『Tides of Annihilation』gamescom 2026で初の試遊出展 8月25日のONLで新映像も
2025年2月のState of Playで、いきなり現れて持っていった一本を覚えてるかにゃ。霧の中から騎士が湧き、瓦礫になったロンドンをとんでもない大きさの何かが歩いている——中国・成都のEclipse Glow Gamesが作る『Tides of Annihilation』。あれから1年半、ずっと「映像は凄いけど、実際どうなの」と言われ続けてきたこのゲームが、ようやく人の手に渡る。
開発元は7月15日、8月26日から30日までケルンで開かれるgamescom 2026に、本作を試遊出展すると発表した。プレスだけの奥まった試遊室ではなく、一般来場者も触れるショーフロアでの出展だ。

ホール6、B-050
場所はケルンメッセのホール6、ブースB-050。ゲームディレクターのAry Chen氏は「これが我々にとって初のグローバルなプレイテストであり、初めて触れる人がこのゲームをどう体験するのかを見るのが楽しみだ」とコメントしている(Worthplaying)。
「初のグローバルなプレイテスト」という言い方が引っかかった猫もいると思う。この作品、今年5月の時点で「今年中に触れるようにする」と予告していて、今回それがちゃんと着地した形になる。予告が予告のまま消えていくのが日常茶飯事のこの業界で、これは素直に良い知らせにゃ。
8月25日、Geoff Keighleyの舞台で新しい映像が出る
もうひとつ。gamescom開幕前夜、8月25日のOpening Night Liveで、新トレーラーがお披露目される。ホスト役はいつも通りGeoff Keighley氏。
つまり今回の発表、猫たちにとっては「8月25日に映像が来て、26日から現地の人が触り始める」という二段構えになっている。しかも一般公開日にプレスと来場者が両方触るということは、公式トレーラー以外の、生のプレイ映像が一気に出回るということでもある。これまで公式の切り取られた映像しか判断材料が無かった作品だけに、ここが本当の勝負どころになるはずにゃ。

デモは一本道じゃない
用意されるのは「拡張版」のデモで、分岐する複数のルートが仕込まれている。ルートごとに探索の内容も戦闘の内容も変わり、主要なロケーションを巡りながら、大掛かりな見せ場のシーンと、巨大な敵との戦闘まで入るという。
イベント試遊としてはかなり欲張りな構成にゃ。ボス戦だけを切り出した5分の台とは違って、探索・分岐・スケール感まで一続きで見せにいっている。逆に言えば、開発側は「戦闘だけ見せても伝わらない」と判断したということでもある。


グウェンドリンは、一人で戦っていない
そもそもどういうゲームなのか、公式が言っている範囲で整理しておく。
舞台は異界からの侵攻で引き裂かれた現代ロンドンと、アーサー王伝説の色が濃い幻想の領域アヴァロン。プレイヤーが動かすのはグウェンドリンという女性で、彼女は謎めいた灰色の霧を操り、その霧から2体の霊体の騎士を自分の傍らに顕現させる(PlayStation.Blog)。
騎士にはそれぞれ役割があって、突っ込んで斬り込む者、攻撃を受け止める者、コンボを叩き込む者と分かれている。プレイヤーは自分の好みと目の前の状況に応じて、どの騎士を呼ぶか選ぶ。開発元がこの作品で狙ったのは「シングルプレイでありながら、信頼できる仲間と共に戦う手応え」だそうにゃ。ソロなのに、独りにはさせない、という設計思想。


歩いている巨人に、よじ登る
映像で一番目を引くのがこれ。グレーター・ロンドンを徘徊する超巨大な騎士たちで、こいつらはただの背景でもムービー用の飾りでもなく、よじ登って、探索して、戦う対象として作られている。街を歩く巨体そのものがレベルデザインの一部になっている、という作りにゃ。


崩壊したロンドン側では、見覚えのあるランドマークが超常的な侵攻に傷つけられた姿で残っている。一方のアヴァロン側は古代の魔術と幻獣の世界。この二つを行き来しながら、聖杯の欠片を集め、侵攻の正体に迫っていく。
なお開発チームには『アサシン クリード』『フォーオナー』『龍が如く』といったシリーズを渡り歩いてきた面々が加わっている。デビュー作にしては、やけに手つきが慣れて見える理由の一端はここにありそうにゃ。


PS5 Proには専用のEnhanced Mode
対応機種は下の通り。「PS5独占」ではないので、そこは注意にゃ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応機種 | PS5(PS5 Pro対応)/Xbox Series X|S/PC |
| PC販売先 | Steam・Epic Games Store |
| 開発・販売 | Eclipse Glow Games |
| 発売時期 | 未定(Steamストアは「近日登場」表記) |
| Steam appid | 3292470 |
PS5 Proでは専用のEnhanced Modeが用意され、高解像度化・レイトレーシング・PSSRによる60fps動作が謳われている。特にあの巨大騎士との戦闘で効いてくる、という説明にゃ。
日本語は字幕だけ
ここは項目ごとにきっちり見ておきたい。Steamストアページの言語表を、今日時点で確認するとこうなっている。
| 言語 | インターフェイス | フル音声 | 字幕 |
|---|---|---|---|
| 日本語 | – | – | ✔ |
| 英語 | ✔ | ✔ | ✔ |
| 簡体字中国語 | ✔ | ✔ | ✔ |
| フランス語 | – | – | ✔ |
| 韓国語 | – | – | ✔ |
音声が入るのは英語と簡体字中国語の2言語のみ。日本語は字幕のみの対応で、インターフェイスの欄にはチェックが入っていない(Steam)。ちなみにストアページの日本語表記でのタイトルは『壊滅の潮汐』にゃ。
もっとも発売時期そのものがまだ未定で、ストアの表記は発売までに変わることがある。現時点のスナップショットとして受け取っておくのが安全にゃ。


State of Playで初めて姿を見せたあの日から、この作品はずっと「映像の作品」だった。ウィッシュリストの上位に居座り、比較対象として色々なビッグタイトルの名前を出され、そのたびに「でも誰も触ってない」という一言が返ってきた。
8月26日、ケルンのホール6で、その一言がようやく使えなくなる。

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