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相棒が敵の姿を借りて戦う。4人協力オープンワールドRPG『Taival』Steam早期アクセス開始

投稿: 2026/07/16by 編集部7分で読めます
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フィンランド語で「旅」を意味する『Taival』が、7月14日にSteamで早期アクセスを開始したにゃ。開発はフィンランドのBonobo Software、販売はLevel Up Gaming。ブロックを積んだような色鮮やかなオープンワールドを、最大4人で歩き回る協力アドベンチャーRPGだ。

開発陣が影響元として挙げているのは『Cube World』『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』『スカイリム』の3本(Steam)。見た目は完全に前者、遊びの骨格は後ろ2本、というのが分かりやすい説明かもしれない。

ヘンキは、倒した相手の姿を借りてくる

この作品の背骨は、プレイヤーに付き従う相棒「ヘンキ(Henki)」だにゃ。ヘンキは道中で出会った生き物の“本質”を吸収し、その姿へと変身する。そして形態ごとに、戦闘と探索の役割がまるっきり変わる。

公式が例として挙げているのは3つ。ダメージを受け止める巨躯の獣、崖をよじ登れる俊足の騎乗形態、そして影から獲物を襲う捕食者。つまりヘンキは、盾でもあり、乗り物でもあり、暗殺者でもあるということになる。新しい形態は世界を探索していく中で解放されていく。

面白いのは、成長の線が2本あるところにゃ。プレイヤー側はアビリティを覚え、戦闘技術を磨き、釣りのレベルを上げていく。いっぽうヘンキ側は新しい生き物の形態を習得し、騎乗アビリティを伸ばして移動を速くしていく。自分を育てるか、相棒を育てるかが別々に走る構造になっている。

ソファの2人とオンラインの2人が、同じ卓に着ける

協力プレイは最大4人。ここが地味に効いているのだけど、ローカルの分割画面とオンラインのプレイヤーを、同じセッションに同時に混ぜられる。隣に座った友人と分割画面で遊びつつ、遠方の友人がオンラインで合流する、という組み方ができるわけにゃ。この手の作品でローカルとオンラインを排他にしない実装は、そう多くない。

進行は共有される。さらに「グループクエストダイアログ」という仕組みがあり、全員が同じクエスト会話を追いかけながら、カーソルで選択肢を提案し合えるようになっている。誰か1人がホストとして勝手に会話を進めてしまう、あの気まずさへの回答だと思われる。

世界は手作りで、なだらかな高地、深い森、古代遺跡といった複数のバイオームが繋がった作り。クエストの幅も広く、盗まれた作物を取り返してほしいという農夫の頼みごとのような小さなものから、蛮族の野営地に殴り込む大立ち回りまで用意されている。

ゴールは1ユーロだった

このスタジオ、経緯がなかなか変わっているにゃ。Bonobo Softwareが立ち上がったのは2022年。コロナ禍のロックダウン下で、「遊ぶに値する協力型マルチプレイRPGが無い」という不満を共有した大学生2人から始まり、いまは4人チームになっている。

そして今年5月、10日間でSteamウィッシュリスト1万件を突破した直後に、目標金額1ユーロのKickstarterを立ち上げた。当然というべきか、100%達成までにかかった時間は1分未満。「パブリッシャーからはやめておけと言われた。それでもやった」というのが本人たちの弁だ(Games Press)。資金調達というより、注目度を可視化するための一手だったのだろう。

日本語は入るが、音声は英語だけ

買う前に見ておきたいのがここにゃ。日本語はインターフェースと字幕に対応しているが、フルボイスは英語のみ。Steamの言語表記でアスタリスクが付いているのは英語だけで、日本語を含む他8言語は音声非対応となっている。ボイスを日本語で聴きたい向きは、期待しないほうがいい。

対応プラットフォームはWindows(10/11)のみで、MacとLinuxは非対応。

項目内容
早期アクセス開始2026年7月14日
価格¥2,600 → ¥2,080(20%オフ・7月28日まで)
開発 / 販売Bonobo Software / Level Up Gaming
対応OSWindows 10/11(Mac・Linux非対応)
日本語インターフェース・字幕のみ(音声は英語のみ)
協力プレイ最大4人(分割画面+オンライン同時可)
必要スペック最低:GTX 1660 Ti / RAM 8GB ・ 推奨:RTX 3060 Ti / RAM 16GB

ストレージは5GBと、オープンワールドとしてはかなり軽い。無料の体験版も配信中なので、スペックや操作感が不安なら先に触れる。

出だしのユーザーレビューは「賛否両論」

正直に書いておくと、滑り出しは手放しで褒められる数字ではないにゃ。執筆時点でのSteamユーザーレビューは「賛否両論」(26件中69%が好評)。母数がまだ小さいので評価が固まったとは言えないものの、EA初日らしい荒さを指摘する声はあるとみられる。

開発側が想定する早期アクセス期間は6〜12ヶ月。現行のEA版に入っているのは、自由に探索できるオープンワールド、遊べるクエストライン、初期版の職業とクラフト、複数種類の武器など。製品版に向けては、複数のバイオームとゾーンをまたぐメインクエストラインの拡張が予定されている。加えてコンテンツの追加に合わせて価格を段階的に引き上げる方針も明記されているので、20%オフの今が最安になる可能性は高い。

4人で遊べる早期アクセスの協力作としては、以前取り上げた『森林脱出:終電』とも並べて考えたくなるところにゃ。

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倒した相手が、そのまま次の移動手段になり、盾になり、奇襲役になる。この一点の気持ちよさがちゃんと転がるなら、あとは中身が積み上がるのを待つ価値のある一本だと思うにゃ。

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