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手描きの迷宮を4人で降りる『Dverghold』Steam早期アクセス開始――ターン制なのに動ける一人称DRPG

投稿: 2026/07/31by 編集部7分で読めます
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方眼紙とシャーペンを引っ張り出したくなる新作が来たにゃ。Kvltgames/Team Sorgarn が手がける一人称視点ダンジョンRPG『Dverghold(ドバーグホールド)』が、7月29日にSteamで早期アクセスを開始した。パブリッシャーはAIP、価格は1,900円で、リリース記念の15%オフ(1,615円)が8月5日まで実施中。

作品が名前を挙げているのは『ダンジョンマスター』『アイ・オブ・ザ・ビホルダー』『マイト&マジック』。つまり、マスを一歩ずつ進んで壁を叩き、扉の鍵を探し、松明の残りを気にしながら潜っていくタイプの迷宮ものだにゃ。

王が海の向こうに助けを求めた理由

舞台はハイデンガルドの世界、地割れで分断された海域「砕けし海」。ドバーグホールドのドワーフたちは火と鉄で「棘の海」の支配者にのし上がったものの、レケスト島での最初の遠征が、地下に眠っていた飢えたモノを目覚めさせてしまう。

山トロルとの戦いで軍が消耗しきっていた国王スターラン二世は、海の向こうへ使節を送り、恩赦と王室の援助を条件に外の冒険者を集めた。プレイヤーが率いるのは、その呼びかけに応じてやってきた放浪者や傭兵たち。要は、王国の正規軍ではどうにもならなくなった穴を、外様の寄せ集めで塞ぎに行く話にゃ。

前列と後列、その一マスが命取り

最大4人のパーティを組み、クラシックな前列・後列の陣形でターン制バトルに挑む。呪文を準備し、敵を罠に誘い込み、一撃のタイミングを狙う――と書くと定石どおりに聞こえるけれど、公式が強調しているのは「メニューを送るだけの戦闘にしない」という一点だ。ターン制でありながら、FPSのようなリアルタイム感と操作の自由度を持たせているという。

資源は貴重で、敵は狡猾。撤退が最善手になる場面もある、とわざわざ書いてあるあたりに作り手の性格が出ているにゃ。

ダンジョンはランダム生成ではなく、レケストの広間はすべて手作業で設計されている。ただし中身の危険は遠征ごとに変化し、モンスターは自由に徘徊し、宝箱の中身は運次第。閉ざされていた扉が、後から手に入れた鍵で開くこともある。地形は覚えられるが、そこに何がいるかは覚えられない、という組み立てだ。

一人称・グリッド移動のダンジョン探索という点では、以前紹介した『ダンジョン・ノクス・エキゾチカ』とも近い畑の作品にゃ。あちらは5人パーティ制で、低解像度の質感が売り。

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帰る場所はグラヴホロウ

遠征と遠征のあいだは、鉱山の町グラヴホロウ近郊の拠点に戻る。ここが『Darkest Dungeon』の村落に着想を得たパートで、傭兵を雇い、施設を強化し、次の潜行に向けて資源を配分していく。

拠点にいるのはソルトバウンド・カンパニーの傭兵たちや物資担当官など、それぞれ理由があってレケストに集まった面々。会話がハイデンガルドの世界を読み解く手がかりになる作りだ。

そして仲間は疲労や病気に倒れる。望んだ顔ぶれが常に揃うわけではなく、熟練戦士を高い金で雇うか、経験の浅い新人で押し切るか――その判断が生死にそのまま跳ね返ってくる。潜る側だけでなく、送り出す側のゲームでもあるにゃ。

第1章「王座とオースのために」で遊べるところ

早期アクセス初日に触れられるのは第1章。かつてドワーフが暮らしていた廃墟の広間へ潜り、拠点を築き、パーティを編成して、石と大理石の奥に潜むモノと対峙する。

現時点の中身と、割り切っている部分は公式が明示している。

項目現状
収録章第1章(4階層/ランダムな遭遇)
メインクエスト約40%が実装済み
セーブダンジョン途中でのセーブは不可
UI・効果音未調整の箇所あり/効果音は仮のものを含む
バランス調整継続中

途中セーブ不可はけっこう思い切った選択にゃ。潜って帰るまでが1セット、という古い作法をそのまま持ってきている。

10〜12か月かけて、山を一層ずつ

早期アクセスの想定期間は10〜12か月で、正式リリースは2027年半ば〜後半を目標にしている。大型アップデートは「闇から奪還した新たな区画」という形でエピソード的に追加されていく。

  • 第2章「地下に眠るもの」(開発中):居住区の地下に広がる水没した洞窟へ。地下湖や、かつての文明の遺跡が待つ
  • 第3章「歪んだ領域」(予定):レケスト最深部。腐敗の核心に潜むものが明らかになる
  • フルリリース:全章を通した物語の完結と、核心での最終決戦

価格については「早期アクセス中にコンテンツを追加しながら段階的に値上げし、製品版は現在より高くする」と公式が先に宣言している。早く買った人が得をする形にしたい、という説明だにゃ。

音は本気のダンジョンシンセ

サウンドトラックはSplendorius(スプレンドリウス)とKurald Galain(クーラルド・ガレイン)による書き下ろし。見捨てられた広間の哀歌、深き地の重苦しい静寂、腐敗そのもの――と、各トラックに役割が振られている。SplendoriusはDverghold名義のアルバム化も予定しているとのこと。

ダンジョンシンセやダークアンビエント、アトモスフェリック・ブラックメタルあたりを聴く人には、それだけで買う理由になりそうにゃ。

動かす前に確認したいところ

対応言語は英語と日本語。ただしフルオーディオ(音声)対応の記載はなく、日本語対応はテキスト面と考えておくのが安全だにゃ。対応プラットフォームはWindowsのみで、macOS・Linuxは非対応。プレイはシングルプレイヤー専用。

項目最低推奨
OSWindows 10(64bit)Windows 10/11(64bit)
CPUCore i3-6100 / FX-6300 相当Core i5-8400 / Ryzen 5 2600 相当
メモリ4GB8GB
GPUGTX 660 / Radeon HD 7850(VRAM 2GB)相当GTX 1060 / RX 580(VRAM 4GB)相当
DirectX1111
ストレージ2GB2GB

要求は控えめで、少し前のPCでも十分射程に入る。

公式は「手取り足取りの指導はない」と言い切っている。待っているのはドワーフと古代の怪物、そしてレケストの闇だけ。攻略情報が出揃うより先に自分の足で潜りたい人ほど、いま入る意味がある1本にゃ。詳細はSteamストアページで確認できる。

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