コナミ新作『Rhapsody in Scarlet』発表 ― 1920年代ニューヨークで魔法とビーストのコンボアクション
禁酒法時代のニューヨークで、魔法使いが獣を連れて殴り合う。9月3日のState of Playで初公開された『Rhapsody in Scarlet(ラプソディ・イン・スカーレット)』は、既存シリーズの続編でも復活でもなく、KONAMIが一から立ち上げた完全新作のアクションゲームだった。
対応機種はPS5/Xbox Series X|S/Steamの3つ。発売日も価格も未定で、CEROレーティングは審査予定と記載されている(KONAMIのプレスリリース)。
映像でいちばん目を引くのは、主人公の魔法と、傍らにいる巨大なビーストが同じコンボの中に同居している点。プレイヤーは魔法使いのエリーを操作し、相棒のビースト「スコル」と組んで戦う。近距離攻撃だけで殴るのではなく、遠距離攻撃や広範囲を巻き込む魔法まで、性質の違う技を継ぎ足しながら攻撃をつなげていく作りになっている。
そこにビーストが割り込む。Co-Producerの村山隆徳氏は公式ブログでこう書いている。
ビーストの技をコンボのなかに組み込むことで、攻撃はさらに強力かつ派手になっていきます。
剣を振る近作とは違い、魔法だからこそ通せる自由度の高さと、プレイヤーの発想でコンボを組み立てられる感触を狙っている——というのが開発側の説明にゃ。技の選び方で戦闘スタイルが変わるタイプ、ということだと思う。街の看板やネオンが背景に流れ込む中で大技が炸裂する画は、題材の華やかさとよく噛み合っている。



謎の男が送り込む「結界」とジャズ歌手エリー
主人公はエリー・マイヤーズ。ジャズを愛する若き魔法使いで、シンガーを目指してニューヨークへやってきた。ところが、ある事件をきっかけに謎のマフィア組織の陰謀へ引きずり込まれていく。摩天楼と喧騒の裏側で、人知れず魔法を操る者たちの抗争が続いている——というのが世界設定の骨格。
Steamの紹介文はもう一段踏み込んでいて、エリーは謎の男の手によって「結界」と呼ばれる場所へ送り込まれる、と書かれている。世界を揺るがす陰謀の背後で蠢く危機、そしてエリー自身に秘められた過去と力。物語の引きはそのあたりに置かれているようだね。
もう一人の軸がイリヤ・ジョーンズ。魔法組織「シーカー」を率いる若きリーダーで、公式サイトのプロフィールによれば父ハロルドの手で鍛えられた実力者だという。自由を重んじるエリーと、秩序を重んじるイリヤ。噛み合わない二人がぶつかりながら距離を縮めていく構図で、ボイスは日本語版がエリー=鬼頭明里、イリヤ=大西沙織、英語版がCherami LeighとHannah Graceという布陣になっている。



主題歌はSOIL&"PIMP"SESSIONS、音声は日英2言語

ジャズを題材に据えた以上、音楽で手を抜くわけにはいかない、ということなんだと思う。主題歌「Cool/Hot」は、日本のジャズバンドSOIL&"PIMP"SESSIONSがEmi Meyerを迎えて演奏する形。ゲームの主題歌としてジャズバンドが正面から起用される例はそう多くないので、映像に乗っていたホーンの鳴りは、雰囲気作りの飾りというより本体側の要素と見てよさそう。
現時点で確定している仕様はこのあたり。
- 対応機種: PS5 / Xbox Series X|S / Steam
- ジャンル: アクションアドベンチャー、プレイ人数は1人
- 表示言語: 日本語を含む10言語(インターフェース・字幕)
- 音声: 日本語と英語の2言語のみ
- 発売日・価格: 未定(ウィッシュリスト登録は受付中)
PC版はDualSenseコントローラー対応、難易度調整、テキストサイズ変更といった項目もストアの機能欄に並んでいる。最小動作環境として載っているのはCPUがCore i5-10400/Ryzen 5 3600、GPUがGeForce RTX 2060 SUPER、メモリ16GB。発売日すら出ていない段階の数字なので、変わる余地はある。
State of Playでの初公開に続き、同じ夜のKONAMI公式番組「KONAMI PRESS START」でも本作は扱われた。番組内では制作チームが世界観と魅力を語る映像が公開されていて、トレーラー2本だけでは拾いきれない部分がそちらに回っている。番組そのものは『SILENT HILL: Townfall』を含む複数タイトルを並べる構成だった。
公式Xでは、5日間連続で毎日「最大1万円分のえらべるPay」が当たるプレゼントキャンペーンも走っている。
スコルの正体も、エリーに秘められているという過去と力も、いまは映像の中にしか無い。
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