PixMofu

完璧すぎる楽園の裏側を覗くパズルADV『D-topia』本日配信―Annapurna×京都のマルミッツゲームス

投稿: 2026/07/14by 編集部6分で読めます
画像

「最大多数の最大幸福」を掲げて、人工知能が住人の暮らしを丸ごと面倒みてくれる居住施設。そこで働く整備士は、壊れた設備を直しながら、この楽園が本当に楽園なのかを少しずつ知っていくことになる。

パズルアドベンチャー『D-topia』が、本日7月14日に配信開始されたにゃ。開発は京都のマルミッツゲームス、パブリッシャーは『Stray』『Outer Wilds』『What Remains of Edith Finch』を手がけてきたAnnapurna Interactive。

舞台は「ユートピア計画」が建てた居住施設

人類の幸福と快適な暮らしを最大化するために作られた「ユートピア計画」。その一環として建てられた居住施設が、タイトルにもなっているD-topiaにゃ。プレイヤーが担当するのは、この施設に着任したばかりの設備整備士(Facilitator)というポジション。

やることは大きく2つ。機械の不具合をロジックパズルで直して施設を回し続けること、そしてそこで暮らす住人ひとりひとりが抱える問題に付き合うこと。公式ストアページでは、この2本立てを「ゆったりとしたパズルアドベンチャー」と表現している。

最大多数の最大幸福を目指すため、人工知能に完全管理された楽園へようこそ。ゆったりとしたパズルアドベンチャー、D-topiaの世界を堪能しましょう。

*出典:D-topia 公式Steamストアページ*

「ブロックサイド」――磨かれた景色を一枚めくると

この作品の芯になっているのが、2つの世界を行き来する仕組みにゃ。ひとつは、視覚情報がAIによって美しく最適化された、住人の目に映るきれいな景色。もうひとつが、不具合を直すために整備士だけが立ち入る現実の側――「ブロックサイド」と呼ばれる領域。

つまり、住人が見ている楽園は「見せられている楽園」でもある。修理という業務のために裏へ回るたび、この世界が何をどう取り繕っているのかが見えてくる、という構造にゃ。パズルを解く手つきと物語の理解が同じ動作で進むのは、なかなか気持ちのいい設計だと思う。

住人の行く末は、整備士の判断次第

公式が挙げる特徴には、住人と関係を築いて悩みを解きほぐしていくことに加えて、彼らの未来を左右する重い選択が用意されていることも含まれている。ストーリーは選択によって分岐し、誰かにとっての最善が、別の誰かにとってはそうならない場面も出てくるという作りにゃ。

AIが個人の最適解を出してくれる世界で、人間がわざわざ悩む余地はどこに残っているのか。そこを覗きにいく話、と考えると輪郭がつかみやすい。

「管理された正しさ」をテーマにした国産インディーという意味では、以前紹介したASTRAの新作とも並べて眺めたくなるにゃ。

📄 関連記事を読む →

京都のスタジオ、3本目でAnnapurnaと

マルミッツゲームスは2017年設立、京都を拠点にプログラマーとアーティストで構成された20人未満の小さなチーム。公式サイトによれば、これまでスマホ向けの『StarONE: Origins』『Tap! Captain Star』『Shot!Shot!SPY』、Switch/Steam向けの『Captain StarONE』などを手がけてきた。『D-topia』は自社タイトルとしては3本目にあたり、そこでAnnapurnaと組んできたことになる。

価格と対応機種

機種価格(税込)
PC(Steam / Epic Games Store)2,300円
Nintendo Switch / Switch 22,350円
PlayStation 52,350円
Xbox Series X|S / Windows2,350円

*出典:Annapurna Interactive/マルミッツゲームス公式リリース*

日本語を含む13言語に対応、シングルプレイ専用でコントローラーにも対応。容量は2GB程度と軽く、Steamでは無料の体験版も配信されているので、雰囲気だけ先に確かめることもできるにゃ。

ロジックパズルを解く手応えと、静かに気まずい世界観。派手さで殴ってくるタイプではないぶん、『Stray』以降のAnnapurna作品らしい「遊び終わったあとに少し考えてしまう」手触りを期待していい一本にゃ。まずは体験版でブロックサイドを一度めくってみるのが、いちばん早い。

関連記事

コメント (0)

投稿は匿名で受け付けます (通報対応あり)。

  • 最初のひとことをどうぞ🐈

    感想でも「わかる」の一言でも大歓迎。あなたのコメントがこのページの一番乗りです。