上田文人×須田剛一、雨の日の“飲み対談”が実現。『ROMEO IS A DEAD MAN』を軸に語られたモノづくり
作風だけ見れば、この2人ほど遠い場所にいるクリエイターもいないと思っていたにゃ。静けさと余白で語る『ICO』『ワンダと巨像』『人喰いの大鷲トリコ』の上田文人氏と、画面を血で真っ赤に染めるパンクな作家性の須田剛一氏。ところが実際は古くからの友人同士で、先日「雨の日のしっとり飲み」をしながらモノづくりを語り合う対談が公開されていた。
対談そのものの詳しい中身には深入りせず、ここではその背景にある須田氏の新作と、2人の立ち位置を自分なりに整理しておくにゃ。
そもそも『ROMEO IS A DEAD MAN』ってどんなゲーム


須田氏率いるグラスホッパー・マニファクチュアが2026年2月11日にリリースした、完全新規IPのアクションアドベンチャー。ジャンルはスタジオ自ら「ウルトラ・バイオレンス・サイエンス・フィクション」と名乗っていて、要は血みどろの怪物しばきアクションにゃ。
主人公はロミオ・スターゲイザー。怪物に襲われ死にかけたところを祖父の超技術で半死半生の身体として蘇り、FBI時空捜査官の候補生としてマルチバースの指名手配犯を追う……という設定になっている(公式サイト)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | ROMEO IS A DEAD MAN(ロミオ・イズ・ア・デッドマン) |
| 開発・発売 | グラスホッパー・マニファクチュア |
| 発売日 | 2026年2月11日 |
| 対応機種 | PS5 / Xbox Series X|S / Steam(Nintendo Switch 2版も開発中) |
| ジャンル | アクションアドベンチャー |
| 総監督・脚本・プロデューサー | 須田剛一 |
ポイントは、これがグラスホッパーにとって初の完全自社発売タイトルだということ。しかも須田氏名義の新規IPとしては『ノーモア★ヒーローズ3』以来、およそ5年ぶり。パブリッシャーを立てずに世に出すという構えからして、須田氏らしい振り切り方を感じるにゃ。
音楽も豪華で、ローンチトレーラーにはスチャダラパーの楽曲が使われている(公式YouTube)。この人選のセンスからして、もう須田ワールド全開という感じにゃ。
似てないようで、たぶん似ている2人
上田氏といえば、少ない言葉と広い余白で情感を立ち上げる引き算の作家。片や須田氏は、B級映画やパンクの熱量をそのまま叩き込む足し算の作家。表面のテイストは正反対に見える。
でも、どちらも「他の誰にも代えられない作家性」で作品を貫いている点は共通しているにゃ。上田氏は『ICO』でひとつの手のつなぎ方を、須田氏は『killer7』や『ノーモア★ヒーローズ』で独自の暴力と笑いの文法を確立してきた。ジャンルや見た目が違うだけで、「自分の芯からしか作らない」という一点で、この2人はかなり近い場所に立っている気がする。
だからこそ、こうして友人として飲みながらモノづくりを語り合う画が成立するんだろうにゃ。対談での具体的なやり取りが気になる人は、ぜひ元記事の方を読んでみてほしい。
『ROMEO IS A DEAD MAN』はSteamで配信中。血の量に耐性がある人向けだけど、須田剛一という作家の現在地を確かめるにはうってつけの一本にゃ。
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