『No Rest for the Wicked』1.0延期、2027年3月へ ― PS5版も同時に後ろ倒し
「2026年10月」と書いてあった欄が、まるごと5か月ぶん先へ動いた。Moon Studiosの見下ろし視点アクションRPG『No Rest for the Wicked』が、早期アクセスを抜けて1.0になる時期を2027年3月へ変更している。同時に出るはずだったPS5版も、そのまま一緒に後ろへずれた(公式サイトのお知らせ)。
10月という時期が発表されたのは今年6月のState of Play。そこからまだ3か月しか経っていないのに、年をまたぐところまで飛んだことになるにゃ。
追加の時間で何をするのかは、はっきり3つ挙げられている。動作performanceの改善、クラスシステムの調整、そしてゲーム全体の磨き込み。逆に言えば「まだ入っていない要素を足す」という話ではなく、すでにある土台の精度を上げるための延期だね。
CEO兼クリエイティブディレクターのThomas Mahlerは動画で経緯を説明していて、数か月にわたって内部でプレイテストを重ねた結果、1.0として出すにはまだ届いていないと判断した、という内容。開発元の説明も「小規模なチームで、譲れない基準を掲げている。近いところまでは来ているが、1.0を出すのに“近い”では足りない」という筋で通っている。
名指しされたクラスシステムは、そもそも1.0の目玉として作り直しが予告されていた部分。ここが「もう少し」の状態で残っているとなると、確かに動かせる日程ではなかったのかもしれない。
12月にオープンベータ、PS5の予約受付は2027年1月から


延期に合わせて、そこへ至るまでの予定も一緒に組み直された。12月にはオープンベータ(PTR)が開かれ、それまでの数か月でクローズドテストが複数回入る。作り直したクラスシステムを外に出して叩いてもらう場が、1.0の3か月前に用意される形になる。
もうひとつ動いたのがFounder's Packの条件。もともと7月10日で締め切られていたけれど、Steamで2026年内に購入した人まで対象が広がった。締切後に買った人も遡って含まれる。中身はIsola Sacra内の専用隠れ家「Spirit Cavern」、ファウンダーだけが持てるレジェンダリー武器「Sayer's Vow」、専用のFounder's Tag、それに1.0後の公開ベータレルムへのアクセス権。
| 時期 | 予定されていること |
|---|---|
| 2026年12月 | オープンベータ(それまでにクローズドテストを複数回) |
| 2026年内 | Steamで購入するとFounder's Packの対象に |
| 2027年1月 | PS5版の予約受付が始まる |
| 2027年3月 | 1.0(PC/Steam・PS5) |
PS5の予約が1月からということは、コンソール側の人がFounder's Packを取れるのもそこから。PC側の締切が年内で切れた直後に受付が始まる並びになっている。
Xbox Series X|S版とSwitch 2版は、6月の1.0発表の時点ですでに「後日」の扱いだった。今回の告知でもここには触れられていないので、状況は変わっていない。PC・PS5の2機種が3月に出て、残り2機種はそのあと、という構図がそのまま維持されている。
1.0は約100時間、うち60時間以上が新規と説明されている
延ばされた先に何が待っているのかは、6月の1.0発表でひととおり出ている。全体で約100時間相当、うち60時間以上が新規コンテンツ。手作りのリージョンが15以上、クラスと成長システムの全面的な作り直し、ホードモード、そして物語の最終章。マルチ側は永続的な共有レルムに加えて、PCとコンソール間のクロスプレイ・クロスセーブも掲げられている。
数字だけ見ると、早期アクセスで遊べている範囲の倍以上を新たに積む計画。そこにクラスシステムの刷新まで乗っているとなると、5か月という延期幅もそれほど乱暴には見えないにゃ。



現在のSteam版は4,620円で、割引はかかっていない。日本語はインターフェースと字幕に対応していて、音声が付くのは英語のみ。ここは購入前に見落としやすいところ。
「小さなチーム」という説明どおり、Moon Studiosはこの規模で複数の企画を抱えている。新レーベルMoonitiesの街づくり『Luma』は、10時間ぶん遊べる無料デモをブラウザで公開中だね。
ちなみに2027年3月に早期アクセスの出口を置いた作品は、これだけではない。ゾンビ禍のサバイバル『Into the Dead: Our Darkest Days』も、同じ月に正式版を予定している。
早期アクセスが始まったのは2024年4月18日。2027年3月に1.0が出たとして、この作品は「未完成のまま売られている状態」で3年近くを過ごしたことになる。
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