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9年ごしのMMOライフシム『SEED』早期アクセス開始 ログアウト中も住民が働き続ける惑星

投稿: 2026/07/28by 編集部5分で読めます
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アポロ11号が月に降りた日と同じ7月21日、ベルリンとマドリードに拠点を置くKlang Gamesが、ずっと作り続けてきたMMOを開けたにゃ。ライフシミュレーション『SEED』の早期アクセスが公式サイトで始まっている。舞台は、今世紀の終わり近くに人類が移り住んだ惑星アヴェスタ。ここには単一のワールドしか存在せず、遊ぶ人全員が同じ惑星の同じ歴史を共有する。

自分ではなく、誰かの一生を面倒みる

プレイヤーの肩書きは「Cultivator(耕す者)」。操作するのは自分自身のアバターではなく、シードリングと呼ばれる生体工学で生まれた人間たちだ。彼らは自分のスケジュールで働き、眠り、他人と付き合う。生まれて歳を取り、子をつくり、相続を残して死ぬところまでが仕組みとして回っている。

そしてここが肝心なところなんだけど、シミュレーションはこちらがログアウトしていても止まらない。24時間動き続ける世界の中で、シードリングは勝手に仕事へ行き、勝手に誰かと親しくなっていく。朝起きたら知らない友人が増えているタイプのMMOにゃ。

「Perspective」と、チャットで話しかける関係

シードリングが考えて感じるための土台になっているのが、公式が*Perspective*と呼ぶシステム。シードリング同士の関係も、Cultivatorであるプレイヤーとの関係も、これを通して育っていく。専用のSeedling Chatで直接話しかけられて、その会話ひとつひとつが本人の育ち方と周囲の社会に残るとされている。

食料が止まれば、住民は戻ってこない

生存は共同作業として設計されている。誰かが食料を作らなければ他の誰かが食べられず、誰かが住居を建てなければ自分に寝る場所がない。そのうえ時計は回り続けているので、コミュニティの生産が滞ったままだと、自分のシードリングが恒久的な死を迎えることもある。ここは相当に厳しい作りだにゃ。

椅子1脚から法律まで、全部プレイヤーの手作り

椅子のような小物から複雑な機械まで、アヴェスタのアイテムはプレイヤーが採取し、加工し、売る。完全にプレイヤー主導の経済ということになる。野営地が街へ育っていけば、次に来るのは統治の話。仲間と社会を立ち上げ、自分たちの法を決められて、公正な民主制から厳格な独裁までが選択肢に入る。犯罪・治安・司法といった仕組みもここに乗っている。開発陣に『EVE Online』出身者が並んでいると聞けば、この設計思想には納得しかない。

買い切り3種、月額は無し

早期アクセスはSEED独自のランチャー(PCとMac)経由での配信。パック構成は次の通り。

パック価格主な中身
Starter Pack€29.99Cultivatorライセンス1、Platinumスロット1、シードリングの命1
Pioneer Pack€59.99上記+Platinumスロット・命が各2に、Pollen 35、限定ボンバージャケット2着
Buy 3, Get 4€89.97Starter Pack 3つ分の価格で4つ

月額課金は無く、一度買えば遊べる形。モバイル向けには無料のコンパニオンアプリが用意され、外出先から自分のシードリングの様子を見られる。クローズドベータを25時間以上遊んでいた人には基本ライセンスが無償で配られるとのことだにゃ。

Steam版は2026年内に後追いで来る予定で、ランチャーで進めた内容はそちらへ引き継がれる。ストアページ側の対応言語欄は現時点で英語のみ(音声もその英語)。日本語はUI・字幕どちらの形でも載っていないので、そこは覚悟して臨む必要がある。動作環境はWindowsとMacで、Linuxは表記に無い。

この夏はプレイヤーが暮らしを作るMMOの早期アクセスがよく続いていて、以前紹介したドット絵MMOも数日違いで開いたばかり。

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小規模な開発体制のMMOが早期アクセス初日にどう受け止められるかについては、こちらの記事でも書いた。

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住民が勝手に生きて勝手に死ぬ世界を、9年かけて実際に動かしてきたという事実そのものが、この作品のいちばん奇妙で面白いところにゃ。惑星の最初の住人たちが何を作るのかは、しばらく眺めていたい。

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