『METRO 2039』2027年2月5日発売決定、PS5 Pro実機の初ゲームプレイ映像を公開
崩れかけた高架橋の下に日が沈み、濁った水面に光が散る。今回公開された3分ほどの映像は、地下ではなく地上のそんな風景から始まる。『METRO 2039』の発売日が2027年2月5日に決まり、あわせて家庭用機では初となる実機プレイ映像が出てきたにゃ。
対応はPS5、Xbox Series X|S、PC(Steam / Epic Games Store)。プラットフォームごとの時間差はなく、Deep Silverの告知では全機種同時としている。PlayStation Storeの解禁は2027年2月5日午前1時、つまり2月4日の深夜だね。
ウィッシュリスト登録は各ストアですでに受付中で、予約の開始は2026年内を予定している。コレクターズエディションも動いていて、被れるスパルタンヘルメットのレプリカが同梱されることだけが先に明かされた。同梱物の全容と価格は後日発表となる。
ダムの要塞を目指す3分間、地上は数秒で放射線まみれになる
映像の中でストレンジャーが向かうのは、近くのダムの内部に築かれたノヴォライヒの要塞。ただ歩くだけで命に関わる場所で、地上に出て数秒で放射線を浴び、見上げれば崩れた集合住宅がいくつも影を落としている。
戦い方は選べる作りになっている。シャトゥーンライフルをチャージして消音のヘッドショットを狙う、火炎瓶で部屋ごと片づける、崩れる瓦礫の間を縫ってドゥプレットショットガンでとどめを刺す——4A Gamesはこの3つを例に挙げていて、放射線と装備をやりくりしながらその場ごとに手を決めていく形らしい。腕の時計がフィルターの残り時間を刻んでいくのは、シリーズを遊んだ人には見覚えのある光景だと思う。


家庭用機での初お披露目に、あえて物語ではなく生の戦闘と環境描写を選んだのは、2019年の『Metro Exodus』からの進歩を見せたかったからだという。一人用の物語重視のFPSであることは変わらない、とも念を押している。
発売時点で、PS5・PS5 Pro・Xbox Series Xにレイトレーシング込みの60fpsパフォーマンスモードが用意される。今回のトレーラーもPS5 Proのパフォーマンスモードで、60fpsのまま撮られたものだ。Xbox Series Sについては今回言及がなかった。
自社製の4A Engineは歴代作でずっと使われてきたエンジンだけど、レイトレーシングを前提に一から組み上げたのはシリーズで『METRO 2039』が初めてになる。2021年の『Metro Exodus Enhanced Edition』はPS5で60fpsのレイトレーシングを成立させた早い例のひとつで、そこからの数年ぶんの蓄積が今回に入っているという説明だね。技術面やモードの詳細、各エディションの内容は発売までの数か月で順次公開するとしている。

主人公にはじめて声がつき、地下はノヴォライヒの支配下にある
舞台は核戦争から四半世紀が過ぎたモスクワで、『Metro Exodus』の2036年から3年後にあたる。長く争い続けてきた地下の勢力はひとつの旗の下にまとまり、それがノヴォライヒ。率いるのは狂信的なスパルタン、ハンターだ。プロパガンダと恐怖で人々を従わせ、地上の「暗く恐ろしい敵」との新たな戦争を掲げている——というのがDeep Silverの説明。ハンターという名前はシリーズを追ってきた人ほど引っかかるところだけど、彼がどうやってフューラーの座に着いたのかは、まだ何も出ていない。

操作するストレンジャーは元スパルタンの戦士で、街から離れた荒野で隠れるように暮らしていた男。暴力的な白昼夢に苛まれていて、過去の亡霊に追い立てられる形でモスクワの廃墟へ引き戻される。身につけたスパルタンの装甲は「狼」の印であり、英雄にすら見えかねない——けれど彼はそれよりずっと悪いものだ、という紹介のされ方をしている。
大きな変化として、今回は主人公に声がついた。歴代のアルチョムは章の合間の語りを除けば劇中で口を開かなかったけれど、ストレンジャーは喋る。内面や葛藤をプレイヤーが直接受け取れるようになり、シリーズとして新しい語り口が開けた、と4A Gamesは書いている。
そのスタジオはウクライナで生まれ、今も構成員の大半がウクライナ人で、25以上の国籍のメンバーが集まっている。ウクライナに残る仲間が置かれている状況がこの物語の書き方を変え、シリーズで最も暗い一章になったことは、開発元自身が明言しているところ。原作者のドミトリー・グルホフスキーとは今回も共同で話を組み立てており、掲げられた3つのテーマは「沈黙の代償」「専制の恐怖」「自由の値段」だ。
地下で何が起きて、地上のモスクワがあの色になったのか。その3年間は、まだひとつも明かされていない。
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