『POSTAL』開発元が挑む悪夢のホラーFPS『Flesh & Wire』第2弾トレイラー公開 ― 復讐に燃える少女と相棒の猫
あの過激なブラックコメディFPS『POSTAL』を生んだRunning With Scissorsが、まったく毛色の違う一本を進めているにゃ。心理ホラー一人称シューター『Flesh & Wire』——その第2弾トレイラーが公開されて、悪夢のような世界の全貌が少しずつ見えてきた。
笑いを捨てて、恐怖へ振り切った『POSTAL』の裏side
『POSTAL』シリーズといえば、悪趣味な下ネタと過剰暴力を笑い飛ばすカルト的な作風で知られてきた。ところが『Flesh & Wire』は、その同じ世界観の「陰の部分」だけをすくい取り、ジョークを削ぎ落として純粋なホラーへ振り切っている。開発元自身が「シリーズの心理的なルーツを掘り下げる」と位置づけている一作だ。


主人公は普通の女子大生エンジェルと、相棒のスフィンクス猫
物語の軸になるのは、ごく普通の学生だったエンジェル。ある凄惨な暴力事件をきっかけに、血と陰謀にまみれた白昼夢へと引きずり込まれていく。彼女に寄り添うのが、忠実なスフィンクス猫のソロモン——毛のない相棒が悪夢の道連れになるあたり、猫好きとしては気になるところにゃ。
エンジェルが追うのは、自分の人生を壊した張本人、シリーズおなじみの「Postal Dude」。第2弾トレイラーは、アリゾナを舞台に法や軍、そして不気味なカルトと渡り合いながら復讐を突き進む彼女の姿を、より濃密な空気感で映し出している。


現実と悪夢が溶け合う「Dreamscape」
本作の核になりそうなのが「Dreamscape」と呼ばれる幻覚世界。記憶とモンスター、そして目の前の風景がぐにゃりと混ざり合い、現実がグロテスクな悪夢版へと歪んでいく。トレイラーでは、教会(メガチャーチ)のような場所が恐怖と怒りに形を変え、別世界へと崩れていく様子が印象的に描かれていた。ただ撃ち進むだけでなく、どこまでが現実でどこからが妄想なのか——その境界の曖昧さこそが恐怖の演出装置になっているようだ。

武器は銃火器から「異界の道具」まで
戦う手段も幅広い。オーソドックスな銃火器や爆発物に加え、その場でこしらえる即席武器、さらには超常的な力を呼び起こす「異界の道具(アーティファクト)」まで用意されているという。相手取るのは軍や影の工作員、狂信者、そして「遥か彼方から来た存在」。手にした武器や遭遇した怪物を書き留めていくジャーナル要素も備わっているとのことで、ただの撃ち合いに留まらない探索の手応えも期待できそう。


発売時期・対応機種
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | Flesh & Wire |
| ジャンル | 一人称ホラーFPS |
| 対応機種 | PlayStation 5 / PC(Steam・GOG) |
| 発売時期 | 2027年(予定) |
| 開発・販売 | Running With Scissors |
なお本作は血・ゴア・強い暴力表現などを含む、かなりハードな内容になる見込み。刺激の強さは覚悟のうえで、ということになりそうだ。
『POSTAL』のあの悪ノリを愛してきた人にとっては、同じ土壌からこれほど陰鬱なホラーが芽吹くのは意外に映るかもしれない。けれど、笑いの裏にあった不穏さを真正面から突き詰めるという発想は、シリーズを知る人ほど刺さるはず。発売は2027年とまだ先だが、Dreamscapeがどこまで正気を削ってくるのか——続報で確かめたい一本にゃ。
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