1週間の見合わせを経て『ゆるゆる生配信する推しは100万回死ぬ』発売、シークバーを巻き戻して推しを救う
配信画面の向こうで、推しが死ぬ。それも一度や二度じゃなく、何度も何度も——。SCRAPとVELUX STUDIOが共同開発したタイムループ謎解き『ゆるゆる生配信する推しは100万回死ぬ』が、2026年8月5日16時にSteamで配信を開始したにゃ。プレイヤーがやることは単純明快で、生配信のシークバーを巻き戻し、コメントを送って推しの運命を書き換えること。それだけのために、3〜4時間ぶんの謎解きが詰まっている。
一週間の見合わせを経て、8月5日16時に配信が始まった

もともとこの作品は7月29日16時の発売が告知されていた。ところが発売当日、SCRAPは発売を一時見合わせると発表。7月28日に発生した地震を受け、「ゲーム内に慎重な配慮を要する演出が一部含まれていることから」というのがその理由で、新しい発売日は追って知らせるとしていた。
そして7月31日に改めて8月5日16時の発売が告知され、予定どおりその時刻に配信が始まった、という流れだ。Steamのストアページにも「本作品には、一部の展開において地震および爆発に伴う死亡表現が含まれております」という注意書きが冒頭に置かれている。かわいい見た目に反して人が死ぬゲームなので、ここは購入前に一度目を通しておきたいところにゃ。
発売前の内容や作品の成り立ちについては以前の記事で詳しく書いたので、そちらもどうぞ。
「――僕の幼馴染が、Vtuberになっていた。」

ゲームが始まると、暗い部屋のモニターに「ViewTube LIVE」という配信サイトが映る。検索して行き着くのが、アライグマの姿をした配信者・新井アラーニャの生配信だ。頑張り屋だけどドジで不器用、放っておけないタイプの女の子で、視聴者数は30人ほど。そして彼女はプレイヤーの幼馴染でもある、というのが公式サイトで明かされている導入だにゃ。
配信は「ゆるゆると楽しい配信をする」というタイトルどおり、のんびり始まる。が、途中で必ずトラブルが起きて、彼女は命を落とす。頭を打ったり、爆発に巻き込まれたり、暴走したファンに刺されたり。コメント欄が「救急車呼ばなきゃ」「ドッキリであってほしい」で埋まっていく、あの嫌な空気がそのまま画面に流れ込んでくる。
ここでプレイヤーが手にしているのが、配信プレイヤーのシークバーだ。時間を巻き戻して同じ配信をもう一度見返し、死の原因がどこに転がっていたのかを探す。バーの上には死亡地点を示すドクロのマークが立ち、コメントを送れる箇所には別の目印が付く。「聞こえてるよー」「聞こえてないよー」といった二択のコメントを、どのタイミングでどちらを送るか——たったそれだけの操作で、数十秒後の未来が変わる。未来を知っているのは画面のこちら側にいる自分だけ、という構図が最後まで効いてくる作りにゃ。
配信の中身そのものも一本調子ではない。クセの強い別の配信者と対戦形式の謎解きバトルに挑む場面もあって、「外側にあって内側にないイラストは何?」といった、リアル脱出ゲームでおなじみの手触りの問題が制限時間つきで飛んでくる。SCRAPが1,700万人を動員してきたイベントの謎作りが、そのまま配信のコーナー企画に化けているわけだにゃ。公式のゲーム紹介映像でも、この配信画面まわりの雰囲気がひととおり掴める。
アラーニャの声を担当するのは末柄里恵さん。テーマソング「推し活・シンドローム」は作詞をなかむさんが手がけ、ミュージックビデオも公開済みだ。操作はマウスのみでゲームパッド非対応、オートセーブとゲーム内ヒントを備え、音を使った謎も含まれるためイヤホンかスピーカーは用意しておきたい。公式は謎の難易度から15歳以上を推奨としている。


3,150円で買えるのは8月18日まで
ダウンロード版の通常価格は3,500円(税込)。発売記念のローンチセールで10%OFFの3,150円になっていて、この価格で買えるのは8月18日までだ。セール対象はダウンロード版のみで、パッケージ版は対象外となっている。
そのパッケージ版は4,000円(税込)。中身はSteamで遊ぶためのコードだが、脱出成功ステッカーとアラーニャの特大ステッカーが同梱される。SCRAPの店舗やロフト、Amazon、楽天などで扱われている。飾っておきたい派にはこちらにゃ。
動作環境はWindows 11の64bit環境が前提で、必要容量はいずれも3GB。
- 最低: Core i3 1305U / メモリ8GB / GeForce RTX 3050
- 推奨: Core i5 14400 / メモリ16GB / GeForce RTX 3060
謎解きアドベンチャーとしては要求がやや高めで、最低ラインにRTX 3050が並ぶのは少し意外なところ。購入前に手元のPCと見比べておくのが安全だにゃ。
対応言語は日本語と英語の2つ。Steamの表記ではどちらもインターフェース・音声・字幕のすべてに対応しており、英語もフルボイスで用意されている。日本語音声だけの作品が多いこの規模のタイトルとしては、なかなか手厚い。
発売翌日となる8月6日時点で、Steamのユーザーレビューは24件が投稿され、そのすべてが好評。まだ母数は小さいものの、出だしとしては上々の滑り出しといえる。1週間ずれ込んだぶん、配信を見届ける準備はもう整っているはずにゃ。
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