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『PixARK』初の大型DLC『Terracrypt』配信 ― 地下13バイオーム・11ボス、同接は6年ぶりの水準へ

投稿: 2026/08/31by tobariware6分で読めます
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Steamの同時接続者数が2,700人台。数字だけ見れば大きくないけれど、これが2018年に早期アクセスへ出た『PixARK』のものだと知ると印象が変わる。この1年、月ごとのピークはおおむね200〜600人で推移していた作品にゃ。この水準まで人が戻ったのは2020年6月以来になる。

理由ははっきりしている。8月27日午前10時、初の有料DLC『PixARK - Terracrypt - Expansion Pack』が配信された。恐竜とボクセルの世界に、地下がまるごと一つ増えた形になる。

Terracryptで降りていく先は、3つの層に分かれた地下世界。公式が挙げている内訳は、13種類の地下バイオーム、地下にしか出てこない65種のクリーチャー、そして11体のボスだね。層を降りるごとに環境の条件が変わり、資源も生存のルールも組み替わる作りになっている。

発光する菌類が天井から垂れ下がる森、結晶が林立する空洞、溶岩の上に街が建つ最下層——同じ「地下」でも景色の振れ幅がかなり大きい。

技術面では、蒸気とガスを動力にした新しいティアが追加されている。エングラム画面にはガス機関車や自動生産まわりのレシピがずらりと並んでいて、地下を掘って回るための移動手段そのものが技術ツリーに組み込まれている格好。光合成や遺伝子まわりの技術で作物や生き物を育てる方向にも枝が伸びている。

ボリュームについて、開発元は「ソロでストーリーと進行を一通り追うと、控えめに見積もっても200時間を超える」と書いている。サンドボックスなので人によって差は出るとも添えてあるにゃ。

初のメインストーリー、地下文明の対立を渡り歩く

Terracryptで一番大きな変化は、バイオームの数でもボスの数でもなく、これが『PixARK』にとって初めての「メインストーリー」だという点だと思う。

筋書きはこう。乗っていた船が撃墜され、受信するはずのなかった救難信号を追って地下へ降りていく。そこで待っているのは千年続く文明同士の対立で、プレイヤーは分裂した勢力のあいだを渡り歩きながら同盟を組み直していくことになる。地下に住む人々にはそれぞれの拠点と立場があり、会話を通して物語が進む。

放り出して終わりだった従来の入り口に、案内役がついたとも言える。開発元も「新規のプレイヤーがいきなり暗闇に投げ込まれないよう設計した」として、本編未経験でもTerracryptから始められると明言している。実際、蘇生アイテム「リバイバルドール」や近くの収納箱から直接クラフトできる仕組み、騎乗中のクリーチャーを素早く切り替える機能など、遊びやすさ側の改修がまとめて入った。

一方で、配信初期に見送られたものもある。公式PvPサーバーは当面開かない。アンチチートやバランス調整、不正への対応が整うまでは開けないという説明で、まずはサーバーの安定に人員を回すとしている。本編で育てたキャラクターやクリーチャー、資材をTerracryptへ持ち込むサーバー間転送も、当初は止まったままだね。

価格まわりも動いている。Terracrypt本体は1,350円で、リリース記念の10%オフが効いて1,215円。あわせて本編『PixARK』が75%オフの575円になっていて、これは同作の歴代最大の値引きになる(これまでの最安は57%オフ)。

商品通常価格割引後
PixARK(本編)2,300円575円(75%オフ)
PixARK - Terracrypt(DLC)1,350円1,215円(10%オフ)

どちらの割引も9月8日午前2時まで。本編とTerracryptをセットにしたバンドルなら、この割引にさらに10%が乗る。

もうひとつ、期限が近いのが本編の無料開放。9月1日午前2時(=8月31日の深夜)まで、本編をそのまま遊べる。DLCの購入には本編が必要なので、地下へ降りたいなら先にここを押さえておく手がある。

対応プラットフォームはWindowsのみ。言語は日本語を含む13言語に対応しているけれど、対応しているのはインターフェイスと字幕までで、音声はどの言語にも用意されていない。

8月31日のVer.1.229まで、修正が続く

人が戻った分、負荷も一気にかかった。配信直後からロード失敗やデスクトップへの強制終了が報告され、開発元は8月28日に既知の不具合と修正状況を並べた告知を出している。翌29日にはコントローラー使用時のクラッシュとキャラクターモデルの表示不具合を直すクライアント更新、8月31日にもVer.1.229の配信に合わせて約1時間のサーバーメンテナンスが告知された。メインクエスト「A Deadly Threat」でNPCが正しく出現せず進行が止まる件も、回避方法と修正時期が個別に案内されている。

その影響はレビューにも出ていて、8月31日時点のTerracryptは63件中42件が好評の「賛否両論」。本編のほうは13,449件中72%が好評で「やや好評」だから、DLC側だけ評価が割れている状態にゃ。「Terracrypt配信以降の体験を損ねてしまったことをお詫びする」と開発元自身が書くくらいには、荒れた滑り出しではあった。

ちなみに200時間という数字は、レビューの世界だと少しばかり厄介な位置にある。プレイ時間200時間を超えたSteamレビューは否定的な割合がまた増える、という調査結果が出ているにゃ。

📄 Steamレビューは200時間超で辛口が再び増える ─ 28.2%がネガティブ、論文が示したやり込み層の不満

長く止まっていた作品に久しぶりのDLCが届く例は、今年ほかにもある。『Darkest Dungeon』は6年ぶりの新DLCで、続編から決闘士と逃亡者を本編へ呼び戻した。

📄 『Darkest Dungeon』に6年ぶり新DLC配信 ― 続編出身の決闘士と逃亡者、火傷ダメージが本編へ

『PixARK』の全期間の最高同時接続は、早期アクセスが始まった2018年に記録した14,014人。今回の2,700人台はその5分の1にすぎないけれど、開発元は配信後の告知で「今後のアップデート計画は順次公開する」と書いている。Terracryptを終点ではなく起点と見ているなら、この数字が来月どうなるかのほうが本題になる。

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