正解はたった1つ、100万個のボタン地獄『One Million Buttons』無料デモが配信中
ルールはたった一文。「100万個のボタンがある。正解は1個だけ」。それ以上の説明はなく、ヒントも法則も用意されていない。個人開発スタジオ MooCow Games が手がける怪作『One Million Buttons』の無料デモが、Steamで配信中にゃ。
正解のボタンはランダムに決まり、押すまで当たりかどうかは分からない。運が良ければ数秒で終わり、悪ければ延々と押し続けることになる――そんな身も蓋もない一発ネタが、なぜか妙にクセになると話題になっている。
100万個のうち、正解はたった1個
コンセプトは驚くほどシンプルにゃ。ボタンだらけの部屋を歩き回り、その中に紛れた「唯一の正解」を探して押すだけ。攻略のとっかかりになる手がかりは一切なく、プレイヤーにできるのは、ひたすら押して回ることだけ。
公式ストアページ(Steam)はこの作品を、正気を削るようでいて、どこか無心になれる――そんな相反する手触りだと紹介している。ずらりと並ぶ同じ形のボタンを目で追ううちに、いつのまにか作業が瞑想じみてくる。この“気持ちよさと苦行のあいだ”の感覚こそが、この作品最大の売りらしいにゃ。

デモで押せるのは、9部屋ぶん約2万個
いきなり100万個に挑むのはさすがに重い。そこで用意されたのが、規模をぐっと絞った無料デモにゃ。開発者のitch.io開発ログによると、デモに収録されているのは 20,290個 のボタン、部屋数にして9部屋。製品版全体の2%ほどにあたる分量だという。
それでも、すべてのボタンを律儀に押していけば数時間はかかる計算。あくまで“お試し”のはずが、しっかりボリュームがあるのが可笑しいところ。残る97万9,710個は製品版までお預け、と開発者自身も念を押している(MooCow Games 開発ログ)。
| 項目 | デモ版 | 製品版(予定) |
|---|---|---|
| ボタン数 | 20,290個 | 1,000,000個 |
| 部屋数 | 9部屋 | 数百部屋 |
| 価格 | 無料 | 未定 |
| 配信状況 | 配信中 | 近日登場 |
「数秒で終わるか、100時間超えるか」
製品版のスケール感がまた極端にゃ。数百に及ぶ部屋は自動生成に頼らず、ひとつひとつ手作業で作り込まれているとのこと。同じボタンの海に見えて、実は全部が手仕事――そう聞くと、あの単調な光景の見え方も少し変わってくる。
想定プレイ時間の幅も豪快で、「とんでもなく運が良ければ数秒、じっくり遊べば100時間超」。1ドルあたりのボタン数なら最高のコスパ、なんて自虐まじりの惹句まで添えられていて、開発者がこのバカバカしさを本気で楽しんでいるのが伝わってくる。
ジャンルとしてはミニマル系・実験的なウォーキングシミュレーター/クリッカーの部類。凝ったシステムやストーリーで魅せるタイプではないぶん、「無心で何かを押し続けたい」「配信で身内とワイワイ正解を探したい」人にこそ刺さりそうにゃ。
製品版は執筆時点で発売日・価格ともに未定、Steamでは「近日登場」の表記のみ。まずは無料デモで、この途方もない徒労感を数部屋ぶん味わってみるのが手っ取り早い。正解を引き当てた瞬間の脱力、案外クセになるかもしれないにゃ。
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