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Steamクライアントベータにスクリーンセーバー機能、ホーム画面「Big Art Mode」も追加

投稿: 2026/09/11by tobariware5分で読めます
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Steamのベータクライアントが9月10日に更新された。今回はホーム画面まわりに手が入っていて、ゲームのキーアートを画面いっぱいに見せる「Big Art Mode」と、しばらく触らないと動き出すスクリーンセーバーが同時に追加されている。どちらもデスクトップ版のBig PictureモードとSteamOSのゲーミングモード、両方で使える(Steamクライアントベータ 公式アナウンス)。

スクリーンセーバーは2種類、自分で用意したものも読み込める

設定の「カスタマイズ」に Screensaver の項目が増えた。標準で選べるのは2つで、初期選択は「Game Slideshow」。最近遊んだゲームのアートワークを順に映していくもので、設定次第では自分が撮ったスクリーンショットを混ぜることもできる。もう片方は昔ながらのバウンドするロゴ——真っ黒な画面をSteamのロゴが跳ね回るだけの、いさぎよいやつ。

面白いのは、この2つで打ち止めじゃないところ。以前から用意されている起動ムービーと同じ仕組みで、Steamのインストール先にある `config\uioverrides\screensavers` フォルダへ置いたものを読み込んでくれる。Windowsなら `C:\Program Files (x86)\Steam`、Linux系なら `~/.steam/root` の下だね。自作の取っかかりとして、バウンドロゴのほうの中身が `steamui\screensavers` に入っているので、それを見本にしてくれ、という案内も添えられている。

設定画面には切り替え用のプルダウンのほかに、選んだものをその場で確かめる Preview ボタンと、何分放置したら起動するかを決める電源設定へのリンクが並んでいる。同じ画面のすぐ上に起動ムービーの一覧があるので、見た目まわりの設定がひとまとめになった格好。

ホーム画面をキーアート1枚で埋める新表示モード

もう一方の目玉が Big Art Mode。設定の「ホーム」から有効にすると、ホーム画面が別レイアウトに切り替わる。Valveの説明では「Recent Games で選んでいるタイトルの背景アートを強調する、ホーム画面の代替レイアウト」とされていて、実際の画面では最近遊んだゲームの列が下のほうへ下がり、空いた上半分がまるごと1本ぶんのアートで埋まる。ニュースやストアのおすすめが引っ込むぶん、据え置き機のホーム画面のような静かな見た目になるにゃ。

ホーム画面はもうひとつ変わっていて、「Recommended」タブに Personal Calendar が入った。日付ごとの枠に、その日発売・配信予定のタイトルがカードで並ぶ形式。おすすめの並びから逆算して組まれるもののようで、公開された画面では1日あたり2本前後が横スクロールで続いていた。ライブラリの積みゲーを掘り起こす「Play next from your library」やディスカバリーキューへの導線も同じタブに同居している。

Protonの選択肢が常時表示になり、SteamOSはデスクトップ起動を選べるようになった

見た目以外もそれなりに動いている。Linux まわりでは「Select compatibility tool」のドロップダウンが常に表示されるようになった。これまでは互換ツールを触るのに一段深く潜る必要があったけれど、今回からは推奨されているツール(ネイティブ対応のゲームならSteamランタイム)が一覧の先頭に「Default」として出る。加えて「Proton Stable」のような別名も、そのままドロップダウンから選べる。Protonのバージョンを行き来して動く組み合わせを探すタイプの人には、地味に効く変更だと思う。

SteamOS側には「Default to Desktop Mode」のトグルがシステム設定に加わった。電源を入れたときにゲーミングモードではなくデスクトップモードで立ち上がる設定で、キーボードとマウスを繋いだ普通のPCとして使いたい場面を想定したものだろう。あわせて、スリープから復帰したときに直近の利用者が複数いるとどのアカウントで入っているかを知らせる通知が出るようになり、その通知からユーザーの切り替えもできる。電源メニューの確認ステップも整理され、「VRを終了」「デスクトップモードへ切り替え」には確認が付き、「スリープ」からは外れた。ゲームが動いたままシャットダウンする操作には、その旨の警告文が出る。

そのほかの主な修正はこのあたり。

  • Steamクライアントの起動が速くなった
  • Steam Inputの実行時CPU負荷と設定読み込みが改善
  • Windowsの一部D3D12ゲームで、ゲーム録画による負荷が軽くなった
  • D3D11/D3D12ゲームでスクリーンショットを撮った際のフレーム落ちを修正
  • 複数のウィンドウを作るVulkanゲームで、オーバーレイが描画されない問題を修正
  • リモート端末へのダウンロードにPINが不要に(インストールとストリーミングには引き続きPINが必要)
  • Linuxで、遅延の大きい回線でのダウンロード速度が改善

ベータへの参加自体は誰でもできて、デスクトップ版は設定 > インターフェース > クライアントベータへの参加、SteamOSは設定 > システム > ベータへの参加から切り替える。安定版クライアントへいつ降りてくるのかについては、今回の告知に書かれていない。

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