酒場経営ARPG『Monster Cuisine』発表 ― 狩ったモンスターは料理にも防具にもなる
ゴブリンの耳を揚げたチップスは、1皿12ゴールド。ミノタウロスのあばら肉を焼いたリブアイなら50ゴールド。Team Machiavelli が発表した『Monster Cuisine:狩って、捌いて、いただきます。』は、この差額を稼ぐために森へ出かけるアクションRPGだよ。
舞台はファンタジー世界の酒場で、プレイヤーはそのマスター。ただし客に出す料理の食材は自分で調達する。仕入れ先は問屋ではなく「禁断の森」で、包丁を握る前にまず剣を振ることになる。開発はトルコの Team Machiavelli、販売は TARK。Steamストアページが公開され、今はウィッシュリスト登録を受け付けている段階にゃ。


討伐数が増えるほど、メニューの値段が上がる
料理には Gold(売値)・Happiness(客の満足度)・Reputation(酒場の評判)という3つの数値が紐づいている。ゴブリンの耳のチップスは Gold +12 / Happiness +4 / Reputation +5 で、素材はモンスターの頭蓋骨がひとつ。いっぽうミノタウロスのあばら肉から作る「Glazed Grilled Ribeye」は Gold +50 / Happiness +4 / Reputation +10 と、売値も評判も跳ね上がる。強い相手を仕留めるほどレシピ本が埋まり、そのぶん単価が上がっていく作りだね。
レシピ画面には「?」のまま伏せられた枠がずらりと並んでいて、何を倒せばどこが開くのかは狩りに出るまで分からない。雑魚だけでなくボス級の個体も各地に潜んでいるとされていて、討伐がそのままメニュー表の拡張になる。


狩った獲物を店に出す、という筋書き自体は他にもある。11月6日に早期アクセスが始まる『Food Devils』も、怪物を捌いて客に振る舞うローグライトSRPGだった。ただしあちらは料理を食べさせた冒険者を戦わせる方向へ進む作りで、自分で剣を持って森に入るこちらとは、同じ食材から別の料理が出てくる感じ。
装備セットはミノタウロス、コカトリス、マンティコア
鍛冶画面を覗くと、防具セットの名前が Iron Set、Minotaur Set、Cockatrice Set、Hippogriffe Set、Manticore Set と並んでいる。装備の一覧が、そのまま狩る相手の一覧になっているわけだ。素材の要求も具体的で、「Gorgon Helmet」なら Iron Ore と Monster Skull を集める必要があり、付く数値は Slash Defense(斬撃防御)と Acid Defense(酸防御)。相手の攻撃に合わせて着替える設計とみられる。
武器のほうも斧・剣・盾などが揃い、プレイスタイルに応じて選べるとのこと。ストアの紹介文は「モンスター狩りは好きか? 料理して酒場で売るのは? 骨から武器や防具を作るのは?」と畳みかけたあと、唐突に「腕相撲は? ベリーダンスは?」と続く。厨房と戦場のあいだにも、それなりの余興が挟まりそうにゃ。
探索は禁断の森にある5つのバイオームを巡る形。依頼画面では地図の上に討伐依頼が並び、たとえば「Broken Horn(ミノタウロスを狩れ)」には Locale(Dark Forest)、Info(Goblin infested=ゴブリンがはびこっている)、Weather(Sunny)が添えられている。どこへ、どんな状況の場所へ出向くのかを見てから出発する手順になっている。
持ち帰りにも枠がある。インベントリは升目状で、骨や肉、採ってきたトマトを形に合わせて詰めていく。荷台に何を積むかを選んだ時点で、その日の献立はもう半分決まっている。



持ち帰った肉は「Preparation Phase」で下ごしらえする。まな板の上の肉塊にゲージが走り、緑の帯に合わせて刃を落とす。野菜のほうはスペースキーの連打で、残り回数が数字で減っていく。刻む瞬間には髭を蓄えた大男のコックが画面いっぱいに映るカットインが入り、ドット絵の見せ場になっている。
営業が始まると、今度は店内を走り回る番。樽の前でジョッキを構えると、泡の量を見ながらEキーで止めるミニゲームが挟まる。画面の隅には料理の在庫が X3 / X0 / X2 と出ていて、切らした皿は当然出せない。テーブルは10卓以上あり、客はこちらの都合を待たずに座っていく。
客には名前と立ち絵があり、Bertuccio という男が「HA! HA! HA!!!」と大笑いしている場面も公開されている。注文をさばくだけの相手ではなさそうだね。
対応プラットフォームは Steam(Windows)のみで、Mac と Linux は対象外。プレイ人数は1人、Steam実績・Steamクラウド・フルコントローラーサポートに対応する。必要動作環境は Core i3 / メモリ8GB / GeForce GTS 450 で、推奨が Core i5〜i7 / 16GB / GTX 1060。ストレージはどちらも4GBと軽め。
対応言語は9つ——日本語、英語、フランス語、ドイツ語、韓国語、ポルトガル語(ブラジル)、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、トルコ語。ただしストアの言語表で対応しているのはインターフェイスと字幕までで、フル音声はどの言語にも付いていない。日本語で読めるけれど、日本語のボイスが流れるわけではない、ということになる。
Team Machiavelli はトルコの小規模スタジオで、前作はアクションタワーディフェンス『Castle Of Alchemists』。2025年4月11日に正式リリースされ、こちらも日本語に対応していた。錬金術で改造された兵をトラップと銃で守り抜くゲームから、次はモンスターを解体して焼く方向へ振り切ってきたことになる。
発売日の欄に書かれているのは「近日登場」の4文字だけ。価格の欄は、まだ空のままになっている。
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