32年後ということになる。
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