『世界虚構管理連盟: WPCA』PS5/PCで2028年に、ソウル支部の「隔離者」が巨大怪異を封じるアクションRPG
韓国・ソウルの地下鉄。停車したままの車両、誰もいないホーム、そこに「TRACK 03」の表示を押し潰す大きさで居座る蜘蛛じみた何か——KRAFTON傘下のスタジオ5minlabが作る新作アクションRPG『世界虚構管理連盟: WPCA(WPCA: World Phasebound Control Authority)』が、9月3日22時から放送された「State of Play」で正式に姿を見せた。PS5版は2028年に出る予定で、PC版はSteamで配信される。
舞台はソウル、プレイヤーは連盟ソウル支部の「隔離者」になる
Steamのページは、いきなり標語から始まる。「世界は繰り返されない。神秘は定義されない。虚構は疎通しない。混沌は整列されない。」——説明文より先にこの4行が置かれていて、作品の宣言をそのまま看板にした格好だね。
プレイヤーが所属するのは世界虚構管理連盟のソウル支部。肩書きは「隔離者」で、手にするのは中枢干渉計という装備。人類の永遠の安全のため隔離区域へ飛び込む、というのが任務の建て付けになっている。相手は英語版で Phasebound Horrors と呼ばれ、日本語では「虚構」。現実に染み出してきた超自然的な現象が、奇怪に変奏された姿で立ち塞がる。
公開されているスクリーンショットを並べると、その「隔離区域」の温度がよく分かる。灯りの落ちた地下鉄トンネル、鏡張りのエレベーター、曇天の草原にぽつんと立つ一本の木と電柱の列。ざらついたVHS風の画面に骸骨の映るテレビと「Any object that should not be touched」の一文だけが出るカットもあって、怪獣を斬るアクションの手前に、静かで居心地の悪い空気がしっかり敷かれている。



巨大怪異との連戦が軸。倒した残骸から次の武器を作る
売りとして挙げられているのは4つ。「圧倒的スケールのボスリッシュ」「究極のスタイリッシュアクション」「戦略的な成長とカスタマイズ」「ソロ、または協力狩り」。順に読むと、何をやりたいゲームなのかは思いのほかはっきりしている。
戦闘の中心は、現代の常識では説明のつかない巨大な相手との激戦。空間が裂けるような機動で敵の弱点へ瞬時に踏み込み、巨大怪獣を狙った位置へ引き寄せて無力化する、と書かれている。ただ振り回して削るのではなく、相手をどこへ動かすかまで含めた手触りが想定されているようだ。実際、スクリーンショットに写る戦場は駅のホームやトンネルといった閉じた空間ばかりで、規格外の大きさの怪異がそこへ無理やり詰め込まれている。防護服姿の職員が逃げ惑う横で、刃のような腕が床を薙ぐ。スケールの見せ方は分かりやすく気持ちよさそう。


成長まわりは討伐後の素材が軸になる。倒した怪獣から得た残骸を持ち帰り、より強力な武器と中枢干渉計を製作する。そこへ武器ごとのメカニクス、スキル、多彩なパッシブと装備、さらにランダムオプションが乗って、自分用のビルドが組み上がっていく。ジャンル表記にアクションとRPGの両方が並んでいるのは、この部分があるからだろうね。
協力プレイはオンラインで最大3人。ここの説明の書きぶりが少し変わっていて、「友人である必要はなく、それぞれの役割も重要ではありません」「ただ、あなた自身が華々しく活躍すればいいのです」と続く。盾役と回復役を揃えて挑むタイプではなく、ソロと協力を好きに行き来しながら各自が暴れる形を狙っている、と読める。野良で組んで成立する狩りゲーを目指しているわけだ。
作っている5minlabは2013年設立の韓国のスタジオで、『Smash Legends』などを手がけたのち2022年2月にKRAFTONが買収している。KRAFTONは崩れた六道の断片から生まれた島を舞台にするトップダウンARPG『TARAE: The Unbound』も並行して抱えていて、東アジアを土台にしたアクションRPGを別々の角度から複数走らせている状況になってきた。
開発チームがSteamに出した告知によれば、クローズドアルファテストの日程と参加方法は10月に公式チャンネルで案内される予定。ストアページ自体は3月の時点で「開発中のプロジェクト」として先に立っており、今回そこへ正式タイトルが乗った形になる。
配信時期はPS5版が2028年、PC版はストア上でまだ「発表予定」のまま。対応言語は日本語・韓国語・英語の3つで、この3言語ともインターフェイスと字幕に対応と示されている。一方で音声の欄には、現時点でどの言語にもチェックが入っていない。コントローラーはフルサポートで、DualSenseにも対応する。
必要スペックはすでに公開済み。CPUとメモリーは最低・推奨で共通の要求だけど、GPUと想定する動作には差が付いている。
| 項目 | 最低 | 推奨 |
|---|---|---|
| CPU | Core i5-10400 / Core i3-12100 / Ryzen 5 3600 | Core i5-10400 / Core i3-12100 / Ryzen 5 3600 |
| メモリー | 16GB | 16GB |
| GPU | GeForce GTX 1660(VRAM 6GB) / Radeon RX 5500 XT(VRAM 8GB) | GeForce RTX 2060 Super(VRAM 8GB) / Radeon RX 6600(VRAM 8GB) |
| ストレージ | 30GB(SSD必須) | 30GB(SSD必須) |
| 想定する動作 | 最低設定で1080p / 30fps(720pからのアップスケール) | 中設定で1080p / 60fps(フレーム生成を有効化) |
DirectStorageにも対応するとのこと。
発表から配信まで、順調にいっても2年以上ある。次に手触りが分かるのは、クローズドアルファの募集要項が出る10月ということになるにゃ。
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