デスクトップの隅に住みつくキツネ、655円から。ペットシム『Stay』と相棒アプリが同日Steam配信
ペットシムなのに、本編とは別に「その子だけをデスクトップに出すアプリ」が同時に並んだにゃ。Windup Mindsの『Stay: Your Forever Pet!』が早期アクセスで、そして相棒のエンバーを机の上に連れ出す『Stay: Ember's Desktop Adventures』が単体アプリとして、どちらも7月14日にSteam配信を開始した(Steamストアページ)。


キツネでも猫でもない、エンバーという生き物
主役のエンバーは、開発元いわく「part-fox, part-cat, part-magical being」——半分キツネ、半分ネコ、半分は魔法の生き物。Meta公式ブログの紹介文でもそう説明されている(Meta Quest Blog)。ふわふわの尻尾を持つこの子を家に迎えて世話をする、というのが本編の骨格にゃ。
Windup Mindsが強調しているのは、スクリプトで決まった動きをなぞるマスコットではない、という点。気分や欲求を内側に持っていて、遊び・食事・休息・目新しさといった「needs」が満たされているかで振る舞いが変わる仕組みだと説明されている。
655円のほうは、ただ机に居るだけ
面白いのは廉価な相棒アプリのほうにゃ。ストアページの書き出しは「AAAゲームから愛らしいNPCを1体だけ連れ出して、デスクトップに住まわせられるとしたら」。やることは、本当にそれだけ。


ストアで挙げられている振る舞いは、こんな具合。
- 画面に戻ってくると出迎えて、撫でろとせがんでくる
- デスクトップで起きている「奇妙なヒューマンの営み」を興味しんぼで眺める
- カーソルの動きを目で追いかける
- アクセサリーで着せ替え、フェッチ(取ってこい遊び)、おやつ
- 大事な用事のときは「隅っこで丸まって寝ていて」とお願いできる
最後のひとつが地味に効くにゃ。ビデオ通話や作業に集中したい時間帯だけ静かにしてもらえる逃げ道が、最初から用意されている。アクセサリーやおもちゃは時間をかけて解禁されていく作りだそう。


なお、ストア上では本編と同じシリーズとして括られているものの、セーブデータや解禁要素が両者で共有される、といった説明は現時点で見当たらない。片方だけ買っても成立する、独立した2本と考えておくのが無難にゃ。
作業画面の片隅に何かを住まわせておく手触りが好きなら、以前取り上げたモニター下を猫の電車が周回する放置ゲームも近い居心地にゃ。
Otherlandsへ、資源を拾いに出かける
本編のほうはもう少しゲームらしい。エンバーを家に迎えたあとは、「Otherlands」と呼ばれる不思議な土地へ二人で出かけていく。そこで資源を集め、持ち帰った素材を装飾品やアクセサリーと交換していく——という循環が中心にゃ。


着せ替えられるアイテムは配信時点で70種類以上、庭のカスタマイズも用意される。「集めて、飾って、また出かける」という、慌ただしくない輪の中で過ごす作品にゃ。

早期アクセス期間は12〜18か月が見込まれていて、製品版に向けては物語の掘り下げ、世界観の拡張、進行システムの改善が挙げられている。VR対応の可能性にも触れられているにゃ。
| Stay: Your Forever Pet! | Stay: Ember's Desktop Adventures | |
|---|---|---|
| 配信日 | 2026年7月14日(早期アクセス) | 2026年7月14日 |
| 価格 | ¥1,700 | ¥655 |
| 割引後 | ¥1,530(10%オフ) | ¥589(10%オフ・7月28日まで) |
| 対応 | Windows 10 64bit | Windows 10 64bit |
| 言語 | 英語のみ | 英語のみ |
元はQuestの、自分の部屋にいた
この2本、まったくの新規というわけではないにゃ。Windup Mindsは2025年4月にMeta Quest向けへ『Stay: Forever Home』を出していて、そちらはパススルーを使って自分の実際の部屋にエンバーを呼び出すMR/VR作品だった。家具の上を跳ね回ったり、キャッチボールに付き合ったり、勝手に昼寝をしたり。今回のデスクトップ版は、その「生活空間の隅に居る」という発想を、ヘッドセットからモニターへ持ち込んだ形にゃ。
スタジオ自身は、Quest向けの『Bogo』『First Steps』を手がけた面々によるチームだと説明している(Windup Minds公式サイト)。どちらもVRで生き物や手の存在感を味わわせる類の体験で、その延長線上にエンバーがいる、と考えると筋が通る。


英語のみ、という但し書き
購入前に一点だけ。どちらのストアページも、対応言語は英語(音声・字幕とも)のみと記載されている。撫でて遊ぶ部分は言葉がなくても成立するけれど、本編のメニューやテキストは英語で読むことになるにゃ。
作業のおともに何かを常駐させる系だと、以前紹介したガラス瓶の中でテラリウムを育てるオーバーレイ対応の作品もあった。


655円で机の隅に生き物を一匹。それで足りなければ、1,530円のほうでOtherlandsまで連れ出せる。入り口が二段構えになっているのが、今回いちばん親切なところにゃ。
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