『Turok: Origins』が2027年春へ延期、物語トレーラーでセレブラルボアの復活が判明
頭蓋骨に穴を開けて、中で爆発する武器が帰ってくる。
Saber Interactive が gamescom 2026 の開幕イベント「Opening Night Live」で、『Turok: Origins』の物語トレーラーを公開した(日本時間8月26日)。同時に告げられたのが発売時期の変更で、これまで2026年秋としていた予定は2027年春へ動いている。
発売時期が「2026年秋」と示されたのは、6月末に公開されたゲームプレイトレーラーのタイミング。そこから2か月ほどで、半年ぶんうしろへずれた形になる。
対応プラットフォームはPlayStation 5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 2、そしてPC。PC版はSteamに加えてEpic Games Storeでも配信予定で、公式サイトにストアの一覧が載っている。オンラインでもオフラインでも遊べることは、公式アカウントの投稿でもはっきり書かれている。
延期そのものは残念な知らせだけど、gamescom会場では新しいデモの試遊が用意されていた。開発を率いているのは Saber Interactive のマドリードスタジオで、250人以上が関わる規模の体制が組まれている。
ヘクサギス将軍は失われた大地を狙う
今回のトレーラーで、ようやく物語の輪郭が見えてきた。人類と、その守護者である「トゥーロクの一族(Order of the Turok)」に牙を剥いているのは、爬虫類型の種族ゼニア(Xenia)。両者は銀河をまたぐ終わりのない戦争を続けている、という設定だね。
そのゼニアを率いるのが、冷酷な軍閥の長ヘクサギス将軍(General Hexagis)。彼が向かった先が、打ち捨てられた世界「失われた大地(Lost Lands)」だった。目的は、そこに眠る古代文明の秘密を掘り起こして人類を滅ぼすこと。


面白いのは、それを止める側の手段。トゥーロクたちは、古代人が生み出した「遺伝子上の冒涜」と呼ばれる怪物どもを乗り越えたうえで、その力そのものを自分の手に取らなければならない、と公式は説明している(Steam公式ニュース)。倒した敵や環境からDNAを抜き取り、スーツをその場で作り変えていく――というこのゲームの成長システムは、単なるスキルツリーの言い換えではなく、物語の芯とつながっているらしい。
敵から奪って強くなる主人公、というのは扱い方を間違えると陳腐になりがちなところ。そこにどう決着をつけるつもりなのかは、まだ分からない。
セレブラルボアが復活、ボスはメタルモウが立つ
武器の話をすると、シリーズを知っている人が真っ先に反応するのはここだと思う。セレブラルボア(Cerebral Bore)の復活が明言された。狙った相手にロックオンして飛んでいき、頭蓋骨に食い込んで穴を開け、中で爆発する。あの悪趣味さは記憶どおりのまま持ち込むそうだよ。
ボスも公開されている。「メタルモウ(Metal Maw)」は、ゼニアの生体工学によって生きた兵器に作り変えられた個体。背中には迫撃砲が接ぎ木され、頭蓋には金属の仮面が成型されていて、そこからエネルギービームを収束して撃ってくる。肉と機械が縫い合わされた造形は、恐竜ハンティングというより完全にホラー寄りだ。
武器の種類自体も幅広い。プラズマライフル、レイガン、スナイパー、弓、ショットガン、それにゼニア由来の実験的な技術まで用意されていて、アンロックと強化を重ねていく作りになっている。最大3人の協力プレイに対応するので、誰がどれを担当するかで役割分担も変わってきそうだね。
1997年の1作目がNINTENDO64の一人称シューターだった以上、三人称視点への転換はシリーズにとって大きな決断だった。ただ、公開されているスクリーンショットを並べると、両方の視点が普通に混在している。銃身が画面下から突き出す見慣れた構図も、キャラクターの背中越しに戦う構図も、どちらも公式素材として出ている。


三人称にした理由は、DNAで作り変わっていくスーツや武器を見せるためだと説明されている。装備の見た目が変化していく作りなら、それが見えない視点だけでは成立しにくいという判断は分かる話。一方で、一人称でしか出ない気持ちよさがあるのも確かで、両方が残されたのはシリーズのファンにとっては素直に嬉しいところだと思う。
舞台は惑星をまたぐ。古代の神殿、荒野の峡谷、鬱蒼としたジャングル――と、風景の振れ幅は大きい。
現時点のSteamストアページを見るかぎり、対応言語は英語・フランス語・イタリア語・ドイツ語・スペイン語(スペイン)の5つ。このうち音声まで用意されているのは英語だけで、残りの4言語はインターフェースと字幕のみとなっている。日本語はインターフェース・音声・字幕のいずれにも記載がない。
物語トレーラーで語りに重心を置いてきたタイトルだけに、ここは発売までに動いてほしいところ。ただ現状、公式から日本語対応の言及は出ていない。
シリーズの完全新作としては2008年の『Turok』以来で、19年ぶりということになる。そのあいだにトゥーロクは、恐竜を狩る男から、敵のDNAを取り込んで自分を作り変える戦士へと変わっていた。答え合わせは2027年春まで持ち越しにゃ。
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