被弾1回で即終了のボスラッシュ弾幕STG『VOIDFACE』、8月18日にSteamで発売
画面いっぱいに広がった弾を、ちまちま削りながらかわす——そういう我慢比べではないらしいにゃ。『VOIDFACE』は雑魚戦も道中もなく、最初から最後までボスとの一騎打ちだけで構成された弾幕アクションSTG。そのSteam版が、2026年8月18日に発売される。開発は Frog Hat Labs、販売は Mad Mushroom。Steamストアページで発売日が正式に掲示された。
27体、9ステージ、そして被弾1回
ストアページに並ぶ数字がそのまま設計思想になっている。ボスは27体、ステージは9つ。それに加えてチュートリアル面と、専用ボスが待つフィナーレ面が用意される。1ステージあたり3体を続けて捌く構成で、1周そのものは長くない。
そして肝心の耐久力が、1発当たったら死亡。イージーモードでようやく2発になるが、公式の説明でも「イージーでもかなり難しい」と正直に添えられている。死ぬことが前提で、同じ相手に何度もぶつかって手順を覚えていく——ボスラッシュという形式を選んだ理由が、この一行で全部説明できてしまうにゃ。


ただ避けるだけのゲームでもない。攻撃系・防御系の呪文(スペル)が複数用意されていて、これを使って主導権を握る、というのが本作の売り。避けの精度だけでゴリ押すのではなく、どこで呪文を切るかという判断が挟まる。行く手を塞ぐ敵は撃ち殺していい、とも明記されている。
見た目は輪郭のなめらかなピクセルアート。BGMはステージごとにレイヤーが動的に増減するオリジナル楽曲で、クリア報酬として帽子とアートワークがアンロックされていく。周回のご褒美がスコアだけで終わらないようになっているのは、この手の高難度作品ではありがたいところにゃ。


いきなり現れた新作に見えて、実はそれなりに長い前史がある。開発者の abho 氏は、2022年10月に itch.io で『VOIDFACE』を完成させている。現在は「VOIDFACE (LEGACY)」として公開中で、こちらも27体のボスを収録した、平均プレイ時間30分ほどの小さな作品だった。Steam版はそのリマスターにあたる。
そこから先の歩みは、Steamのお知らせ欄にほぼ全部残っている。2025年1月27日に体験版を配信。同年10月の開発日誌では「デモ公開時は12ステージと言ったが、当初構想の9ステージに戻す」と正直に軌道修正を報告し、2026年1月には逆に「最終11ステージ目を追加した」と書いている。今回のチュートリアル+9面+フィナーレという構成は、その足し引きの結果というわけにゃ。
2026年6月には弾幕ゲームの祭典 Bullet Fest への出展と、パブリッシャー Mad Mushroom との契約を発表。Frog Hat Labs にとってこれが初のSteamリリースになる。発売告知でも「何年もかけて、何度も作り直してきた情熱の産物」と本人が振り返っている(Steam ニュース)。
日本語は無い。ただしテキストを読むゲームでもない



購入前に確認しておきたい点を、項目ごとに。まず対応言語は英語・ポーランド語・スペイン語(ラテンアメリカ)・フランス語・ポルトガル語(ブラジル)の5つ。しかもこの5言語すべてがインターフェースのみの対応で、フルオーディオ(音声)と字幕の欄は空欄のままにゃ。日本語は明確に「サポートされていません」と表示されている。
- 対応プラットフォーム: Windowsのみ(Mac / Linux は非対応)
- プレイ人数: シングルプレイヤー
- 対応機能: フルコントローラーサポート、Steam実績、Steamクラウド、難易度の調整、カメラの揺れ・字幕の調整オプション
動作環境はかなり軽い。最低要件が Windows 7(64bit)、デュアルコア2.0GHz、メモリ2GB、VRAM 512MBの専用グラフィックス、DirectX 9.0c、ストレージ200MB。備考に「端末でWebGLが有効になっていること」と書かれているのが少し珍しいところで、これは本作が Construct 製であることに由来する。ノートPCでも十分動く部類にゃ。
価格については、本稿執筆時点でストアページに掲示がない。発売までに公開されるはずなので、そこは待ちの状態。
合うかどうか迷うなら、答え合わせの手段はもう用意されている。無料体験版が2025年1月から配信中で、レビュー66件のうち98%が好評という数字が付いている。しかも発売告知で明言されている通り、体験版の進行状況は製品版にそのまま引き継がれる。今から触っておいた分は無駄にならないにゃ。
弾幕STGは上手い人のためのジャンル、という印象を持たれがちだけれど、本作が選んだのは「1回の挑戦を短くして、代わりに何度も殴られる」という遊び方。1面が数分で終わるなら、死んでも次に行ける。8月18日、その27回ぶんの殴り合いが解禁される。
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