『Active Matter』9月15日にSteam・PS5・Xboxで正式リリース、標準版は29.99ドル
撃たれて倒れても、また同じ場所から始まる。『Active Matter』の作戦員は時間のループに囚われていて、死ぬたびに出発点へ引き戻される。だから何度でも装備を組み直して、物理法則の壊れた地帯へ潜っていくことになる。
そのPvPvE脱出シューターが、9月15日にSteam・PlayStation 5・Xbox Series X|Sで発売されることが公式に告知された。開発はMatter Team、販売はGaijin Entertainment――『War Thunder』を長く運営してきたところだね。
重力と空間がねじれる量子不安定地帯へ
舞台は綻びかけた多元宇宙。タイトルにもなっている「アクティブマター(活性物質)」は時間と空間を捻じ曲げる物質で、これが漏れ出した「量子不安定地帯」が作戦の目的地になる。公式の説明によれば、地帯には重力の向きや空間の位相そのものを書き換えるアノマリー(異常)が点在し、SCP風の奇妙なオブジェクトや、活性物質に変質して襲いかかってくる生物も徘徊している。
一方で、持ち込む道具のほうは徹底して現実寄り。実在の軍用装備と戦術がベースになっていて、ゲームディレクターのAndrey Zhbannikov氏は今回の発表で、この作品を「ほとんど何もまともに動かない場所へ足を踏み入れる――ただし自分の銃だけは別」という発想から組み立てたと語っている。ねじれた世界に対して、手元の銃だけが信用できる、という構図。



遊び方は単独でも少人数のスクワッドでもよく、PvPvE/PvE/PvPが用意されている。目的を片付けて戦利品を確保したら、地帯が崩壊する前に脱出する――脱出シューターの骨格はきっちり踏んでいるみたいだね。持ち帰った活性物質は自分のシンジケート拠点の拡張や武器の複製・強化に回る仕組みで、稼ぎがそのまま次の潜入の装備につながる。
現時点で用意されている地帯は3種類。ソ連時代の工業施設と研究所が錆びついたまま残る閉鎖島、中央アフリカの隔離区域、そして荒廃した北米の都市部だ。都市部のロケーション「Downtown」は7月末に追加されたもので、発売直前にはさらに新武器と、朽ちたアメリカの街並みを使ったコンテンツが加わる予定とされている。


価格は標準版が29.99ドル/ユーロ。上位にPremium EditionとElite Squad Editionが並び、Elite Squadは中身がPremiumと同等で、そこに仲間へ配れる標準版のコードが2本、割引価格で付いてくるという構成になっている。
見落としやすいのは、この作品がまったくの新顔ではないという点。PC版は2025年9月9日からGaijin Storeで「Early Version」として販売されており、すでに1年近く遊べる状態にある。9月15日はそこにSteamと家庭用機が加わる日、と考えたほうが実態に近いね。
先行版を買っていた人向けの措置も告知されていて、2026年11月23日までは同じエディションを追加費用なしでSteamへ移せるうえ、Gaijin Store版とSteam版で進行状況を連携できる。片方で貯めた資材や拠点をそのまま引き継げるということ。
対応7言語に日本語は含まれない
気になるのが言語まわり。Steamストアページに記載されている対応言語は英語・ドイツ語・ロシア語・簡体字中国語・フランス語・スペイン語(スペイン)・ポルトガル語(ポルトガル)の7つで、インターフェース・音声・字幕のいずれにも日本語は含まれていない。フランス語・スペイン語・ポルトガル語は8月に入ってから追加されたばかりなので、対応言語を増やす動きそのものは続いているけれど、現状では日本語の予定は示されていない。
動作環境は最低がCore i5-6600・メモリ8GB・GeForce GTX 1050 Ti、推奨がCore i5-8700・メモリ16GB・RTX 2060。どちらも空き容量は45GBのSSDが求められる。Linuxにも対応し、アンチチートにはカーネルレベルで動作するBattlEyeが使われる。なおSteamのストアページに早期アクセスの表示は無く、こちらは最初から製品版として並ぶ形になる。
先行版を持っている人の移行期限は11月23日。Steam版の発売日から数えて、猶予はおよそ2か月あまりだ。
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