ローグライク『Lootbound』配信開始、日本語対応 ― 隣接装備のオーラでビルドが変わる
拾った剣を、どのマスに置くか。それだけで強さが変わってしまうゲームがある。
ArtDockが開発し、Dreland Enterprisesが販売するローグライトRPG『Lootbound』が、8月14日にSteamとXbox Series X|Sで配信を開始した。ダークファンタジーの世界を舞台にしたターン制の探索もので、日本語表示にも対応している。


隣に置いた装備が、互いの効果を書き換える
探索は1人のヒーローから始まって、道中で仲間を集めながらパーティを組み上げていく。戦闘はターン制で、仲間はプレイヤーが細かく指示しなくても自分の能力を使って動く。ここまでなら見慣れた作りだけど、この作品が体重をかけているのはインベントリの整理のほうだにゃ。
拾った装備は格子状のインベントリに置いていく。しかも回転させて、空いたマスに押し込める。そこに乗ってくるのが「アイテムオーラ」という仕組みで、隣り合わせに置いた装備同士が互いの効果を変化させる。つまり「何を持つか」だけでなく「どこに置くか」がビルドの一部になっているわけだね。
たった1つの装備がキャラクターを別物に化けさせることもあれば、置き場所を間違えたせいでまるで機能しない一式ができあがることもある。詰めパズルを解いている感触と、装備を厳選している感触が、同じ画面の中で混ざっている。


背中のスペースと相談しながら戦利品を選ぶ手触りは、冥界を舞台にしたドット絵RPG『Soulforge Lost Path』がバックパック管理で見せていたものとも近い。あちらは殲滅と持ち帰りの緊張が主役で、こちらは配置のシナジーが主役、という違いはある。
進行はマップ上のルート選びで枝分かれする。安全に進むか、報酬の大きいほうへ寄るか。その判断にダイスロールが絡んできて、戦利品を手に入れる難度がその場で決まる場面もある。運を引き受けるかどうかを、毎回自分で決める作りにゃ。
バイオームごとにボスが待ち構えていて、最後に立ちはだかるのが「Guardian」と呼ばれる守護者。この相手は固定ではなく、プレイヤーがそこまでに選んできたものによって構成パーツと能力が変わる。毎回同じ最終戦を繰り返すことにはならない。
ミスは巻き戻せない。序盤に置いた1つの装備が、最後の1戦まで足を引っ張り続けることもある。
Steam版の通常価格は1,999円で、リリース記念の35%オフによって現在は1,299円。対応プラットフォームはWindows / macOS / Linuxの3種類で、Steam実績、コントローラーのフルサポート、クラウドセーブ、ファミリーシェアリングに対応している。シングルプレイ専用。
対応言語は日本語を含む20言語。ここは分けて確認しておく必要があって、Steamの言語表でフルオーディオに印が付いている言語は1つも無い。日本語も英語も、対応しているのはインターフェースと字幕までということになる。もともと音声演技を前面に出すタイプの作品ではないみたいだね。


無料の体験版は2026年2月19日から公開されていて、こちらは781件のレビューで87%が好評という数字が出ている。製品版の中身を絞って、ターン制の戦闘・インベントリ管理・アイテム同士のシナジーという核だけを触れるようにしたものだ。買う前に配置パズルの相性を確かめておける、という意味では親切な作りにゃ。
装備を1マス動かすだけでパーティの噛み合いが変わる。その一手を悩める人ほど、このゲームの時間は長くなる。
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