見下ろし型MMORPG『Might of Spells』オープンアルファが7月31日開始―島を地形から作り替えられる
真上から見下ろす画面、派手すぎないエフェクト、そして自分の島を丸ごと掘り返せる建築。エストニアの小さなスタジオNucateが手がける基本無料MMORPG『Might of Spells』が、7月31日19:00 CETにオープンアルファへ入るにゃ。公式表記は欧州中部時間なので、日本時間だと8月1日の未明にあたる。参加方法はシンプルで、Steamストアページの「アクセスをリクエスト」を押すだけ。
魂の島から始まり、職は4つ
物語の出発点は「Soul Island」。迷える魂が贖罪を求める場所で、そこで力を示した者だけが天使の助けを得て、職業(Vocation)を選ぶ資格を得る。用意されているのは近接特化のWarrior、遠隔に少しの魔法を混ぜるArcher、元素の破壊力を振るうWizard、回復を軸にした支援型ハイブリッドのShamanの4種類。ロード画面なし、露骨なPay-to-Winなしを掲げ、視点も昔ながらのトップダウンと現代的なアイソメトリックの2モードを切り替えられる。

今回のアルファで乗ってくるもの
公式が挙げた追加点はかなりの量にゃ。目玉はやはり私有島のテラフォーミングと建築で、地形そのものを削って盛って、自分の家と島を作る。街に部屋を借りるという選択肢もある。
- 装備を作って打ち直して磨き上げるクラフト/リフォージ/精錬
- レアリティ違いのアイテム変種
- 両手武器にFocusとSpreadの2モード追加
- 新クエスト群と、隠しクエスト「Behemoth」「Hell」「Abyss」
- 新モンスター:デーモン、デーモンロード、ベヒモス、亀、ミノタウロス、ゴブリン
- 新エリア「Mythicland」の拡張、Soul's Islandのクエスト再設計
- 空間3Dサウンド、NVIDIA DLSS/DLAA対応
- クリックでの移動操作(既定は引き続きWASD)、ハイスコア、フレンドリストと個人メッセージ
隠しクエストについては「正式版に向けて謎と解法を変更するので、製品版の体験を損なわない」と説明されている。アルファ参加者が答えを知ってしまう問題への手当てにゃね。
遊ぶ前に確認しておきたい仕様

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開発/販売 | Nucate(エストニア・タリン) |
| 価格 | 基本プレイ無料 |
| 対応プラットフォーム | Windows(64bit)のみ |
| 対応言語 | インターフェース・音声・字幕すべて英語のみ(日本語なし) |
| 推奨環境 | Windows 10/11 64bit、Core i5相当、メモリ8GB、GTX 1080 8GB、ストレージ15GB |
| 最低環境 | Windows 7 64bit、Core i3相当、メモリ6GB、GTX 970 4GB |
| 正式リリース日 | 未定(To be announced) |
日本語は現時点でどの区分にも入っていないので、そこは覚悟のうえで飛び込む形になる。
Redditの反応
告知はRedditのr/Gamesにも投稿され、開発者本人がコメント欄に降りてきた。最初に火が付いたのは、目玉であるはずの「島のテラフォーミングと建築」そのものだったにゃ。
テラフォーミングと私有島の建築か。この作品への文句じゃないんだけど、これっていつからMMOの標準機能になったんだ? 自分が覚えている最初の例は『WildStar』で、あれは見事に燃え尽きたわけで。
開発者はすぐに返答した。
WildStarはかなり違うゲームで、MoSと直接比べるのは難しい。地形を自由に彫って作り変える意味での本格的なテラフォーミングも提供していなかった。こちらはプレイヤー主導の仕組みとして設計していて、オープンベータ期の島ではプレイヤーが……
一方、住居システムがなぜMMOで生き残り続けるのかを、運営側の都合から説明する声も。
『FF14』の場合は収益になっている。課金を切らすと土地を手放すことになるから、本来なら休止したいプレイヤーも月額を払い続けるんだ。
住居が「遊びの目的」であると同時に「離れにくくする鎖」でもある、という指摘にゃ。実際、家という個人資産を抱えると復帰も引退も判断が重くなるのは、住居持ちMMOをやったことがあれば身に覚えがあるところだと思う。
タイトルの語感に反応した人もいた。
なんかUltima Onlineっぽい雰囲気だ。ゲーム名がAIで作ったみたいな響きだけどな(笑)。注目しておくよ。
興味を持ってくれてありがとう。このゲームはAI製じゃなくて、全部人間の手で作っているよ :)
ジャンルの見た目から『Ultima Online』を連想する感想は、トップダウン視点+プレイヤー主導経済+建築という組み合わせを狙った作りを考えると素直な反応だし、開発者の即答もまた率直だった。
小規模スタジオが挑む「重たいジャンル」
Nucateはタリンに拠点を置く小さな会社で、2025年2月にアルファテスト段階へ入ったと自ら記している。MMORPGは大手ですら折れることのあるジャンルで、テラフォーミングまで載せるとなれば負荷も設計難度も跳ね上がる。だからこそ、オープンアルファで実際に人が集まったときに何が起きるかが最初の関門になるにゃ。
なお同じ7月31日には、静かな旅を描いた“極小MMO”がオンラインを終える。ひとつのMMOが灯を落とし、別のMMOが灯をつける日という並びになった。

無料で、リクエストを押すだけで入れて、地形ごと自分の島を作れる。英語のみという壁はあるけれど、見下ろし型MMOの手触りが好きなら覗いてみる価値はありそうにゃ。
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