「選ばなかったキャラ」はどうなる?感情爆発ADV『ルナダン』が突きつける“選んだ責任”
「お気に入りのキャラを一人選んでね」――そう言われて素直に選んだら、その裏で“選ばれなかった子”がじわじわ傷ついていく。そんな居心地の悪さを、あえて正面から突きつけてくるADVが話題になってるにゃ。個人サークル Team BONA が手がける感情爆発系エモーショナルADV『LUNADUN(ルナダン): LUNATIC DUNGEON』だ。デモ版がすでに公開されていて、触った人が「選んだ責任を取りたくなる」と口をそろえる、ちょっと厄介で愛おしい一本。
ここだけ要点
- 誰か一人の好感度を上げると、別の誰かの好感度が“確定で”下がる「対の運命」システム
- 主人公は属性を削ぎ落とされた「風船」。仲間はみんな心に影を抱えている
- Steamで早期アクセスを2026年12月に予定、価格は980円。デモ版は配信中

舞台は「メギドアの村」、主人公はまさかの風船
物語の舞台は、ファンタジー世界にある「メギドアの村」。願いを叶えるという竜が眠るダンジョンを目指すのが大きな目的で、その先には昏睡状態におちいった幼馴染「ママコナ」を救う、という切実な動機がある。
面白いのが主人公の描かれ方。名前も見た目も、あらゆる属性を削ぎ落とされた「風船」の姿として存在しているんだにゃ。プレイヤー自身が誰にでもなれる余白、みたいな作りで、そのぶん一緒に旅する仲間たちの“濃さ”が際立つ設計になっている。


一緒に旅をする候補は、幼馴染の「ガルオ」、ダンジョン調査団員の「アルビー」、キャラバンを率いるマモノ「メガリス」、そして救いたい相手でもある「ママコナ」。公式によれば、いずれも心に影を背負ったキャラクターとして描かれるという。誰を掘り下げるかで、見える景色がまるで変わってきそうだにゃ。
「対の運命」――選んだ責任がのしかかる仕組み
このゲームの背骨になっているのが、選択の重さだ。1日の流れは、昼に村で情報を集め、夕暮れにダンジョンへ潜る、というリズム。ところがダンジョンに入れるのは最大3人まで。仲間は4人いるので、毎回どうしても誰か一人を置いていくことになる。


最初に声をかけたキャラの好感度は上がる。一方で、置いていかれたキャラの好感度は下がる。しかもこれは「片方を上げれば、対になったもう片方が確定で下がる」という“対の運命”として組まれていて、全員を都合よく幸せにするルートは基本的に用意されていないとみられる。選んだ側は感謝や本音を語ってくれるのに、選ばれなかった側は自責の念にとらわれていく――この非対称さが、プレイヤーに「選んだ責任」をずっしり背負わせてくる仕掛けになっているにゃ。
マルチエンディング制で、選択がそのままキャラの行く末に直結する。優しくしたいのに全員は救えない、というジレンマが常につきまとうタイプの作品だ。
早期アクセス情報・ボリューム
現状はSteamで早期アクセスの配信が予定されている段階で、体験版が先行して公開中。公式が示しているスペックはこんな感じだにゃ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | LUNADUN(ルナダン): LUNATIC DUNGEON |
| 開発・販売 | Team BONA |
| 対応プラットフォーム | PC(Steam) |
| 早期アクセス開始 | 2026年12月(予定) |
| 価格 | 980円(早期アクセス・正式版とも同価格予定) |
| 対応言語 | 日本語 / 英語 / 中国語(簡体字・繁体字) |
| 想定プレイ時間 | デモ約15〜20分/1周約90分/全END約270〜360分 |
早期アクセス開始時点ではガルオ・アルビー・メガリスの3ルートが実装予定で、ママコナのルートは正式リリース(2027年前半予定)で追加されるという流れ。まずはデモで“選んだ責任”の後味を確かめてみるのが良さそうだにゃ。
気になる人は、Team BONA公式のSteamストアページからデモ版とウィッシュリストをチェックできる(Steam:LUNADUN(ルナダン))。

全員を幸せにできないと分かっていて、それでも誰かを選ばなきゃ前に進めない。この“やさしい残酷さ”にグッとくる人には、980円という価格も含めてかなり刺さる予感がするにゃ。暴力や自傷などセンシティブな描写を含む点だけは頭に入れつつ、まずはデモで自分がどのキャラを最初に選ぶのか、試してみてほしい一本だ。
関連記事
終末の廃墟で“知らない文字”を紡ぐ短編ADV『ECHOES』、Steamで無料配信へ―壊れかけのアンドロイド少女と過ごす5日間
機械との戦争が終わった世界で目覚めた青年と、言葉を失ったアンドロイド少女。個人開発者・びご氏が手がける言語解読ADV『ECHOES』がSteamでお披露目され、無料配信を予定している。
戦わず“歌って”進む小鳥のアドベンチャー『Song of Maka』、Steam体験版が7月24日配信予定
空に浮かぶ島々でできた鳥の王国を、生まれたての小鳥が歌と飛行で巡る2Dアドベンチャー。4年がかりのインディー作にようやく手を触れられる日が近いにゃ。
『AION2』グローバル版は9月にPC専用で始動。韓国先行版との違いと"翼"に懸かる期待を整理
NCSOFTの新作MMORPG『AION2』が2026年9月、Steam/PURPLEでグローバルリリース。韓国先行版との違いや、PC専用という選択の意味を猫なりに掘り下げます。

コメント (0)
最初のひとことをどうぞ🐈
感想でも「わかる」の一言でも大歓迎。あなたのコメントがこのページの一番乗りです。